注目キーワード
  1. 保存食
  2. 備蓄
  3. 常温保存
  4. 大量消費

夏山気分で赤岳、横岳、硫黄岳を日帰り周回(1)

赤岳山頂の道標と南アルプス

南八ヶ岳の縦走はしたいしたいと思いながらもなかなか実現せず、赤岳、横岳、硫黄岳の縦走コースはまだ歩いたことがありませんでした。

このコースを歩くならまずテント泊にするか、日帰りにするかを考える必要があります。ある程度ゆったりと歩けるのはやはりテント泊でしょう。テント装備は行者小屋か赤岳鉱泉まで担げばいいわけですからわずか2時間程度です。そこからはサブザックで一日かけて縦走できるわけですから、普段なら迷わずテント泊を選択するところなのですが、、。

長野県が公開している山のグレーディング情報によると、このコースはルート長15.3km、体力度4、難易度Cとなっています。

実はこの15kmという距離がポイントでした。自分は今まで経験から、日帰りで無理なく歩ける距離がだいたい10~12kmくらいだろうと考えています。で、がんばれば13~15kmくらいまで歩けるんじゃないかと。

そう、なのでこのコースちょうど15kmというのが自分にとっての体力テストになるのではないかと考えたのです。歩ききれば自信になるし大きな達成感も得られるでしょう。無理そうなら途中の山小屋に泊まることも可能です。

コースは午前中の早い時間に主峰赤岳に登っておきたいので南沢から赤岳、横岳、硫黄岳にしました。このコースであれば、赤岳ですでに疲れてしまったら地蔵尾根でのんびり帰ってくることも可能です。地蔵の頭でその判断をすることにしました。

もちろん単なる体力テストだけが目的ではなく、今年は早くも見頃を迎えているらしいツクモグサもみてみたいですし、稜線上から赤岳を眺めながらの山ごはん動画も撮っておきたいなぁと、、、かなり欲張りな感じの山行計画を実行に移してみました^^

(2)はこちら。

山行記録

本記事は夏山気分で赤岳、横岳、硫黄岳を日帰り周回の(2)になります。地蔵ノ頭から横岳、硫黄岳への登頂、赤岳鉱泉、北沢を通って赤岳山荘に帰るまでの山行記録です。 前回の記事はこちらです。 [sitecard subtitl[…]

山ごはん編はこちらです。

山ごはん

先日の南八ヶ岳日帰り縦走の山行で食べた山ごはんのご紹介です。 登山編の記事はこちらです。(1)、(2) 今回は日没までに帰ってこれるだろうか?という若干の不安もあったため、山ごはんにあまり時間[…]

動画編はこちらです。

YouTube

5月の末、雪もほとんどなく早くも夏山のような装いの八ヶ岳を歩いてきました。日帰りで赤岳、横岳、硫黄岳をぐるっーと一周です…

【広告】

登山情報

【日時】2015年5月27日
【天気】晴れ
【目的地】赤岳(2899m)、横岳(2829m)、硫黄岳(2760m)
【駐車場】赤岳山荘駐車場1000円
【トイレ】各所にあり。
【コースタイム】5:23赤岳山荘-5:32美濃戸山荘-[南沢]-7:43行者小屋<小休止>7:57-9:36赤岳<小休止>-9:49赤岳頂上山荘<小休止>10:13-10:35赤岳展望荘-10:41地蔵の頭<大休止>11:56-13:05横岳(三叉峰)-13:26横岳(奥ノ院)13:34-13:41台座の頭-14:08硫黄岳山荘-14:36硫黄岳<小休止>14:48-15:18赤岩の頭-16:32赤岳鉱泉<小休止>-[北沢]-17:28堰堤広場-18:06美濃戸山荘-18:16赤岳山荘
グレーディング】体力度4,難易度C,ルート長15.3km,累積標高差1.48km
※体力度1‐10,難易度A-E(1,Aが低い)。詳細は長野県の山のグレーディング情報を参照。

