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【ソライロ遍路紀行48日目-1】へんろ小屋で手打ちうどんのお接待、七十一番札所~七十二番札所

2016-05-08 09.37.38_ため池と小さな山

※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。

5月8日、お遍路48日目その1。
お遍路48日目はため池のほとりで目覚め。ひっそりとした静かな夜だったが、魚がたてた音を人の気配と勘違いして目が覚めてしまい、若干寝不足気味だった。

47日目はこちら。
47日目-1 雲辺寺を下山し六十七番札所大興寺、観音寺市を歩く
47日目-2 六十八番札所~七十番札所、銭形砂絵を眺めため池のほとりで野宿

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朝飯

朝飯は昨日の残りの唐揚げで、にんにく醤油唐揚げパスタに挑戦!はじめて作ったが悪くない。大根おろしが合いそうだった。

2016-05-08-05.17.03_にんにく醤油唐揚げパスタ

今日の予定

今日は三豊市を出発し、まずは8キロ先の七十一番札所弥谷寺を目指す。すぐに善通寺市に入り、3,4キロの間に七十二、七十三番がある。さらに2,3キロで七十四番、市の名前にもなっている七十五番札所善通寺がある。次の札所が4キロ先。丸亀市に入り、また4キロほどで七十七番札所。距離的にはこのあたりまでが視野に入る。ただ今日の後半は住宅街、町中を歩くことになりそうなので、野宿場所に苦労しそうな予感がある。たのみは遍路小屋、町中の公園はトラブルのもとなのでなるべく避けたいところだ。あとはうどん屋探し!手当たり次第うどんを食べようと思う。

パッキング完了。今日も天気良し。6:15に天保山親水公園を出発。

2016-05-08 06.15.02_パッキング完了

へんろ小屋茶処高瀬でお接待

ため池を出発。

それにしてもあちこちにため池、農業用なのだろうか?今日は風がないので水面がきれい。

2016-05-08 07.01.35_朝のため池

家の横に何気なくある古い遍路石。

2016-05-08 07.20.22_遍路石

すぐ先に遍路小屋の看板があった。遍路小屋の看板なんて珍しい気がする。

ヘンロ小屋茶処高瀬。お茶っ葉の形をした屋根が特徴的なまだ新しい小屋のようだ。

まだ歩きはじめて1時間なので休まず先に進もうと思ったが、小屋を掃除している女性の方に「休んでいってください」と声を掛けられ、少し腰を下ろすことにした。

小屋内にはお接待表なるものや、たくさんの写真が貼られてた。

2016-05-08 07.26.45_小屋内
2016-05-08-07.28.36_お接待表
2016-05-08 07.28.59_小屋内に貼られた写真

座っているとコーヒーを入れてくださった。たくさんのお菓子もいただく。コーヒーも美味しいしお菓子は行動食としてありがたくいただいた。感謝の極み(人)。

2016-05-08 07.36.21_コーヒーのお接待
2016-05-08 07.38.55_お菓子もたくさん

コーヒーをいただきながらお話をする。このあたりに美味しいうどん屋がないか聞いてみたところ、もう少し待って貰えれば、ここで手打ちうどんのお接待があると教えていただいた。

この上うどんまでお接待していただくのは申し訳ない気持ちもあったが、せっかくなので待たせていただくことにした。地元の方々がグループでお遍路さんのお接待をしているらしく、その後もぞくぞくと人がやってくる。うどんを待っている間に、このあたりにため池が多い理由を聞いてみた。

香川は山が小さく川が少ない。富士山型の小さな山しかない。なので水が足りなりないので、ため池がたくさんある。今でこそ香川用水ができ、お米作りも行えるようになったそうだが、昔は水が足りないので麦しか作れなかったそうだ。。たしかに香川に入ってからやたらと麦畑が目につく。なるほどぉ~。香川でうどんが発展したことときっと関係があるのだろう。

