
最近、音声を配信するサービスがいろいろ出ていますね。ポッドキャスト、Voicy、Radiotalk、Stand.fm、NowVoiceなんてのもあります。


音声サービスの魅力の1つは「音だけで情報をインプットできる」ことではないでしょうか?
忙しい現代に生きてる私達ですが、耳というのは意外に暇していることが多いのかもしれません。
実際に利用してみた経験から、Amazon Audibleのサービスについてご紹介していきます。
※2022年1月、Amazon Audibleはコイン制から聴き放題制に移行しました!
2022年1月27日、Amazon Audibleがコイン制から聴き放題制に変わりました! Audible歴1年半です。このときを待っていました! […]
(1)Amazon Audibleとはどういうサービスなのか?


簡単にまとめるとこうなります。
- Amazonが提供しているオーディオブックサービス
- プロのナレーターや俳優、声優が本を朗読
- 他の同様サービスに比べて作品数が多く、質も高い
- 月額1500円(税込)のコイン交換性
詳しくみていきましょう。
1.オーディオブックサービスとは?どんな人が向いてる?

Audibleはオーディオブックサービスです。
「オーディオブック」とは、耳で聴く本です。
本は通常は目で文字を読むことで、内容を理解しますが、オーディオブックは耳から聴くことになります。目を使わずに耳だけで本が読めることで、今までの読書スタイルにとらわれない、新しい読書の仕方が可能になります。
耳で聴くことができるとどんなメリットがあるでしょうか?
2つあげてみました。
・気軽に聴ける
・ながら読書
Audibleは気軽に聞ける
「本を読むぞ!」と意気込む必要もなく、音楽を聴くように本を聴くことができます。
これは、読書好きで息を吸うのと同じくらい意識せずに本を読むことができる人には関係のないことかもしれません。
そこまで読書が習慣になってない人は、本を読むときはちょっと気合を入れないと読書ができなかったりします。
Audibleなら、音楽を聴くのとほぼ同じくらいの感覚で本を聴くことができます。
Audibleは「ながら読書」ができる

本来の読書は「ながら読書」は難しいです。
「家事をしながら」「歩きながら」「運動しながら」本を読むのは難しいでしょう。
Audibleは、耳が空いていれば本を聴くことができるので、これらが可能になります。
注意点が2点あります。
・車を運転しながらはおすすめしません。
・勉強しながらは難しいでしょう。
「車を運転しながら」Audibleをおすすめしない理由は、注意力が散漫になり安全運転の妨げになる可能性があるからです。
「勉強しながら」Audibleが難しいのは、頭を使う作業をしながら本の内容を理解するのは難しいからです。逆に頭を使わないような単純作業(洗濯、皿洗い、草取り、軽い運動など)とAudibleはとても相性がいいと思います。
Audibleに向いてる人
まとめると、Audibleは以下のいずれかに当てはまる人に向いてると思います。
・読みたい本があるけど、読んでる時間がない。
・通勤中、ジムで運動中、家事をしているときなど、頭と耳を使わない時間がある。
・隙間時間を使って情報をインプットしたい。
2.Audibleはプロのナレーター、俳優や声優が朗読

耳で本を読むということは、読み手のうまさ、熟練度がオーディオブックとしての質を大きく左右します。
例えば、オーディオブックサービスを利用しなくても、スマホの自動読み上げ機能を使って電子書籍を読み上げさせることが可能です。これで本を耳で聴くことができます。
なんだ、オーディオブックなんていらないじゃん、kindleで十分だわ!と思われるかもシません。
しかし、一度やってみれば実感すると思いますが、自動読み上げ機能はこれが恐ろしく聞きづらいのです。理解しようと思って聴いていても頭に入ってこないレベルです。
ちょっとしたイントネーションの違和感によって、脳が意味を理解することに時間がかかるのです。
え?今のどういう意味?と考えている間に、音声はどんどん進むので、結局どんな話なのか理解できずに終わってしまったりします。
いずれはもっと自然な読み上げが可能になっていくとは思いますが、現在のところはまだまだです。
Audibleでは、俳優の萩原 聖人さん、田辺 誠一さん、杏さんほか、声優の釘宮理恵さん、沢城みゆきさん、緑川光さんなど有名な方々が揃っています。ライトノベルなどででは登場人物ごとに声優が割り当てられていて、まるでアニメを聴いているような感じです(昔あったドラマCDのようでもあります)。
3.他の同様サービスとの比較

