2、3年前だったか権現岳の手前まで行っておきながら強風と霧で引き返したことがありました。
編笠山には2回ほど訪れる機会がありましたが、権現岳には縁がなく今にいたるまで未踏の地。
梅雨開け待ち遠しい7月半ば、一応晴れ間を狙って行った編笠山、権現岳でしたが、霧の南八ヶ岳山行となりました。
登山情報
【日時】2014年7月14日
【天気】くもり
【目的地】編笠山、権現岳
【駐車場】50台くらい停められる無料駐車場あり。
【トイレ】観音平駐車場、青年小屋、権現小屋にトイレあり。
【コース状況】未明から朝方に降った雨により登山道は少し濡れていた。ハシゴが1箇所、鎖場が数箇所あるがしっかりと注意して歩けば問題なし。
【コースタイム】6:01観音平-6:54雲海展望台-7:35押手川7:39-8:58編笠山9:07-9:29青年小屋10:44-11:54権現小屋12:02-12:15権現岳-13:04三ツ頭-13:09前三ツ頭分岐-13:45木戸口公園-14:51八ヶ岳横断歩道-15:15観音平
観音平~雲海
来る途中の高速では雨も降っていましたが高速を降りてからは雨もやみ、登山口付近での天気は薄曇り。やや風がありましす。
朝方はくもり、お昼くらいには霧の中に晴れ間もみえ、風もおさまってくるという予報を信じて山行を決行しました。
平日ということもあり駐車場はガラ空き。これから山に登るであろう3名ぐらいのグループの方がいらっしゃるだけでした。
朝6時登山開始です。
やはり雨が降ったので登山道は少し濡れています。ゲイターは装着済です。
すれ違う登山者はほとんどありません。人気がない登山道というのは、山を一人占めしているようでとても気持ちよく歩けます。しかし雨あがりの朝方というのは熊と遭遇しやすいなんて話も聞いたことがあるような・・・
熊鈴だけではとても心もとないですが、出会わないことを祈るより他ありません。
30分ほど歩くと体もあったまってきて調子が出てきたかなぁなんて思っていた時に、大事なことを思い出しました!
GPSログの記録をスタートされるのを忘れていました・・・orz
またやってしまったああああ!
スマホのMytrackというアプリでGPSログを記録しているのですが、バッテリ消費が大きいので記録を取ったり取らなかったりで習慣づいていないためすぐに忘れてしまいます。
まぁ、途中からでも記録しておきます。
おかげで中途半端な記録です
GPSログを開始してからすぐに雲海展望台に着きました。
雲海展望台~押手川
雲海の向こうに見える富士山のすそ。
下界には雲海が広がっているようですが、木が生い茂っててあまりよく見えません。冬だったら木の葉が落ちてもっと展望がいいんだろうなぁ。
この分ならもっと上に行けば一面に広がる雲海が見えるかもしれません。よしよし、期待できるぞぉ^^
まだ歩きはじて50分程度なので休憩を撮らずに先に進みます。
なんか黄色いイソギンチャクみたいなのがありました。これは粘菌みたいなものでしょうか?
だんだん、苔も多くなってきました。
そして今まであまり目立たなかった石やら岩やらが多く目につき始めました。
そういえば編笠山頂上は岩稜帯で岩だらけだったと記憶しています。
頂上に近づくにつれて岩が多くなっていくのかもしれません。
押手川まで来ました。
ここで編笠山山頂へ行くルートと山頂へはいかずに青年小屋に直交するルートに分かれます。青年小屋方面5分のところに押手川展望台があるようですが、編笠山山頂に行けばほぼ360度の展望があリますからね。山頂方面に進みます。
川といってもちょろちょろと流れている程度です。ここは水場とは書いてないので飲める水ではなさそうです。
押手川は標高約2100m。ここから1時間20分で編笠山(2523m)です。
押手川~編笠山
心なしか道がだんだんと急になっているような気がします。
木の根っこだらけ。いい雰囲気のトレイルです^^
山が深くなっている感じがします。
岩が雨で少し濡れているので滑らないように注意しながら歩いてます。ほんのちょっと湿っている程度なのでそれほど神経質になる必要はありません。
むしろ雨あがりのトレイルは、自然の中に自分が溶け込んでいくようでいい気分です^^
座りやすそうな岩があったのでちょっと小休止します。
2時間くらい休みなく歩いてきたので5分ばかし休みました。トレイルミックスも食べて栄養補給です。
ちなみに僕は夏登山ではリストバンドが欠かせません。汗っかきなものですから、いちいちタオルとか出して拭くのも面倒なのでリストバンドが便利です。あんまりしている人を見かけませんが・・・
少し展望のあるところに出ました。
右側は南アルプスなんじゃないかと思うのですが、雲ばかりで何が何やら・・・(^^;)
ハシゴがありました。といっても大したハシゴではありません。
この手前でソロで歩いている元気なおばあさんとすれ違いました。ちょっと言葉を交わしただけですが、なんか元気をいただきました^^
タカネバラが咲いていました。今日はじめて撮った花。というかここまで花がほとんどありませんでした。
これはコケモモ。可愛らしい花です。
ハクサンシャクナゲがたくさん咲いていました。綺麗です。
「山頂までホントにあとちょっと」とあります。あとちょっとってどのくらい?
あと3分とか具体的数値が欲しいですw
「あとちょっと」から5分くらいかかったでしょうか。編笠山山頂に到着しました!
三角点にタッチ。
一面真っ白で展望は全くありません。見事なくらいw
山頂で先行のお二人が休んでいらっしゃいました。
自分も小休止しましたが、待っていても天気が急激に回復することはなさそうなので先に進もうと思います。
この先は20分ほど下ると青年小屋。そこからが本日の核心部権現岳への岩稜地帯に入っていきます。
(2)に続きます。
ソライロノート
7月も半ばになり梅雨明けが待ち遠しい今日このごろ。梅雨前線の隙間をぬって晴れ空を目指して南八ヶ岳にやって来ましたが、編笠山まで晴れ間は全くありませんでした。
それどころか山頂は一面真っ白。
この時点で9時。お昼に近づくにつれ天気は回復してくるのではないかと予想しているのですが、どうなるでしょうか・・・