うどんが来ました(≧∇≦)/

2016-05-08 08.21.24_手打ちうどん
2016-05-08 08.22.43_うどんをいただくの図

讃岐うどんめぐりをしたいなぁと思っていた矢先に、うどんをごちそうになる幸せ。朝からお腹いっぱいに(‘ᴗ’)。

八丁目大師堂で冷たい足湯とお遍路猫

1時間も長居してしまったので先を急ごう。

落合大師堂。

2016-05-08 09.19.31_落合大師堂

へんろ道のみちしるべシール。

2016-05-08 09.21.55_へんろ道のみちしるべ

ため池と小さな富士山型の山。たしかにああいう山ばかりだと、大きな川はないよね。

2016-05-08 09.37.38_ため池と小さな山

少し坂道になってきたのでお寺が近いかもしれないなぁと思っていたところ、昨日もお会いしたツェルトお遍路さんが後ろからやってきた。お話しながら少し一緒に歩く。自分のためにお遍路をしているのに、縁もゆかりもない人から 「がんばってください」 と応援をされるのがとても不思議と言われていた。そう、まるでマラソンとか駅伝の選手みたいに沿道の人が応援してくれるのは、ちょっと不思議な気持ちになる。もしかしたら彼らはお遍路さんに何かを託しているのかもしれない。自分もお遍路をしたいがいろいろな状況で今は行けない、その自分も分も・・・「がんばってください」という言葉にはそういう想いがつまっているとしたら・・・より力が湧いてくるのを感じる。

八丁目大師堂があった。

2016-05-08 09.39.26_八丁目大師堂
2016-05-08 09.39.43_大師堂建物
2016-05-08 09.39.46_八丁目大師堂

大師堂の建物のすぐ横には、足湯があった。冷泉らしい。お遍路さんは先に行かれたが、これは気持ちよさそうだと思い、少し浸かっていくことにした。

2016-05-08 09.39.53_冷泉の足湯
2016-05-08 09.41.41_気持ちよさそう
2016-05-08 09.43.07_冷泉の足湯に浸かる

