6月~7月かけて収穫した春じゃがいも、最初に収穫したものは家に持ち帰り、ラック入れて冷暗所(玄関)に保管していました。後から収穫したじゃがいもは、畑の土の中に貯蔵しておきました。
この春じゃがいもの土中保存はその後どうなったのか?先日掘り起こしたので、書き留めておきます。
春じゃがいもの土中保存はありか?なしか?
春じゃがいもの土中保存は100日後にどうなったか?
土中保存したじゃがいもは、7月後半に収穫したものでした。アレ風に言うなら「100日後に食べるじゃがいも」です。
6月後半にメインのじゃがいもの収穫を終えましたが、枠外に余ったじゃがいもの種芋を植えたものが、まだ残っていました。この枠外のじゃがいもがどうなったか、6月後半から7月の記録です。 [adcode] ちゃんと土作[…]
10月末、埋めてからちょうど100日がたちました。
当初はもう少し早く、埋めてからちょうど3ヶ月後に掘り返そうと思っていました。
しかし、相次ぐ台風や大雨などでなかなか掘り出せず、ようやく太陽がしっかり顔をだして土を乾かしてくれた翌日に掘り返してみました。
当然のことながら、埋めてから100日の間は土の中は一切確認しておりません。一体土の中でどうなっているでしょうか?腐っているのか?虫に食われてボロボロになっているか?
期待半分、心配半分で、掘り起こしてみます。
土はまだ少し湿っていましたが、びちょびちょというほどではありません。土の中からなにから白っぽい茎がみえてきたので、なんだこの植物は???何が生えてるんだろう?と思っていたら、なんとじゃがいもの茎でした・・・
芽が出てきたという程度を越え、茎が伸びてきてしまっていました・・・
網を突き破って茎が伸びています。このまま土から顔を出していたら、葉が伸びていたことでしょう。
収穫したじゃがいもは、3か月間は眠っていて芽を出さないと聞いたことがありますが、すでに3ヶ月を10日過ぎてしまっていました。わずか10日の間にここまで成長してしまったのでしょうか・・・
少しぐらい芽が出てきてしまっているだろうと予想していたのが、まさか茎がのび根っこまで生えてしまっているとは・・・・これは手遅れだったかもしれません。
台風が来る前あたりにでも、掘り出しておくべきでした・・・これだけ茎と根っこが育ってしまったじゃがいもは、おそらく食べないほうがいいでしょう。
結論:春じゃがいもの土中保存はあり
土中保存をやってみた結果、じゃがいもは芽が生えるどころから茎と根っこが成長してきてしまいました。結果は失敗といえますが、では春じゃがいもの土中保存はダメなのか?というと、むしろ「土中保存いけるんじゃん!」という思いを持ちました。
というのも、虫に食われているものも数個あったものの、腐ってるものは1つもありませんでした。今年の暑かった8月9月を土の中で過ごし、10月に入ってからの相次ぐ台風と大雨に降られたにもかかわらず、です。これは予想以上にいいという感触です。
今回、少し長く置きすぎたせいで芽が育ってきてしまい失敗でしたが、期間をもう少し短くすれば土中保存はありだと思います!
このじゃがいもはどうするか?
埋めるときは「ものは試し、ダメになったらなったで仕方がない」くらいの気持ちでした。が、いざダメになってしまうと、なんてもったいことをしてしまったんだ・・・という気持ちになります。これだけの量のじゃがいもがあった、この冬もじゃがいも料理を思う存分食べれただろうに・・・
一応、伸びていた根っこと茎をとってみました。
うん、こうしてみると普通に食べれそうな気がしてきました。土が少し湿っていたので、部屋干しで1日乾燥させました。
ソラニンやチャコニンなどの毒素がある芽と芽の根元を、しっかりと多めに除去して食べてみましたが、特に問題なさそうでした。
ソライロノート
今回の失敗から学ぶべき教訓は
「春じゃがいもの土中保存は3ヶ月以内」
ということでしょう。次に土中保存をする場合は、3ヶ月は絶対に越えないように掘り起こすことにします。
家で保管できないくらいの大量のじゃがいもがある場合は「土中保存」もありだと思います。
【ソライロ農園シリーズ】
1.素人が畑を借りて週末百姓生活はじめました!
2.はじめての土作り【4月前半】
3.春の菜園計画【4月前半】
4.畝作りとはじめての植え付け【4月前半】
5.じゃがいもの芽と鷹の爪・唐辛子・ピーマンの植付け【4月後半】
6.春じゃがいも収穫までの道のり
7.ズッキーニを育てる(1)定植から初めての収穫まで【5月】
8.春じゃがいも2回目の収穫
9.ズッキーニを育てる(2)受粉順調、収穫真っ盛り!【6月】
10.ズッキーニを育てる(3)突然の異変!そして終焉へ【7月編】
11.春じゃがいもの土中保存を回収
じゃがいもの保存方法やレシピはこちら。
>> じゃがいもノート