4月に植え付けた春じゃがいもはその後、どうなったのか?無事収穫までたどり着いたのでしょうか??
というわけで収穫までの道のりを紹介していきます。
※当初は、畑全体の経過を時系列で追ったブログを書こうと思っていたのですが、時間的に難しそうなので、野菜ごとに収穫までをまとめていきます。
春じゃがいも収穫までの道のり
【4月】
4月分はすでに記事にしてありますが、振り返っておきます。
4月上旬、芽出しした種芋を植え付けました。
春の計画ができました。いよいよ実際に野菜を作っていきます! まずはレイアウトどおりに畝を作ります。 ソライロ農園1年目、これまでの経過ははこちら。1.素人が畑を借りて週末百姓生[…]
定植から8日目、じゃがいの芽がでました!
4月も後半になりました。まだじゃがいもと里芋の以外の6つの畝は手付かずです。早く畑一面を野菜いっぱいにしたいです。 ソライロ農園1年目、これまでの経過ははこちら。1.素人が畑を借りて週末百姓[…]
【5月前半:芽かき&土寄せ&追肥】
定植から19日目
5月に入り、芽が伸びてきました。このくらいあれば芽かきができそうです。
ちなみに枠外のじゃがいもは、定植が1週間遅いため、まだ芽かきには早いようです。
芽かきとは?
じゃがいもの芽は1つの種芋から複数出てきますが、たくさんの芽が成長して茎の数が増えると、収穫できる芋の数は増えますが、小さい芋ばかりになってしまうそうです。1株あたりの芽の数は2-4本くらいがバランスがよく、余計な芽を摘んでしまうことを芽かきと言います。
抜きたい芽をつまみ、引っ張って抜きます。もう片方の手で種芋がある場所の土を押さえて、芋ごと抜けてしまわないように気をつけます。
成長の遅い小さい芽を引っこ抜きます。
掻いた芽たち。
芽かきをしたら、株が安定するように、周りの土を集めて株元に土を盛っておきます。これが「土寄せ」です。こうしておかないと、じゃがいもが土から顔を出してしまい、大きく育たないそうです。
土寄せをしたら追肥をしておきます。株の周りに化学肥料を適量施しておきました。
それからみかんの皮に虫除け効果があると聞き、粉末にしたものをまいておきました。ヨトウムシ避け効果があるといいのですが。
定植から26日目
芽かきから1週間経過しました。
元気に育っていますが、一部の葉が虫に食われているのが気になります。
みかんの皮はあまり効果がない??
【5月後半:春の終わりの嵐】
定植から33日目
芽かきから2週間たち、5月後半になりました。もうこんな大きくなりました!成長が早いです。
このタイミングで2回目の追肥&土寄せを行っておきました。たくさんじゃがいもができるように、10cmくらい土を積み上げます。
高くなったじゃがいもの畝。
定植から44日目
5月末になりました。白くてかわいい、じゃがいもの花が咲きました。
元気もよく順調に成長しています。隣の畑の方からも「じゃがいもがすごく伸びてるねぇ」と言われました。ひょっとしたら伸びすぎてるの・・・?
定植から45日目
朝から強い風が吹いており、背の高い作物が心配だなあぁと思いながら畑に来てみると・・・なんとじゃがいもたちが半分くらい倒れていました!!
まさかじゃがいもの株が倒れるとは思っていなかったのですが、じゃがいもは茎が柔らかく、思ってた以上に背丈が伸びていたので風に弱いような状態でした。
このまま放置しておいたらもっと風にやられ、全部の株が倒れてしまうかもしれません。何か対策をしないと!と思うのですが、1本1本の株に対して支柱を立てようにも、じゃがいもの実を傷つけてしまいそうなのでできません。他の方の畑をみると、とうもろこしの畝の周りに支柱を立てて、紐で結び柵のようにしてありました。これがいいかもしれない!と思い真似してみました。
これなら株が倒れそうになっても紐のところに寄っかかることで、倒れずにすみそうです。最善策とは言えないかもしれませんが、何もしないよりはマシでしょう。
さらに、風がくる方向に防風ネットを張りました。いずれ来るであろう台風対策のために用意しておいたものでしたが、買っておいてよかったです。
枠外のじゃがいもは支柱の数が足りずに、柵を作れませんでしたので、複数の茎を紐で結んだり、複数の株をまとめて紐でくくったりして倒れにくいようにしました。
できることはやったので、あとは風が静まってくれるのを待つしかありません。
定植から46日目
嵐の翌日。
じゃがいもはなんとか無事でした。防風ネットの効果があったのかどうかイマイチわかりませんでしたが、少なくとも支柱と紐で作った簡易柵は悪くなかったようです。
防風ネットは作業の邪魔になりそうなので撤去しておきました。
【6月前半:梅雨入り】
定植から66日目
梅雨に入りました。
普通は春に植えたじゃがいもは、梅雨入り前に収穫してしまうそうです。じゃがいもの収穫時期の目安は茎葉が黄色くなってきた頃なのですが、まだ元気そうです。
株が元気なうちに収穫したものが「新じゃがいも」になります。試しに少しだけ「新じゃが」としても収穫してみることにしました。
このあたりを試し堀りしてみます。
小さめですが、ちゃんとしたじゃがいもが出てきました!
