CANONのEOS DEGITALシリーズ(デジタル一眼レフカメラのラインナップ)ではRAWデータを現像する際にピクチャースタイルというのものを適用します。
カメラの設定でも予めピクチャースタイルとを設定しておきます。これがデフォルトのピクチャスタイルになります。RAWデータの場合は現像時にピクチャスタイルを変更でき、JPEG撮って出しの場合は、カメラに設定したピクチャスタイルで現像されます。
(ちなみに僕はRAWのみで撮り、気になったのだけ現像してます。)
ピクチャースタイルとは
フィルムを選ぶようにスタイルを選ぶ。
EOS DIGITALには6つの「ピクチャースタイル」がプリセットされています。
撮りたいシーンを、撮りたいイメージで。
ピクチャースタイルで簡単に思い通りの写真が撮れます。
(出典:キヤノン:ピクチャースタイル)
他のメーカーでも同様の機能があると思います。
ソニーでも「ピクチャースタイル」、Nikonでは「ピクチャーコントロール」と呼ばれているものです。
風景写真を撮ることが多い僕の場合、今まで「風景」を選択することがほとんどでした。
「風景」でなければ「ポートレート」、たまに「忠実設定」、まれに「モノクロ」。それ以外は使ったことがありません。
この春、桜を結構撮っているのですが、現像する際の各種パラメータに試行錯誤しています。
いっそのこと桜用のピクチャースタイルとかないのかなぁ・・・
そう言えばピクチャースタイルは自分で編集できるはずだよなぁと思いPicture Style Editorをというソフトを起動してみましたが、自作ピクチャースタイルは自分にはまだハードルが高すぎです。3分格闘して一旦あきらめました・・・(汗)
こういうのって誰かが公開してたりしないのかなぁ?
まずCANON公式でも桜用のピクチャースタイルの作例が公開されていました。
こちらです。
キヤノン:ピクチャースタイル
んー、作例の解説もあるのですが、作成したピクチャースタイルファイルそのものが欲しいのですが・・・(横着者ですみません)
というか、解説記事を読んでも簡単に作れなかったもので・・・(もうちょっと勉強してみます)
で、みつけたのがこちらの艶桜というピクチャースタイルです。
[DCM特製]小川壮二プロデュース ピクチャースタイル[TSUYAZAKURA] – GANREF
今回のこのピクチャースタイルを適用して桜の写真を現像してみました。
比較
いくつか比較してみます。以下は同じRAWデータをピクチャスタイルのみ変更して現像しました。
ピクチャースタイル:TSUYAZAKURA(艶桜)
ピクチャースタイル:忠実設定
ピクチャースタイル:風景
インプレッション
ものすごく違うというわけではありませんが、目に見えて明らかに違いが出ています。(※ブログ上では違いがわかりづらいかもしれません。各画像ファイルをダウンロードして比較した方が違いがわかりやすいです。)
「艶桜」はピンクが強い、かつ明るい印象です。「忠実設定」は艶桜に比べると青が濃いように見えます。桜のピンクはやや暗い印象を受けます。「風景」はピンクも青も明るく見えます。特に青は明るすぎる印象を受けまます。
「艶桜」と「風景」は桜の色はかなり似ていますが、青色で大きな違いが出ています。
3つの中では、まず風景は最初に脱落。これは青が明るすぎます。
忠実設定と艶桜は好みによって別れるかもしれませんが、ピンクが強く、青も明るすぎない艶桜は悪くないなというが僕の印象です。
ソライロノート
しばらく桜用にはピクチャースタイル「艶桜」を使用してみて、各パラメータを微調整していこうと思います。
1つ難点。
ピクチャースタイル「艶桜」をPicture Style Editorで開こうとしたらガードがかかっていました・・・残念ながら再編集することは出来ません。なので各パラメータの調整は画像ファイルごとにDDPで行おうと思います。
今後はなぜ上記のような違いが出てくるのか?ピクチャスタイルの各パラメータの値、特徴をもっときちんと理解し、自分専用のピクチャスタイルを作っていきたいと目論んでいます。
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桜撮りのホワイトバランス設定(晴れバージョン)