本記事は「夏山真っ盛り!常念岳、テントから望む北アルプス大展望と天の川【計画・準備編】」の続き「登山編」になります。タイトル詐欺と言われてしまいそうですが、今回もまだ天の川は出てきません。
8月6日(火)、雨の中登山口駐車場にて車中泊し、8月7日、8日に常念岳に登ってきました。最高の登山日和、夏真っ盛りの常念岳が迎えてくれました。
登山情報
【日時】2013年8月7日-8月8日
【天気】<28日>晴れ <29日>晴れ
【目的地】常念岳
【コース】<7日>6:00一の沢登山口第1駐車場-6:20一の沢登山口6:30-6:46山の神-7:52大滝-8:26エボシ沢8:36-10:05胸突八丁10:14-10:41最終水場10:55-12:08常念乗越-12:10常念小屋(テント泊) <8日>4:01常念小屋-5:09常念岳5:20-6:00常念小屋7:31-8:01最終水場8:15-10:53山の神-11:09一の沢登山口-11:27一の沢登山口第1駐車場
【標高】2857m
【標高差】1597m(一の沢登山口を1260mとして計算)
【駐車場情報】登山口手前約600mに第1、更に100m手前に第2無料駐車場があります。(いずれも30-40台くらいか)
【トイレ情報】一の沢登山口(無料)、常念小屋テント場(100円)
【山小屋情報】常念小屋 テント泊600円(トイレ利用料込)
駐車場
一の沢登山口手前600mほどに第1駐車場があります。ここより先は道路脇に何台か止めている車がありませしたが、基本的には車は止められないと思ったほうが良いでしょう。
ちなみにここからもう100mほど手前にも駐車場がありました。
駐車場から登山口までは舗装路が続きます。これが意外と長いんです(^^;)。普通に歩いて20分くらいかかりました。
登山編
登山口
登山口には登山相談所があり、おじさんが登山届を出すよう呼びかけていました。ちゃんと出しておきましょう。というか出さないと通してもらえません。
ここまで車で来ても止めることはできませんのでご注意ください。タクシーは入ってこれます。
トイレもあります。
準備体操もしました。いざ出発です。
山の神
しばらく進むと「山の神」と書かれた立派な大木がありました。登山口から20分くらいだと思います。
古池
さらに10分くらい進むと池がありました。苔がいい感じです。
大滝
1時間半ほどで大滝に到着。大滝というからには滝がありそうですが、よくわかりませんでしたが、樹林帯の気持ちのいい登山道が続きます。
エボシ沢
エボシ沢まで約2時間半かかりました。この頃はまだ元気でした。
稜線見えた!
しばらくすすむと樹林帯が切れはじめ、稜線が見え始めました。
沢
沢を何度も横切ります。段々と背中の荷物が重くなり始めました。
胸突八丁
胸突八丁まで来ました。ここまで3時間40分ほどかかりました。ここからが本番らしいのですが、すでにかなり疲れが出てます。
日帰り装備の若者たちにどんどん抜かれていきますが、マイペースで行くしかありません。
最終水場
最終水場に着きました。4時間10分です。
山岳部の高校生たち(?)も水を汲んでいます。水が超気持ちいいっす!
小屋でも水を売っているはずですが、せっかくですから自分が使う水はここで汲んでいきます。
あとでよく考えたら、これ2.5L*2-1L(元々持っていた水)でプラス4kg重くなるってことなんですよね。この時はあまり深く考えていませんでした。
第1ベンチ。
ここからはザックの重さとの戦いでした。少し歩いては休んで少し歩いては休んで、ベンチで荷物を下ろし、さっき汲んだばかりの水を飲んで少しでも荷物を軽くして。
第2ベンチ。
第3ベンチ。
ベンチのあと何メートルを励みになんとかかんとか登り、ようやくあとすこしです。
すぐ上が常念乗越のはずです。
山の斜面に白い花が群生していました。あれは何の花だろう。
常念乗越
常念乗越到着です。目の前に常念小屋があります。
こんなに疲れたのは久しぶりです。登山口から5時間50分もかかってしまいました。標準は4時間30分くらいでしょう。かなり遅いペースです。テント装備+カメラ・三脚、最後に水を5kg背負ったのがこたえました。
でもこの景色見たら疲れが吹き飛んじゃいました。最高です!(この写真は翌日の朝のものです。このアングルで写真を撮るの忘れてました)
この写真の右下の木の囲いみたいのが第1テント場になります。
右に横通岳。
ガスに覆われて見えてませんが、こちらが常念岳です。
登山道を彩る花たち
花の名前は疎いです。一生懸命写真とにらめっこして調べてみましたが、間違ってたら、正しい名前を教えていただけると嬉しいです。
ヤマハハコつぼみ。
ミヤマシシウドじゃないかと。
マルバダケブキじゃないかと。
ハクサンボウフウかな?
シモツケソウ。
コアジサイつぼみ。
クルマユリ。
クサボタン。くるんとカールしているのがかわいい。
アザミとトンボ。お気に入りの場所のようで飛んでは戻りを繰り返してました^^
カミキリムシもいました。
今回のソライロポイント!
最高の登山日和、夏真っ盛りの常念岳に迎えてもらいました。
・一の沢-常念岳は、樹林帯あり、沢あり、花ありで歩いていて楽しい登山道でした。
・このルートは胸突八丁からがキツイ。そこまでできるだけ体力を温存しておきたい。
・水は山小屋で1L200円で分けてもらえる。体力がきつい人は無理して最終水場で水を汲む必要はない。
このあと余裕があれば、常念岳まで行きたいところですが、今回は山飯づくりに時間がかかるので常念岳は明日の朝に登ることにしました。
山パエリア編に続きます。
「夏山真っ盛り!常念岳、テントから望む北アルプス大展望と天の川」シリーズ
①準備・計画編
②登山編1日目-本記事
③山パエリア編
④山パスタ編-ボツ
⑤天の川編
⑥登山編2日目