もう1つ有名なオーディオブックサービスとして audiobook.jp というものがあります。
こちらのサービスは2019年10月の記事で、「毎月500タイトル以上の作品が配信され、累計では2万7000点を配信」とありました。(参考:TechCrunch Japan)
Audbleの配信数は約40万冊です。一桁違います。
Audibleに比べるとaudiobook.jpの配信数は少ないですが、いい点は聴き放題プランがあるところだと思います。これはVODサービスなどによくある方式です。月額750円で、配信本の一部(約1万冊)を何冊でも聴くことができます。この1万冊の中に自分の聴きたそうな本がたくさんあるようなら、audiobook.jp
も検討してみるといいと思います。
4.audibleは月額1500円(税込)のコイン交換性

一方のAudibleは以前は聴き放題プランはなく、コイン交換制という独自のシステムになっています。
Audibleの会員には毎月1コインを付与されます。この1コインはオーディオブック1冊と交換できます。本の値段は問いません。
1月に1冊だけ?と思われるかもしれませんが、オーディオブックは本1冊分を読み上げるコストが掛かっている分、値段が高いです。
1冊3000円、4000円は当たり前、10000円するものもあります。それが1500円で手に入るわけですから、すぐに元以上はとれそうです。
しかも、もし会員を解約した後も、交換および購入した本は聴き続けることができるので安心です。
最初の30日は無料期間なので、お試しでオーディオブックを1冊聴いてみるといいかもしれません。
>> Audible会員プラン (無料体験期間付き)
(2)Audibleにはどういうコンテンツがあるのか?

残念ながら出版されている本のうち、オーディオブックになっているのは1部です。
たとえばKindleで配信されている電子書籍の数は、2020年現在320万冊以上と言われています。Audibleの配信数40万冊は、Kindleに比べると8分の1の量です。正直、まだまだ全然少ないと思います。あの本ないのかな?と思って調べてみても見つからないことが多いです。オーディオブック化されている本の方が珍しいと言えるでしょう。
となると、どういう本が実際にオーディオブック化されているのか?が気になるところです。
大きく3つに分けてみました。
- 自己啓発系、ビジネス系
- 小説
- 学習系
具体的にみていきましょう。
1.自己啓発系、ビジネス系
自己啓発系、ビジネス系はAudibleと相性がいい分野かもしれません。話題の本なども続々とオーディオブック化されており、数も多いように思えます。
例えば
メンタリストDAIGOさんの「超習慣術」「自分を操る超集中力」「知識を操る超読書術」「ポジティブ・チェンジ」「人を操る禁断の文章術」など。
堀江 貴文さんの「多動力」「健康の結論」「ゼロ」「ハッタリの流儀」など。
「人類2.0 アフターコロナの生き方」「個人力」「嫌われる勇気」「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」「イシューからはじめよ」「 FACTFULNESS」「1兆ドルコーチ」など、話題の本がオーディオブックで聴くことができます。
この3ヶ月で私もこの分野の本を2冊聴きました。自己啓発系やビジネス系は、隙間時間にこま切れで聴いていても頭に入っていくので、Audibleと相性がいいように思います。
2.小説
小説ではこんな感じです。
宮部みゆきさんの「模倣犯」「火車」「ソロモンの偽証」「理由」。
西加奈子さんの「サラバ!」
池井戸潤さんの半沢直樹シリーズや下町ロケットなど。
新海誠さんの「君の名は。」「天気の子」(2020/8/28配信)、「秒速5センチメートル」など。
中国SF最大のヒット小説「三体」シリーズもAudibleにて配信中です。
中国のSF小説と聞いて、最初はピンと来ませんでしたが、壮大なスケールでアジア圏の作品として初のヒューゴー賞長篇部門に輝いた、世界的にも評価の高いエンタメ小説、オバマ元大統領も読者らしいです。
僕が今一番ハマっている小説でもあり、正直、この続きが聴きたいのでAudibleを継続しているというのが50%くらいあります。
もう1冊、僕がaudibleで読んで面白かったのが「ザリガニの鳴くところ」というミステリー系の小説です。いい物語は読み終わった後、時間を忘れてその物語の世界に浸ってしまうものです。「ザリガニの鳴くところ」は、まさにそういう物語でした。
3.学習系
歴史や古典、英語などの学習系のオーディオブックも多数あります。受験勉強などにも使えそうです。
(3)僕がAudibleに課金した理由といつ解約すべきか?
1.Audibleに課金した理由

