土作りが一応できたので、次は菜園計画を立てていきます。
菜園計画とは「ソライロ農園」をどういう方針でやっていくのか?という基本的なところから始まり、畑をどういうレイアウトにして、今年1年どんな野菜を作っていくのか?という具体的なところまで。ただ1年の流れがまだ見えていないので、まずは春に作る野菜の計画までは詰めておきたいと思います。
ソライロ農園1年目、これまでの経過ははこちら。
1.素人が畑を借りて週末百姓生活はじめました!
2.はじめての土作り【4月前半】
ソライロ農園の基本方針と春の菜園計画【4月前半】
ソライロ農園の目的
私が畑を借りた一番の目的は、最初の記事にも書いた通り「自分で食べる野菜を自分で作る」ことです。その中で、野菜の特徴を知り、育て方、保存方法、加工のしかた、美味しい食べ方を学んでいきたいと考えています。
基本方針
そんなに大層なものはありませんが、この菜園をやっていく上で、基本方針を2つだけ考えました。
1つは実際的な方針。せっかく自分で作るわけですから、安心して食べたいわけです。なので「農薬を使用しない」こと。売り物ではないので、形や見た目が悪くても問題なし!結果として、虫に全部食べられてしまったということも十分ありえますが・・・(^^;)少なくとも今年は農薬未使用でいきます。ただ有機農業をやっていくほどの知識はないので化成肥料は使っていこうと思います。
2つめは気持ち的な方針として「失敗から学んでいこう」ということ。何しろはじめてのことですから、最初からうまくいくわけがありません。失敗して当たり前だと思います。仮に虫食いだらけの野菜しか採れなくても、失敗してそこから学んでいって、次につながればいいかなぁと。失敗から何を学べるかが大事になってくると思います。
というわけで、まとめると「農薬を使わずに、失敗しながら試行錯誤してやっていこう!」という感じです。
畑のレイアウト
次は具体的に畑のレイアウトを考えます。
畑のレイアウト、つまり畝をどういう向きで、いくつ作るか?ということです。
「畝の向き」「通路幅」「畝幅」について決めていく必要があります。
畝の向き
「畝の向きは南北方向がいい」という話はどこかで耳にしました。畝の向きが東西方向だと南側に背の高い作物があると、日陰ができてしまうためです。
ただ周りの畑をみると東西に畝を立てているようです。畑が南北に長い長方形なので、東西に畝を立てたほうがレイアウトしやすいのかもしれません。最初なので他の畑に合わせ東西に畝をたてることにします。
通路幅
畝と畝の間は通路になります。この通路に立ったり、座ったりして作物の世話をすることになります。要は作業スペースです。
通路を狭くすれば、その分畝をスペースを広くできます。しかし作業スペースが狭ければ作業がしずらかったり、畝を踏んづけたり蹴飛ばしたりすることになり、下手したら作物に傷を付けてしまうことにもなりかねません。
自分の靴が25cmなので、欲を言えば40cmくらいあれば余裕を持って作業できそうですが最低30cmくらいあれば、十分に収まり作業できるのではないでしょうか。
それからもう一つ、隣の畑との間にも通路を作ります。ここは緩衝地帯的な意味もあると思うので少し余裕を持って40cmとっておきます。
畝幅
畝幅は作る作物によって変えるべきものなのですが、だいたい70cmから100cmくらいが平均的のようです。作物によって変えるほどの知識もないので、今回は70cmに統一しておくことにします。
レイアウト
畝幅70cmで畝が8つでちょうどおさまりそうなので、レイアウトはこうなりました。
【畑の基本情報】
・畑の広さ:4m×8m弱(物置・予備スペース除く)
・畝数:8つ
・畝幅:70cm
・畝間の通路幅:30cm
・隣の畑間の通路幅40cm
春の菜園計画
畑のレイアウトが決まったので、この畑で何を作るのか、特に春に育てる野菜について決めていきたいと思います。
旅の計画を練るときってめちゃくちゃ楽しいのですが、同じようにこの菜園計画を練るのがとても楽しいです♪
あれも作りたい、これも作りたいという思いが次から次へと湧き上がってきます。あの野菜を作ったら、こんな風に料理して食べたいなぁとか・・・この野菜を作ったら、あの保存食が作れるなぁとか・・・いろいろと想像が膨らんでいきますが、作りたいものをすべて作るのは、スキル的にもスペース的にも難しいので、取捨選択しなければなりません。
