
作年末、お正月用の黒豆煮を電気圧力鍋を使って作ってみました。うちは、おせち料理は重箱に詰めるほどは作らず、自分の好きなもの、食べたいものだけ、数品を作っておきます。数品あるだけでもお正月の料理がだいぶ手抜きできます(‘ᴗ’)
そんな数品の1つである黒豆煮、初めて電気圧力鍋を使って煮てみたのですが、これが予想以上の出来栄えで美味しく仕上がりました。ちなみに普通の圧力鍋でも同様に作れます。
材料
- 黒豆 250g
- 砂糖 黒豆の重さの2/3(167g)
- 醤油 大さじ1弱
- 塩 小さじ1/2
- 水 500cc
- 錆びた釘 数本
錆びた釘は必須ではありませんが、黒々とした黒豆にしたい場合は用意しましょう。

黒豆を煮るときに錆びた釘を一緒に入れておくと、錆(さび)の成分と黒豆に含まれるアントシアニンが結合して、きれいな黒色になるからです。本数は数本でいいと思います。わたしは8-10本くらい使ってます。また錆びた釘がない場合は、釘に塩をふって濡らして数日放置するだけで作れます。
専用の器具もあるようなので、こういうのを使ってもいいと思います。色味を気にしない場合は不要です。
作り方
1.黒豆を水で洗い、一晩水に浸けます。

豆がたくさんの水を吸って膨れるので、水の量は豆の3-4倍くらいにします。

水につける際から釘を入れてもいいのですが、少し鉄臭くなるかもしれません。わたしは工程4(煮る段階)で入れます。
2.錆びた釘を洗い、お茶用のパックなどで包み、タコ糸で縛っておきます。

3.黒豆をザルにあげ、水を切ります。
17時間後。浸けていた水が黒っぽくなりました。

水は捨ててザルにあげます。

4.圧力鍋に材料をすべて入れ、2の釘も入れます。
軽く混ぜておきます。

釘は豆の中に押し込んでおきます。

5.真ん中に穴を開けたアルミ箔で落し蓋をし、18分加圧し、自然に圧力が下がるまでおきます。

スイッチON!

6.圧力が下がったら、1時間保温してからスイッチを切り、そのまま温度が下がるまで放置します。
普通の圧力鍋の場合は保温はないので、そのまま放置で構いません。
7.温度が下がったら完成です!

釘を取り出します。

おせち用のすぐに食べる分は煮汁ごとタッパーに入れておきます。結構黒くなったのでは?

残りはジップロックへ。

お正月用におせちっぽい盛り付けにしてみました(‘ᴗ’) 2020年版です。

この黒豆、豆の皮が破れることもなくふっくらとした仕上がりで、しかも柔らかすぎず豆の噛みごたえを残しつつ、甘すぎることもない、とても美味しい上品な煮豆となりました(๑’ᴗ’๑)
できたてはやや茶色がかってますが、ひと晩おくとさらに黒々としてきます!

2023年正月用の黒豆煮はこんな感じでした。

保存方法と保存期間

冷蔵で1週間くらいです。すぐに食べない分は、ジップロックやタッパーに入れて冷凍しておけば3ヶ月くらい大丈夫です。数日で食べる量ごとに分けておくといいかもしれません。ただ、長期間冷凍すると食感が柔らかくなり、崩れやすくなります。
煮汁も美味しいので捨てずにボトルなどに入れて冷蔵しておきましょう。

煮汁の活用
黒豆煮は煮汁が結構余ります。この煮汁もめちゃくちゃ栄養があるそうなので捨てるのはもったいです!そのまま飲んでも美味しいですが、今回は黒豆寒天にしてみました。なかなかいけます(๑‘ڡ’๑)
ほかはスムージーにシロップがわりにいれたりしてます。

ソライロノート
黒豆大成功!電気圧力鍋は有能です。時短できるのはもちろん、何よりほっぽらかしにできるのが素晴らしい!
豆を煮るのは長時間かかり、しかも時間をかけるほど煮崩れもしやすくなります。そんな上手に仕上げるのが難しい煮豆ですがが、電気圧力鍋を使うとすべて解決!できあがりも素晴らしく、豆が破れたりしぼんだりすることは一切しませんでした。急に料理上手になった気分w
安物の小さい電気圧力鍋ですが、買って正解でした!(๑’ᴗ’๑)/
なにより黒豆煮の美味しいこと。
完成後、煮汁ごとタッパーに入れて冷蔵しているうちに、更に黒さが増してきたように思います。この煮汁も美味しいので余ったら寒天などにして食べちゃいましょう。
食べきったらまた作りたいと思います(‘ᴗ’)