山梨県牧丘町の小高い丘に1本のしだれ桜がある。2014年の今年に初めて知った桜である。
牧丘町の細い山道を進み、民家を抜け山道に入り歩くこと数分、突然現れる凛としたその佇まいはみるものを圧倒します。町を見ろろすような場所にあるため、甲府の街明かりもみれる絶好のロケーションになります。
写真を整理するのにずいぶん時間がかかってしまいましたが、なんとかGW前に公開することができました。
乙ヶ妻の桜情報
樹齢150~200年と言われるこのしだれ桜は毎年4月上旬から中旬に見頃を迎える。
見頃の時期には18時-21時30分の間ライトアップされているようです。
来年以降の開花予想のために、2014年の満開になるまでの咲き具合を分かる範囲で記録しておく(ネット等で集めた情報を含む)。
3/31:開花前
4/7:2~3分咲き
4/8:5分咲き
4/9:6分咲き
4/11~12:満開
乙ケ妻公民館が駐車場(数台)として開放されている。こちらに簡易トイレもあります。公民館から徒歩15分程度歩く。
乙ヶ妻のシダレザクラ /富士の国やまなし観光ネット 山梨県公式観光情報
牧丘タクシーさんのブログに開花情報などあり。
山梨の観光情報(牧丘タクシーの取材ブログ)
月明かりに照らされて
この日は午前3時くらいまでは月齢12.3のお月様があり、桜を照らしだしてくれました。月明かりがあると桜の色が鮮やかになります。
月が沈んだ後
3時過ぎに月が沈むとともに、桜の色は白くなってしまいますが星の数が急激に増えます。天の川もおぼろげながら写真に映りました。
朝富士とともに
朝方になり、富士山も姿を現しました。
朝の光
朝の光が桜を照らし始めたのは6時40分くらいでした。筋状の雲との共演もあり、すばらしい朝の桜景色となりました。
ソライロノート
乙ヶ妻の孤高のしだれ桜。凛々しいという言葉がこれほど似合う桜を僕は他に知りません。樹齢200年とも言われる桜が1本の支え木もなくそびえ立つその姿は観るものの心を打ちます。
2014年初の夜景桜への挑戦は、その圧倒的な存在感をどうフレームに収めるか構図にかなり苦労しました。甲府塩山の夜景、星や天の川、富士山との共演、このすばらしさを写真でどう表現すればいいのかは今後の課題ですね^^;
乙ヶ妻のしだれ桜は来年もぜひこのご尊顔を拝見したい!そう心の底から思える見事な一本桜でした。