久しぶりに丹沢に登ろうと思い立ちました。丹沢に行くのは寒いうちに限るのですが、よくよく考えてみれば、前回丹沢に行ったのは去年の4月。すでに1年以上立っていました。
ヤマビルが出る前に丹沢に行っておかなければ!
いつも登るのは塔ノ岳、丹沢山、鍋割山。たまには違う山にも登りたいなぁと思って入るのですが、アクセスのしやすさとか景色の良さとか考えるといつもと同じルートになってしまいます(^^;
今回こそ違う山に登ろう!アクセスがよくて景色がよくて、いつもと違う山、、、そうだ三ノ塔なら大倉から登れて景色もいいはず!ついでに表尾根を少しだけ歩いて蓬平(よもぎだいら)まで足をのばしてみよう!
そんな感じで今回のルートが決まりました。
山ごはん編はこちら。
更新が遅れていましたが、先日の丹沢三ノ塔で食べた山ごはんはカツサンドでした! なーんだ、サンドイッチ持ってっただけかよ!という声が聞こえてきそうですが、一応その場で作りました^^;カツは揚げるというよりはソテーしたカツレツです。 […]
登山情報
【日時】2015年5月14日
【天気】晴れ
【目的地】三ノ塔(1204m)、蓬平(970m)
【駐車場】戸川公園大倉駐車場は平日無料だが8:30にならないと駐車できないため、道路を挟んだ向かいの駐車場を利用(500円)
【トイレ】戸川公園にある。トイレ前に登山靴の洗い場もあり。
【コースタイム】7:30大倉-9:00牛首-10:48三ノ塔12:15-12:23三ノ塔地蔵菩薩-13:01蓬平13:17-14:12三ノ塔地蔵菩薩-14:20三ノ塔-15:16牛首-16:05大倉
装備
・ザック:OSPREY ストラトス 36
・レインウェア:THE NORTH FACE RAINTEX Plasma
・登山靴:ザンバラン フジヤマNW GT
・トレッキングポール:Helinox Passportシリーズ FL-120
・地図:東丹沢登山詳細図、山と高原地図「28 丹沢 2015年版」(アプリ)
・カメラ:EOS Kiss X7、SONY Cyber-shot RX100M3
・レンズ:SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
・三脚:SLIK SPRINT PROⅡ GMN、自作マルチポット
・調理道具:PRIMUS ウルトラ・スパイダーストーブ、MSR ヒートリフレクターウィンドスクリーン、Esbit アルミフライパン、Esbit グリッパー、snow peak チタンシングルマグ 300 フォールディングハンドル、snow peak ワッパー武器 SCT-001、PRIMS GAS CARTRIDGE IP-110、OPINEL#8、nalgene ナルゲン 広口 1.0L Tritan他
・ハイドレーション:Platypus ビッグジップLP 2.0L
・水:2200ml(1000ml+スポーツ飲料1200ml)
前回の十二ヶ岳の日帰り登山との違いは、アクションカムをやめ、トレッキングポールを持っていったこと。それから水の量を200ml少し増やしました。水はちょうど増やした分の量、200ml残りました。トレッキングポールは使用しませんでした。
大倉-牛首
出発はいつもと同じ大倉。今日はここからいつもと違う方向に登っていきます。はじめてのコースというのはそれだけでなんだかワクワクしてしまいます^^
大倉に到着したのが7時過ぎ。バス停から道路を挟んだ有料駐車場を利用しました。朝食のおにぎりを食べ、準備体操して、トイレも済ませ、いざ出発です!
いつもとは違い、今日は左側に進みます。
水無川に架かった風の吊り橋。でかいなぁ~^^橋の近くで高校生か大学生くらいのグループに抜かれました。もしかして同じルート?
山岳スポーツセンターです。クライミングの見学とか書いてあったので、クライミング施設もあるのかな?
登山届を出すところもありました。
しばらく林道が続きます。白泉寺は4月ならシダレザクラが綺麗らしいですが、もう時期が過ぎてますのでスルー。
登山道脇に咲いていた白い花。マルバウツギ。
ミミガタテンナンショウ。この果物みたいな形の実、時々みますよね^^
ここまで林道を歩いてきましたが、実は「登山詳細図」を見ると登山道もあったのですが見逃していました。この登山道は「山と高原地図」には載っていません。ここが登山道の出口で、また林道に合流です。
先ほどのところからすぐにまた登山道の入り口があります。ここに「三ノ塔尾根1」の道標もあります。林道からも行けるみたいですが、やっぱりトレイルを歩きたいですよね^^
萩山林道から左に上がっていきます。いよいよ山道です。
登山道の脇にはヤマツツジも。
白い花もありました。
しばらく歩くと鉄塔がありました。なんかハチがぶんぶん飛んでいたので、ささっと通り過ぎます。人工物のあるところに虫って多いですよね。なんででしょうね??