1株だけ堀り、6個を収穫しました。※新じゃがとしては少し遅いかもしれません。
【6月後半:収穫】
定植から74日目
本格的な梅雨に入りました。
じゃがいもは天気がいい日が2,3日続いた日に収穫するとよいそうなので、梅雨の晴れ間をみつけようと、毎日天気とにらめっこ。
運良く2日連続で晴れの日がつづきました。理想はもう少し枯れるところまで待ちたかったですが、このタイミングを逃すわけにはいきません!
根元を掘り起こしていくと、すぐにじゃがいもが顔を出しました!
1個目の収穫です!
株ごと引っこ抜いてみたら、皮だけになった種芋が付いていました。
1株でこのくらい。
株によって多少の差がありますが、平均すると、8~10個くらいでしょうか?
ミミズさんも出てきました~(^ᴗ^)
他にも土の中からはダンゴムシ、ヨトウムシ、ナメクジなどいろいろ出てきました。害虫が多いですが、これらの害虫に負けずにちゃんと成長してくれました!(‘ᴗ’)
こんなにたくさん収穫できましたー!いえーい(≧∇≦)/
大小合わせてちょうど160個。大きさはマチマチですが、新じゃがのときより大きいものがたくさんありました。極小のものもあるので食べられるのは140個くらいでしょうか?
畑でこのまま2-3時間天日干しに。表面の土が乾いてきました。
ダンボールに詰めて家に持ち帰りました。
残ったじゃがいもの残渣。乾燥させたほうが堆肥化が早いと思われるのでこちらも天日干しにしておきます。
重さを図ってみたところ、約16.2kgでした。300gくらいありそうな特大サイズのものが20個くらい。食べやすそうな100-200gくらいのものがかなりの割合を占めています。60g前後の小サイズも結構ありました。
予想以上の大収穫です!
更に部屋干しで、しっかり乾燥させておいたほうが長期保存ができます。
じゃがいもはこれだけじゃありません。まだ枠外に植えたじゃがいもについては未収穫。こちらは植え付けが1週間遅かったので、もう少し待ったほうがいいだろうと判断しました。
部屋干し後は通気性の良さそうなラック(ダイソーで購入)に入れ、この上に新聞紙を掛け、冷暗所にて保管します。
ソライロノート
じゃがいもを育ててみて一番感じたこと、それは「じゃがいものコスパ恐るべし」です!
なぜならじゃがいもは本当に手がかからないのです。
水やりもほとんどなし(植え付け当初は何回か水やりをしましたが、その後は完全に雨まかせ)、やったことは芽かきと2回の追肥&土寄せ、嵐がきたときに柵、防風ネットを立てたこと。これだけです。
植え付け、収穫も入れても作業日にしてたった5日のみです!!しかも売れ残りの安い種芋で、トータル16kgのじゃがいもが収穫できました。じゃがいものコストパフォーマンス恐るべし!と言わざるをえませんw(^ᴗ^)
もう一つ言えるのは「初心者にも育てやすい」ということでしょう。初めての家庭菜園にもかからず、ちゃんと収穫までたどり着きました。土に埋まってるので害虫の被害も受けにくく、収穫量も多いのでいいことづくめだと思います。
さあ、この大量のじゃがいもで何を作りましょうか?食べるのが楽しみですが、ちゃんと無駄なくぜんぶ食べ切らないといけませんね(‘ᴗ’)
【ソライロ農園シリーズ】
1.素人が畑を借りて週末百姓生活はじめました!
2.はじめての土作り【4月前半】
3.春の菜園計画【4月前半】
4.畝作りとはじめての植え付け【4月前半】
5.じゃがいもの芽と鷹の爪・唐辛子・ピーマンの植付け【4月後半】
6.春じゃがいも収穫までの道のり
7.ズッキーニを育てる(1)定植から初めての収穫まで【5月】
8.春じゃがいも2回目の収穫
9.ズッキーニを育てる(2)受粉順調、収穫真っ盛り!【6月】
10.ズッキーニを育てる(3)突然の異変!そして終焉へ【7月編】
11.春じゃがいもの土中保存を回収
12.きゅうりを育てる(1)定植から一番花【5月】
13.きゅうりを育てる(2)収穫日和【6月】
14.きゅうりを育てる(3)短い夏の終り【7月】
じゃがいもの基本情報や保存方法、レシピなどはこちら。
【じゃがいもの基本情報】 名前:じゃがいも/馬鈴薯(ばれいしょ)原産地:南米アンデス山脈のチチカカ湖周辺。保存適温:10-13度科:ナス科旬:5-7月栄養成分:主成分はデンプン、他にもビタミンC、ビタミンB1、カリウム、ナイ[…]