ほんの10分程度だがいい気持ちだった。弥谷寺はもう近いはず、先に進もう。

足湯から少し歩くと、遍路道ににゃんこ先生がくつろいでいた、、w

2016-05-08 09.58.35_遍路道を塞ぐにゃんこ先生

あ、なんか邪魔しちゃ悪いなと思い端っこを歩こうとしたが、近づくと向こうの方に逃げていった。

歩いていく方向に走っていったがもうみえない。

2016-05-08 09.59.15_弥谷寺への遍路道

暫く進むと今度は横の草むらから颯爽とあられた!さっきの子だ。「お前は誰にゃ?」とでも言いたげな顔をしていたw

2016-05-08 09.59.25_お前は誰にゃ?の図

そうこうするうちに道の駅ふれあいパークみのに着いた。弥谷寺はもう目の前。

2016-05-08 10.02.22_道の駅ふれあいパークみの

七十一番札所弥谷寺

弥谷寺仁王門。山寺なので、ここからまだまだ登るようだ。

2016-05-08 10.13.47_弥谷寺仁王門

観世音菩薩像。

2016-05-08 10.16.58_観世音菩薩像

百八階段。

2016-05-08 10.18.10_百八階段

弥谷寺多宝堂。

2016-05-08 10.19.50_弥谷寺多宝堂

弘法大師像。

2016-05-08 10.20.34_弘法大師像

弥谷寺水場之洞。

2016-05-08 10.32.15_弥谷寺水場之洞

3,400段くらい登った末に一番上に本堂。本堂は標高382mだそうだ。

2016-05-08 10.31.05_弥谷寺本堂

大師堂入口。室内になっているので入口で靴を脱いで金剛杖を置いていく。

2016-05-08 10.49.52_弥谷寺大師堂入口

大師堂内。

2016-05-08 10.37.57_大師堂内

御朱印。

2016-05-08 10.49.09_弥谷寺御朱印

よーし、階段を一気に下りよう。途中で女性2人組のお遍路さんとすれ違う。彼女たちの金剛杖をみて、思い出す。大師堂に金剛杖を忘れた、、まったく何度目だよw

もう一度階段を登り、戻ってきた。

2016-05-08 10.50.24_弥谷寺大師堂

よし、今度は忘れ物なし。次の札所を目指そう。次の札所まで3.5キロ。

竹林を抜け高松自動車道をくぐり次の札所へ

ここからまた山道のようなところを歩いていく。

2016-05-08 11.09.08_遍路道

やがて竹林に。

2016-05-08 11.11.50_竹林の遍路道

竹林を抜けると池。

2016-05-08 11.24.08_池

あまり歩いてる人がいないのか、 草ぼうぼうの遍路道。

2016-05-08 11.25.25_草ぼうぼうの遍路道

車道に出てきた。遍路石の指差す方向へ。

2016-05-08 11.28.41_遍路石

上は高松自動車道が走っているらしい。

2016-05-08 11.28.53_高松自動車道の下の遍路道

いたるところに遍路道シール。

2016-05-08 11.29.06_遍路道シール

またため池。

2016-05-08 11.31.24_ため池

古い住宅街の遍路石と遍路道。この石がいつまでも残っていてほしいなぁ

2016-05-08 11.49.33_古い住宅街の遍路石と遍路道

七十二番札所曼荼羅寺

弥谷寺から約1時間で七十二番札所曼荼羅寺に到着!

仁王門。

2016-05-08 12.04.20_曼荼羅寺仁王門

大日如来像。

2016-05-08 12.06.42_大日如来像

「笠松大師」とある。

2016-05-08 12.07.45_笠松大師

このお寺には平成14年までは大師のお手植えと伝えられる「不老の松」があったそうだ。
21世紀へ残したい香川-四国新聞社

その松に彫られた大師像ということらしい。

2016-05-08 12.08.21_笠松大師説明
2016-05-08 12.08.03_笠松大師

本堂。

2016-05-08 12.07.00_曼荼羅寺本堂

大師堂。

2016-05-08 12.10.44_曼荼羅寺大師堂

御朱印。

2016-05-08 12.28.20_曼荼羅寺御朱印

次の札所はわずか200メートルほどのようだ。今日は本当にいい天気で、気持ちよく歩けている。この調子でがんがん歩こう!

その2へ続く。

ソライロノート

【ソライロ遍路準備編】

ルール詳細
パッキング編
パッキング編2(食材)
自炊計画

【ソライロ遍路移動編】

0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!
54日目 家に帰るまでがお遍路

【ソライロ遍路各県初日】

徳島編:1日目-1 ソライロ遍路スタート!
高知編:11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
愛媛編:30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ

【ソライロ遍路香川編】

46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊
47日目-1 雲辺寺を下山し六十七番札所大興寺、観音寺市を歩く
47日目-2 六十八番札所~七十番札所、銭形砂絵を眺めため池のほとりで野宿
48日目-1 へんろ小屋で手打ちうどんのお接待、七十一番札所~七十二番札所
48日目-2 天気がいいので幼き空海が修行したという我拝師山に登る
48日目-3 弘法大師生誕の善通寺を打ち善根宿へ
49日目 雨のお参りは傘が役に立つ、七十六番札所~七十八番札所を打ち善根宿へ
50日目-1 カタツムリのお遍路、いそがずあせらず50日目
50日目-2 最後の遍路ころがしを越え、最高の遍路小屋にたどり着く
51日目-1 お遍路最大のピンチ!集団に襲われる!?
51日目-2 八十三番札所~八十四番札所、狸の聖地屋島に泊まる
52日目-1 八栗寺参道沿いのよもぎ餅屋のおばちゃんにハッパをかけられる
52日目-2 うどん納めをして八十七番札所長尾寺まで
52日目-3 おへんろ交流サロンを経由し最後の難関女体山へ
53日目-1 ラストナンバーにて結願、そして奉納
53日目-2 八十八番札所の先、四国一周をつなぎ閉幕

【ソライロ遍路全記事一覧】

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2016-05-08 09.37.38_ため池と小さな山
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