装備

・ザック:OSPREY ストラトス 36
・レインウェア:THE NORTH FACE RAINTEX Plasma
・登山靴:ザンバラン フジヤマNW GT
・トレッキングポール:Helinox Passportシリーズ FL-120
・地図:山と高原地図「32 八ヶ岳」(紙、アプリ)、国土地理院の1/25000地図(紙)
・時計:SUUNTO Vector Khaki
・カメラ:EOS Kiss X7SONY Cyber-shot RX100M3
・レンズ:Tamron 16-300mm F3.5-6.3 DiII
・三脚:SLIK SPRINT PROⅡ GMN、自作マルチポット
・調理道具:Esbit ポケットストーブUNIFLAME ウィンドスクリーン SPRIMUS ウルトラ・スパイダーストーブMSR ヒートリフレクターウィンドスクリーンEsbit アルミフライパンEsbit グリッパーsnow peak チタンシングルマグ 300 フォールディングハンドルsnow peak ワッパー武器 SCT-001PRIMS GAS CARTRIDGE IP-110nalgene 60mlnalgene 250mlnalgene ナルゲン 広口 1.0L Tritan、固形燃料、トング他
・ハイドレーション:Platypus ビッグジップLP 2.0L
・水:2600ml(1200ml+スポーツ飲料1400ml)
・食料:お昼ごはん用食材、行動食、予備食
・その他:docomo GALAXY S4 SC-04E、エマージェンシーセット、ヘッドランプ、予備バッテリなど

合計重量:約12kg

赤岳山荘-南沢‐行者小屋

美濃戸口から赤岳山荘までは車で。かなりの悪路です。対向車が来ないかヒヤヒヤしながら、常にすれ違える場所を確認しながらゆっくりゆっくり走りました^^;下をこすりそうなのも怖いですね、、。

赤岳山荘に駐車場代1,000円を支払い、ストレッチもしていざ出発です!

赤岳山荘駐車場

駐車場からは阿弥陀岳が見えてます!テンションあがってきたあああああ!!

赤岳山荘からみえる阿弥陀岳

美濃戸山荘で一般車両通行止とチョウ類捕獲禁止の看板。

美濃都山荘看板

すぐに、北沢・南沢の分岐。南沢から入ります。

北沢、南沢分岐の道標

すでに日は登っていますが、樹林帯の中を歩いているため陽の光は差し込んで来ません。やや暗い感じのトレイルが続きます。

南沢のトレイル1

あちこちにコミヤマカタバミがあるのですが、朝のせいでしょうか、、どれも花が開いてません。

コミヤマカタバミ

バイカオウレン。一輪だけ見かけました。

バイカオウレン

この黄色い花はコキンバイでしょうか?

コキンバイ

ホテイランです!赤岳山荘から歩いてまだ10分程度のところでした。

ホテイラン1
ホテイラン2

沢を何度も渡りますが、どの橋も頑丈そうでよく整備されています。

南沢の橋

「南沢で道迷いが発生しております!」と注意喚起が。迷うとしたらルートではない沢沿いの道に入っていってしまいそうなところが何箇所かありました。

南沢_注意!

ときおり樹林帯が切れると尾根が顔をのぞかせます。

南沢_樹林帯の切れ目

残雪も少しありましたが、歩くのには支障ありません。ただ行者小屋に近づくにつれ倒木が増え、歩きにくいところが何箇所かありました。

南沢のトレイル2

行者小屋とうちゃーく!去年、一昨年は来てないので3年ぶりくらいかな?