お金がかからず、いつでも解約でき、1コインもらえるので1冊は無料で聴くことができます。3000円くらいするオーディオブックがただで聴けるわけです。
なにはともあれ試してみなければわからないと思い、とりあえず登録したのが今年の5月でした。
一応、こちらがエビデンスです。利用開始日が2020年5月20日となっています。

当初は1ヶ月だけのつもりでした。が、これが予想以上にハマりました。
なんといってもナレーションがいいんです。これは試してみればわかると思いますが、とても聴き心地がよく、頭にスーっと入っていきます。経済のビジネス書なんかでも、音声を止めることもなくながら聴きで理解できました。
「本を読むぞ!」とか「勉強するぞ!」と意気込まなくても
「とりあえず聴いてみるか」
「なんか音楽でも聴きながら作業しようかな?あ、オーディブルでもいいや」
こんな軽い気持ちでも、耳から自然に入ってくるので、本が読めてしまうのです。そう、Audibleによって読書の敷居が下がったと言えると思います。
1ヶ月後には、これは続けてもいい!と思えていました。
2.Audibleはいつ解約するのがお得?
例えば
Amazon Primeは永遠に入り続けててもいいかな
くらいに思っていますが、Audibleには永遠に課金し続けるつもりは毛頭ありません。
やめたくなったらいつでも解約できるし、そうするつもりです。
では、Audibleはいつ解約するのがお得でしょうか?
わたしの答えはこれです。
聴きたい本がなくなったときが解約しどき
無料期間で1冊聴いて、もう聴きたい本がないようだったら、そこで解約した方がいいです。
僕の場合は興味のある本、聴いてみたい本が、まだまだたくさんあります。とりあえず「三体」が完結するまでは・・・!
そういう本が全然みつからない、今後も出る予定がなさそうだな、そう思ったら解約しどきだと思います。
(4)Audibleの気になる点
1.返品できるの?
聴いてみたら思ってた内容とかなり違ったとか、どうしてもナレーションに馴染めないとか、いろいろな理由で購入したのが失敗だったと感じることもあるかもしれません。
そんな場合は「返品」制度があります。
返品すると、コインが返ってきます。返品したオーディオブックは、その時点で端末から削除され聴くことはできなくなります。
2.解約(退会)すると、購入した本はどうなるの?
上記でも少し触れましたが、解約した場合でも購入した本(コインで交換したものを含む)はアカウントに残り、いつでも聴くことが可能です。
ただし、会員を解約するとコインはなくなってしまいますので、解約する前にすべてのコインを使い切ってしまうことをおすすめします。
3.試しに利用してみたい場合は?無料キャンペーンとかあるの?
30日間の無料期間キャンペーンがあります。
コインを1枚もらえるので、1冊のオーディオブックと交換できます。Audibleを試してみたいけど、まだ課金するかどうかは決めかねている方、オーディオブックのナレーションの質を確かめてみたい方など、この無料キャンペーンを試してみるのも手だと思います。
気に入った場合は、そのまま継続して課金していけばいいのですが、無料期間のみ使うつもりの方は、解約することを忘れないように気をつけてください。
キャンペーンの詳細は公式サイトにてご確認ください。
>> Audible会員プラン (無料体験期間付き)
ソライロノート
Amazon Audibleってどんなサービスでどういう人が向いてるのか?課金する価値があるのか?無料で登録できるのか?いつ解約したらお得なのか?についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?


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