自分で使う調味料を、すべて自分で作りたい!という密かな野望をいだいておりますが、
今回のターゲットは「お酢」です。
米酢や穀物酢が一般的ですが、黒酢や柿酢、りんご酢なんてのもありますね。一番お手軽そうなのは柿酢やりんご酢だと思います。これらは果実だけで酢が作れてしまうので、酢づくりの中では簡単な方だと思います。今回は、りんごだけで作れちゃう「自家製りんご酢」に挑戦してみました!
材料
- りんご 2個(国産無農薬)
- 水 400cc
- 保存瓶 900ml(煮沸消毒しておく)
- こし布
- ザル
- ウォーターボトル(保存用)
作り方
1.りんごの表面の汚れを、キッチンペーパーで拭きます。
※りんごの表面についている酵母菌が必要なので水洗いはしません。洗いたい場合は軽くさっと洗う程度にしましょう。
2.りんごを4等分してから、ざく切りにします。
3.保存瓶にりんごを詰め込み、ひたひたの水を入れます。
4.蓋をゆるく閉め、冷暗所におきます。
※発酵には酸素が必要になるので、蓋はゆるくしておきます。また水分が溢れてくる可能性があるので、瓶の下にトレイなどを敷いておく方がベターです。
5.最初の1ヶ月間は、2日に1回くらいの割合で瓶を揺すって発酵を促します。
揺する際は蓋をしっかり閉め、終わったら再び緩めておきます。
揺すると炭酸ガスがぶくぶくと湧き上がってきます。
6日目、白く濁ってきました。
10日目、発生するガスの量が増えてきました。
18日目。
6.1ヶ月経過後は、ペースを落とし、1週間に1回くらいの割合で瓶を揺すって発酵を促します。
1ヶ月経過、泡の量もかなり増えている。
7.2ヶ月経過後は放置で良いです。
2ヶ月経過して色が変わってきました。
表面に薄い膜が発生することがありますが、これは取り除いておきます。
味見してみると、ちゃんと酸っぱくなっていました!が、まだまだ酸味が少ないです。
8.3ヶ月経過したら、ザルとキッチンペーパーで濾して実を取り出します。
りんごの実は清潔な布でくるんで絞ってから、ザルとキッチンペーパーで濾してます。
濾した汁は保存瓶へ格納します。まだ発酵が進むので、蓋は緩めておきます。
このあとは何もしません。
9.半年経過したら、鍋に入れ火にかけます。煮立たないくらいの状態を10分保ちます。
※この火入れはやらなくてもいいのですが、火入れした方が保存性は高まります。火入れをしないと更に発酵が進む可能性があります。
10.ザルとキッチンペーパーで濾し、保存瓶に格納し完成です!
完成です!
保存方法と保存期間
火入れをすれば常温(冷暗所)で1年くらい、火入れをしない場合は冷蔵保存がおすすめです。
りんご酢の使い方
味は普通の酢に比べると少しマイルドで、さわやかな酸味にほのかなりんごの風味を感じます。そのままでも飲もうと思えば飲めるかもしれませんが、胃にダメージがありそうなのでやめておきました。甘味を加えて薄めて飲むのが美味しい飲み方だと思います。まずは、炭酸で割ってはちみつを加えて飲んでみました。
・りんご酢の炭酸割り
・赤紫蘇ジュースやレモンシロップ、生姜シロップなどに加えてもいい
・サラダのドレッシング
・甘酢漬け、酢漬け、ピクルスなどに
・酢やレモン汁の代わりに料理に
などなど、他にもアイディア次第でいろんな使い方があるかと思います。
ソライロノート
去年の10月頃に仕込んだので、5月にようやく完成しました。色味を意識して、りんごは紅玉を使用しましたが、完成した色をみるとあまり紅みが出ていないので、紅玉以外でも色の差はほとんど出ないのかもしれません。
りんご酢ってお酢に比べたらちょっと高いので、わざわざ買うことはめったにないのですが、あったらいいなぁと思うことがたまにあります。自家製りんご酢なら、(半年かかりますが)値段は実質りんご代のみです!
りんごを水に浸けておくだけで、半年後にはちゃーんとお酢ができちゃうんですから、、、酵母菌のチカラってすごいです!
11月には柿酢も仕込んでおいたのでそろそろ完成だと思います。いずれはノーマルなお酢にも挑戦してみたいです(‘ᴗ’)
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