「芋」はそれほど難しくなさそうなので、たくさん作ろうと思います。芋は保存性も高いので、たくさんあっても困らないし、なにより美味しいです。新じゃがいもでじゃがバター、ポテサラ、フライドポテトに肉じゃが、コロッケも食べべたい!里芋は煮っころがしや豚汁。さつまいもで蜜があふれる焼き芋を食べたい!長芋で麦とろ飯もいいなぁ~!( º﹃º` )ダラ~
「赤紫蘇」も作って紫蘇ジュースにしたいです!梅干しにも使えますしね。自分で作れば、紫蘇の実も収穫できるようですし、いいことずくめです。
「鷹の爪」も欲しい・・・自家製の鷹の爪で作るペペロンチーノ!食べたいなぁ
それから「トマト」も外せません。生だとあまりもちませんが、加工してトマトピューレにトマトソース、ケチャップなどの保存食や調味料を作りましょう。
イネ科の作物も1つくらい作っておきたいところ。作りやすそうなのはとうもろこしでしょうか。
他にもナス、生姜、キャベツ、ブロッコリー、ごぼう、にんじん、おくら、そら豆、枝豆、かぼちゃ、ゴーヤ、玉ねぎ、にんにく、麦、蕎麦などなど、あげればキリがないくらい作りたいものはありますが、時期が違ったり、難易度が高かったりなどの理由で外しました。
というわけで、春の菜園計画はこうなりました。
①じゃがいも
②里芋
③唐辛子、トマト
④きゅうり、ズッキーニ
⑤さつまいも
⑥さつまいも
⑦赤紫蘇
⑧とうもろこし
8つの畝のうち、さつまいもは2畝とります!じゃがいもも2畝使いたいところですが、他のものが作れなくなるので泣く泣く断念。里芋の端に長芋も植えるかもしれません。唐辛子のところにはピーマンを並べてもいいかも。赤紫蘇の端に青紫蘇も少し植えておこうかな。
ソライロノート
次回は、この計画に沿って畝を作り、いよいよ苗を植えていきます。
すぐにでも植えていきたいのですが、育て方すらよくわかっていなかったりするので、この通りに実施できるかどうかは正直わかりません。まずはいろいろ調べないと・・・(^^;)
でもまあ、美味しいものが食べたい!という思いさえあればなんとかなる!でしょうか・・・?
今後に乞うご期待!?
【ソライロ農園シリーズ】
1.素人が畑を借りて週末百姓生活はじめました!
2.はじめての土作り【4月前半】
3.春の菜園計画【4月前半】
4.畝作りとはじめての植え付け【4月前半】
5.じゃがいもの芽と鷹の爪・唐辛子・ピーマンの植付け【4月後半】
6.春じゃがいも収穫までの道のり
7.ズッキーニを育てる(1)定植から初めての収穫まで【5月】
8.春じゃがいも2回目の収穫
9.ズッキーニを育てる(2)受粉順調、収穫真っ盛り!【6月】
10.ズッキーニを育てる(3)突然の異変!そして終焉へ【7月編】
11.春じゃがいもの土中保存を回収
12.きゅうりを育てる(1)定植から一番花【5月】
13.きゅうりを育てる(2)収穫日和【6月】
14.きゅうりを育てる(3)短い夏の終り【7月】
【野菜の保存方法とレシピ】
【じゃがいもの基本情報】 名前:じゃがいも/馬鈴薯(ばれいしょ)原産地:南米アンデス山脈のチチカカ湖周辺。保存適温:10-13度科:ナス科旬:5-7月栄養成分:主成分はデンプン、他にもビタミンC、ビタミンB1、カリウム、ナイ[…]
【ピーマンの基本情報】 名前:ピーマン/西洋唐辛子/甘唐辛子原産地:中央、南アメリカの熱帯地方保存適温:10度科:ナス科旬:6-9月主な栄養成分:抗酸化作用成分のβカロテン、ビタミンE、ビタミンCが揃い、中でもビタミンCの含[…]
【ズッキーニの基本情報】 名前:ズッキーニ/つるなしかぼちゃ原産地:北アメリカやメキシコ保存適温:10-20度科:ウリ科旬:6-8月主な栄養成分:βカロテン、ビタミンC、カリウム、亜鉛、食物繊維。βカロテンが豊富なので体の免[…]
【きゅうりの基本情報】 名前:きゅうり(胡瓜)/黄瓜原産地:インドのヒマラヤ保存適温:10-13度科:ウリ科旬:5-8月主な栄養成分:成分の95%は水分で、ビタミンCやカリウムが含まれている。カリウムには利尿作用がありデトッ[…]
【バジルの基本情報】 名前:バジル/バジリコ原産地:熱帯アジアやインド保存適温:度科:紫蘇科旬:7-8月主な栄養成分:βカロテン、ビタミンE、カルシウムなどを含んでいる。香り成分のリナロールには食欲増進やリラックス効果、集中[…]
【ゴーヤの基本情報】 名前:ゴーヤ/ゴーヤー/苦瓜(にがうり)/ツルレイシ原産地:熱帯アジア科:ウリ科旬:6-8月栄養成分:苦味成分の元、モモルデシンはコレステロール低下する作用、加熱に強いビタミンCも豊富、他にカリウム、カ[…]