基本的には杉の樹林帯なので新緑はあまり目につきませんが、ときおりこんな感じに。ブナかな?
再び萩山林道に合流しました。ここが牛首。
牛首-三ノ塔
牛首にはゲートがあります。牛の首って名前はなんかここの地形と関係ありそうな気がしますが、どうなんでしょう?牛首から三ノ塔までは普通に尾根道のようです。
牛首にあった石碑。横野共有林野がなんたらかんたら。横野ってどこのことだろう??
さあ、ここから表尾根まで2.4kmです。半分くらい歩いたっぽいですね。
牛首からすぐのところ、木々の隙間から尾根が見えました!あれは塔ノ岳ですよね!!テンションあっがる~♪
タチツボスミレかな。
たんぽぽっぽい花も。
ツボスミレでしょうか?すみれは似たような種類がいろいろあるので判別が難しいです^^;
カタバミです。葉っぱだけ見るとクローバーみたいですが、黄色い花が咲きます。
ベンチがありました。
新しい木の階段です。よく整備されていて歩きやすい登山道です。ただ人にはほとんどすれ違いません、、
新緑綺麗!
富士山も見えてきました!
表尾根のパノラマ。
烏尾山と烏尾山荘がよく見えます。
三ノ塔山頂はもう近そうです。
そして表尾根に出ました!今まで静かな尾根道でしたが、急に雰囲気が変わった感じ。実際、人の話し声やらが聞こえてきて、明るくて賑やかな丹沢っぽい感じです^^
三ノ塔
すぐ先が三ノ塔の山頂でした。
山頂には避難小屋がありました。
中はこんな感じで小奇麗になってます。
富士山はやや霞んでいますが、これだけ見えれば十分です^^
山頂からのパノラマ写真、最高の景色です!
丹沢の自然情報。ふむふむ、勉強になるなぁ。ツバメは全然みなかったなぁ、ヤマツツジは何箇所か咲いてましたね。あとはシロヤシオを見たかったなぁ。まだちょっと早いのかなぁ?
まずはお昼にしまーす!今日のメニューはこんな感じ、、、w詳細は山ごはん編にて^^
更新が遅れていましたが、先日の丹沢三ノ塔で食べた山ごはんはカツサンドでした! なーんだ、サンドイッチ持ってっただけかよ!という声が聞こえてきそうですが、一応その場で作りました^^;カツは揚げるというよりはソテーしたカツレツです。 […]
三ノ塔-蓬平分岐
さて、お腹も満たされたのでここから蓬平(よもぎだいら)まで足を伸ばしてみようと思います。
これは色的にミツバツツジでしょうか。
三ノ塔から烏尾山方面に表を尾根をちょっとだけ歩くとすぐに見晴らしのいい場所に出ました。
絶景パノラマ。なんて気持ちのいい尾根なんだろう^^こんな景色を見ながら歩けるなんて最高ですね!
蓬平方面に行くにはこのお地蔵さんが目印。烏尾山方面はここを左に曲がり階段を降りていきます。蓬平方面はロープをまたいでお地蔵さんの後ろを通って右に入って行きます。
お地蔵さん目線から。丹沢を見守ってくれているんですねぇ^^
蓬平分岐-蓬平
蓬平分岐からは蓬平に向けてがんがん下っていきます。帰りの登り返しを考えるとあんまり下りたくないところですが^^;
お地蔵さん分岐から少し行くといきなり人工物が出てきます。モノレールですねぇ。人が乗れるみたいです。荷物の運搬に使用しているのでしょう。
モノレールの周辺にはツツジが咲いていました。ミツバツツジはまだつぼみが多いですね。
ゴヨウツツジ(シロヤシオ)の木もありました!