行者小屋

テン場は2張りほど。朝ごはんでしょうか?美味しそうな匂いがしました^^

行者小屋のテント場

自分も少し小腹が空いたのでダイソーで買った大粒の柿の種で腹ごしらえです。商品名忘れましたが、美味しいです^^

行動食

行者小屋-文三郎道‐赤岳

さてさて、準備体操が終わりここからようやく登山が始まる感じです。まずは主峰赤岳に向けてレッツスタートです^^

文三郎道から目指します。この道、阿弥陀岳に登った時に途中まで歩きました。それ以外は歩いたことないんじゃないかと思うのですが記憶が定かではありません。

文三郎道、中岳道の道標

文三郎道に入ると少なからず雪が残っています。ただアイゼン無しでも歩くことはできました。踏み抜くこともありませんでしたが注意して歩いたほうがいいと思います。

文三郎道の残雪

ほどなく阿弥陀岳分岐です。

阿弥陀岳分岐の道標

樹林帯を抜け尾根に出ると今度は階段が待っています。息が切れないようにゆっくりゆっくり登ります。

文三郎道の階段

右手には阿弥陀岳、中岳が見えてきました!階段で疲れたら立ち止まり、この景色をみて元気をもらいます!

文三郎尾根からみえる阿弥陀岳と中岳

階段の先に分岐が見えてきました!

マムート階段の先に分岐

このマムートマークがだんだん憎らしく思えてきますw

階段のマムートマーク

あと少しです!

マムート階段あと少し

分岐到着!中岳、阿弥陀岳の稜線うつくしき!!遠くにはアルプスもみえてます。阿弥陀岳には登ったことはありますが、行者小屋から直接だったと思うので、この稜線も歩いてみたいです。

文三郎尾根分岐の道標と阿弥陀岳

阿弥陀岳アップです。山頂に人がいるのが見えますね^^左肩の向こうに見えるのは御嶽山でしょうか。

分岐からの阿弥陀岳アップ

御嶽山をアップにしてみました。

御嶽山アップ

こっちは権現岳、編笠山に南アルプスです!北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳がよく見えてます。南アルプス近いなぁ^^

権現岳と南アルプス

甲斐駒、仙丈のアップです!また行きたいなぁ~

甲斐駒、仙丈アップ

権現岳山頂と北岳アップ!今年こそ北岳行かないと~

権現岳山頂、北岳アップ

広角にすると右には中央アルプスまで入ります。

権現岳、南アルプス、中央アルプス

しばしの撮影タイムでした。まだ山頂は先です^^;

ほどなくキレット分岐に。

キレット分岐

キレット方面のトレイル。いつか歩いてみたいなぁ。

キレット方面のトレイル

山頂はもう少し。最後の登りです。ごつごつした岩稜帯で歩きにくいですが、もうひと踏ん張りです^^

赤岳山頂への最後の登り

竜頭峰分岐の道標です。

竜頭峰分岐の道標

読みにくいですが、「文三郎道(みのと)方面へは権現岳方面へ3分行ったところを右へ降りてください道標あり」と書いてあるようです。

文三郎道方面への注意

赤岳一等三角点にタッチ(≧∇≦)/

赤岳の一等三角点

赤岳神社と阿弥陀岳と青空。雲もいい感じ^^

赤武神社と阿弥陀岳と青空

権現、編笠方面。

赤岳からみた権現岳、編笠山

かすんでますが富士山もなんとか。雪少ないなぁ。

赤武からみた富士山

山頂道標と南アルプス。下は権現岳。

赤岳山頂の道標と南アルプス

見下ろせば行者小屋。

赤岳山頂からみた行者小屋

こっちは赤岳頂上山荘方面。

赤岳頂上山荘方面

赤岳頂上山荘。

赤岳頂上山荘

横岳、硫黄岳方面。これから歩いていく稜線が見渡せます!(歩けるかなぁ^^;)

横岳、硫黄岳方面

最高に気持ちいいので、写真を撮ったりしながらしばらくこの辺りでウロウロしてました^^今日は稜線上も風がなくとても穏やかな天気です。山頂山荘前は少しスペースがあるので、ここでごはんを食べるのにいいかもと思ったのですが、もう少し赤岳から離れたほうが赤岳の展望がよくなるだろうなぁと考え、もう少し先に行ってからごはんにしようと思います^^

赤岳‐地蔵の頭

ここからは山ごはんスポットを探しながら歩いていきます。まだ赤岳おんりーで降りる可能性もあるので、ごはんは稜線で食べておきたいので地蔵の頭まででいい場所を見つけようと思います。

赤岳の先は本日初めての下りです。せっかく登ったのにもったいなーい;;

赤岳からの下り

この黄色い花はミヤマキンバイでしょうか?

