先日西伊豆町に行ってきました。目的は大田子の夕陽撮りです。
夕陽はもちろん綺麗でしたが今回の「海辺の鳥達」にスポットライトを当ててまとめてみました。(夕陽の写真は別でアップします。)
海辺の鳥達
海岸には海鳥の鳴き声がけたたましく聞こえる。まるで「僕の写真を撮ってよ」とばかりに、その存在を主張してくる海鳥。仕方がないから撮ってあげよう^^
実は海鳥を集めるためにエサをまいてくれるおじさんがいるのだ。何もしない状態だと海鳥たちはここまで集まることはまずない。たぶん地元の方がエサをまいて海鳥を集めてシャッターチャンスを作ってくれているのだと思う。ただ、鳥を写真に撮ろうとしている人たちはあまりいない。みな夕陽が目的なのだ。でもまだ日が高いから夕陽にはまだ早い。時間を持て余すので、暇つぶしに鳥撮りはもってこいなのだ。
ここらへんは海鳥だけでなく子供たちにとっても遊び場。海鳥も子供たちも何に夢中になっているかは知らないが、とりあげず何かに夢中になっているようだった。
ふと空を見上げると海鳥とは明らかに大きさが異なる大きな翼が目に入る。1羽の鷹である。なんという鷹の種類かはわからない。
夕闇迫る雲の上ではなく、たくさん人が集まっている少し上を優雅に旋回してからどこかに消えていった。鷹は海辺に集まる人間たちを見て何を思うのだろう・・・
鷹がいなくなったのを見て、「次は俺のターンだろ」とばかりにカラスが姿をあらわす。何かに狙いを定めているようだったが、カラスの視線の先には何も見えなかった。自分には見えないけど他の人には見えているものがあるように、僕には見えないけどカラスには見えている何かがそこにはあるのだろう。
夕陽のクライマックスを迎える頃、最後にスポットライトを浴びたのは派手に飛び回るわけでもなくただじっと佇んでいた海鳥だった。そのまっすぐなたたずまいは、人の意見や批判に左右されず自分の信じる道を真っ直ぐに見据えている、そんな孤高の存在のようにも僕には思えた。
ソライロノート
夕陽が見頃の季節を迎えた大田子の海岸はたくさんの人で賑わっていました。そして人だけでなく海辺の鳥達もあたたかく僕を迎えてくれました。
大田子の夕陽は春分の日と秋分の日前後が一番の見頃ですが、今の時期は海鳥たちも賑やかなので鳥と夕陽を絡めて撮るのも楽しいです。(9月の時期は海鳥はほとんど飛んでいません)
同日の夕陽の写真はこちらにまとめてあります。
僕がみた3月の大田子の夕陽を君はまだ知らない・・・