花は咲いていますが全開という感じではないです。こちらもこれからなのかな。
花のアップ。すぐ近くまでは近寄れず、望遠も持っていないのでこれが限界でした。
ちなみにモノレールは2本に分かれてます。蓬平に行くには左のレールに沿って歩いていきます。
トレイルにはマーキングもあり、踏み跡も判別できる程度にはあります。基本的に尾根道ですのでまず迷うことはないんじゃないかと思われます。
蓬平へのトレイルにはアザミがたくさん群生していました。そういえば山岳スポーツセンターの近くにはすでにアザミが咲いてたなぁ。
鹿柵みたいのがありますが、普通に通れるようになっています。
蓬平の道標です。ここが蓬平のようです。誰もいない蓬平はのんびりと寝っ転がって一日中本でも読んでいたいような、静かで気持ちの安らぐいい場所です^^
近くに970Mのピークがあるはずなのですが、道標よりも高いところがありその辺りも歩いてみましたが何もありませんでした。
蓬平は古びたベンチがいくつかあるだけで、他には何もありませんでした。
あたりにはテンニンソウが群生しています。
そもそも蓬平ってなんで「よもぎだいら」ってゆうでしょう?やっぱりヨモギが群生してるんじゃないかと思い、それを確かめるためにも蓬平まで足を運んでみたのですが、ヨモギらしき草は見当たりませんねぇ。あるのはテンニンソウ、マルハダケブキなどでした。
周辺をもう少し散策してみました。
みつけたのはこの草、これをみた時はやっぱりヨモギがあるじゃん!と思ったのですが、、、家に帰って調べてみるとこれはヨモギじゃなくてトリカブトなんじゃないかと。
アカで囲ってあるのがトリカブト、青がマツカゼソウではないかと、それ以外はテンニンソウ。
ここにも倒れた鹿柵が。この道を札掛方面だと思います。
蓬平からみえる尾根です。方角からいって長尾尾根でしょう。
下山(蓬平-三ノ塔-大倉)
いろいろ散策しましたが今日はこの辺にして、遅くならないうちに帰ろうと思います。
帰りに気づいたのですが、モノレールの取付部のところになにやら数字が書かれていました。
この赤茶色い留め具のところです。
上の方から順番に1つ1つ番号がふられていて、1019番はかなり下の方です。その下にあと30個くらい留め具がみえるので、最終番号は1050くらいでしょうか。
この週末辺りは表尾根でシロヤシオの花が見頃かもしれませんね。
下りは萩山林道を使って帰りました。
行きに見逃した登山道の口です。道標が何もないのでこれは気づきにくいなと。
ソライロノート
お天気にも恵まれヒルにも出会ってしまうこともなく、すばらしい丹沢を楽しむことが出来ました。
初めてのルートでしたので気づいたこと、感じたことをいくつか記しておきます。
・三ノ塔尾根について
歩いている人は非常に少ないです。すれ違ったのは登りで1人、下りで3人でした。
このトレイルは花は思ったよりなく、スミレとカタバミなどが目立ちましたが、杉の樹林帯が延々と続いていて変化の少ないトレイルでした。
ヒルは杉の多いところに生息しているなんてことも聞いたことがあるのでビクビクしていたのですが、尾根道でそれほどジメジメした感じはなく、ヒルの気配は感じませんでした。そもそもヒルの気配なんて感じ取れるものなのかはわかりませんが^^;少なくとも姿はみませんでしたし、被害にもあいませんでした。
・三ノ塔について
塔ノ岳、富士山が望める素晴らしいビューポイントで、小奇麗な避難小屋(休憩所)、ベンチもたくさんあり、お昼の休憩場所として最適なところだと思います。ただし表尾根は人が多いので山ごはん撮影とかはやりにくいです^^;
・表尾根について
三ノ塔からお地蔵さんのところまでを少し歩いただけですが、最高の景色を見ながら歩ける気持ちのいいトレイルでした。
・蓬平へのルートについて
踏跡は一応判別が付く程度にあり、ところどころマーキングもあり、そもそも尾根道を歩くので迷うことはまずないのではないかと。蓬平の名前の由来についての謎は残念ながら解消しませんでいた。
今回のルートとは関係ありませんが、GPSログを見ると精度がかなり悪いです。これがGPSの問題なのか?アプリの設定の問題なのか?よくわかっていません。とりあえず山と高原地図アプリの設定を見直し、「記録間隔」を「1分」から「30秒」に変更して様子をみようと思います。
表尾根が想像以上にとても気持ちのよいトレイルでしたので、次はぜひヤビツ峠から塔ノ岳までをきちんと歩いてみたいところですが、季節的には丹沢はまたしばらくお休みしようかなぁと思っています^^
山ごはん編はこちら。
更新が遅れていましたが、先日の丹沢三ノ塔で食べた山ごはんはカツサンドでした! なーんだ、サンドイッチ持ってっただけかよ!という声が聞こえてきそうですが、一応その場で作りました^^;カツは揚げるというよりはソテーしたカツレツです。 […]