ミヤマキンバイ?

ハクサンシャクナゲのつぼみでしょうか。シャクナゲはもう少し先のようですね。

ハクサンシャクナゲのつぼみ

赤岳展望荘手前の下り。このあたり滑りやすいので要注意です。

赤岳展望荘手前の下り

振り返ると赤岳です^^

赤岳展望荘手前からの赤岳

おおー!キバナシャクナゲが咲いてましたぁ~♪ラッキー^^

キバナシャクナゲ

展望荘手前に県境尾根分岐があります。

県境尾根分岐の道標

赤岳展望荘です。

赤岳展望荘

この場所もごはんを食べるのに悪くなさそうです。一瞬ここにしようかなぁと思ったのですが、小屋の風車が赤岳の目の前にかかってしまう景観が少し気になりまして、、、やめました^^

白天宮と書かれた石碑。

白天宮と書かれた石碑

これはコメバツガザクラ。かわいいです^^

コメバツガザクラ

地蔵の頭手間、少し高くなっているところにスペースがありました。ここはいいかもしれません!上に登ってみると岩だらけになっていて植物もなさそうなので良さそうです。

地蔵の頭近くの山ごはんスポット

この場所でインスタント焼きそばを調理。今日はいつもより簡単なランチです^^

インスタント焼きそば

ランチの詳細はこちら!

山ごはん

先日の南八ヶ岳日帰り縦走の山行で食べた山ごはんのご紹介です。 登山編の記事はこちらです。(1)、(2) 今回は日没までに帰ってこれるだろうか?という若干の不安もあったため、山ごはんにあまり時間[…]

デザートは山型のキャラメルパウンドケーキです^^美味しい~♪

キャラメルケーキ

さてお腹いっぱい元気になりました!出発です。

ランチを食べたすぐ先が地蔵ノ頭です。

地蔵ノ頭の道標

ここで少し考えました。このまま地蔵尾根から帰るという選択肢もあります。残りの体力、時間と相談です。現在の時間は12時少し前。ここから縦走路を歩いてぐるっと一周りするとコースタイムで約5時間です。標準タイムで歩ければ17時。しかも稜線歩きが終わればあとは下りなので大幅に遅れることはないだろうと考えました。今日の日の入り時間は18:56。天気も崩れる心配はなさそうです。この段階で地蔵の尾根で帰る選択肢は捨てました。

となれば先を急ごうを思います!

ソライロノート

長くなりましたので続きはこちら。

山行記録

本記事は夏山気分で赤岳、横岳、硫黄岳を日帰り周回の(2)になります。地蔵ノ頭から横岳、硫黄岳への登頂、赤岳鉱泉、北沢を通って赤岳山荘に帰るまでの山行記録です。 前回の記事はこちらです。 [sitecard subtitl[…]

山ごはん編はこちらです。

山ごはん

先日の南八ヶ岳日帰り縦走の山行で食べた山ごはんのご紹介です。 登山編の記事はこちらです。(1)、(2) 今回は日没までに帰ってこれるだろうか?という若干の不安もあったため、山ごはんにあまり時間[…]

動画編はこちらです。

YouTube

5月の末、雪もほとんどなく早くも夏山のような装いの八ヶ岳を歩いてきました。日帰りで赤岳、横岳、硫黄岳をぐるっーと一周です…

【広告】
最新情報をチェックしよう!