※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。
5月12日、お遍路52日目その2。
お遍路52日目は屋島で起床、朝イチで八栗寺にお参りした。参道途中のよもぎ餅屋でハッパをかけられ、今日は歩けるところまで歩こうと決意。このお遍路で自分がどこまで歩けるようになったのか挑戦してみたい気持ちになっていた。
その1はこちら。
52日目-1 八栗寺参道沿いのよもぎ餅屋のおばちゃんにハッパをかけられる
讃岐うどん納め
香川に入ってからさぬきうどんが病みつきになっていた。さっと食べれるファーストフードとしても優秀だし、安いし、何よりもこしのあるさぬきうどんが本当に美味しい。こんな美味しいさぬきうどんを食べられるのも、今日で最後かもしれないので、うどん納めをしておかないと。
八栗寺から40分ほどかけてため池のところまで下りてきた。東屋、トイレもあり公園になっているようだ。二ツ池親水公園とあった。
1匹だけ亀の姿も見えた。
もう少し下っていくと、道が平らになり国道11号線に出た。この道はうどん屋がありそうだなぁと歩いていると、早速、「うどん商人つづみ屋」というお店を見つけた。朝飯に棒ラーメン、1時間半ほど前に大きなよもぎ餅を2つを食べていたが、お腹に余裕はありそうだったので入ってみる。
セルフサービスの店ではなかったので、テーブルにつきメニューを開いてみた。オリーブ釜玉というのが気になったのでたのんでみる。オリーブオイルが素材の良さを引き立てるそうな、、、オリーブオイルをかけるだけで香りが立つし旨味にもなりますからね、ありだと思います!
江戸時代へタイムスリップ
遍路道は11号線を離れ、少し裏道に入っていく。古そうな家があり、いい雰囲気だなあと思ったら、平賀源内先生旧邸とあった。遺品館も併設されていた。
平賀源内といえば、エレキテルや「土用の丑の日」で知られるが、伊豆にも縁のある人で幕府から「伊豆芒硝御用」を申し付けられ、伊豆の船原温泉近くで芒硝(硝石)の発見・採集に取り組んだと言われています。その平賀源内は志度寺近くの志度の町で生まれ育ったようです。
中に入ってみたい気もしましたが、今日は自分がどこまで歩けようになったのかを自分でも試してみたいところなので、先を急ぎます。
平賀邸のすぐそばに志度寺奥の院地蔵寺があった。
八十六番札所志度寺へ
10時過ぎに八十六番札所志度時に到着。
志度寺石柱門。
平賀源内のお墓もあるようだ。
志度寺案内。
志度寺仁王門。
志度寺境内。
志度寺本堂。
志度寺大師堂。
志度寺御朱印。
次の札所まで7キロ。
素敵な東屋で休憩し、讃岐うどん納め2
志度寺を出て1時間ほどもくもくと歩いた。
ちょうどいいところに東屋があったので少し休憩することに。ちょうど木陰になっていてありがたい。
この東屋にはクーラーボックスが置いてあり「クーラーボックス内にある冷たい飲み物で一息入れてください」とあった。中にはたくさんのお接待が、、何よりもお気持ちがありがたい・・・感謝(人)
オロナミンCを1本飲ませていただき、元気ハツラツ!
朝からいろんなものを食べてきたが、最後にもう1杯、讃岐うどん納めをしておきたい。どこかに美味しそうなうどん屋はないだろうか、、
車が50台くらい停まれそうな大きな駐車場にたくさん車がやってきて、みんな同じ方向に向かっていくのがみえた。この辺でなにかイベントでもあるのかな?と思っていたら、なんとみんなうどん屋に入っていった!これは行くしかない!
お店の外まで行列ができていたが、少しくらい待ってもいいやと思い並んでみると、すぐにお店に入れて注文できた。
ぶっかけ小冷と唐揚げ棒をたのんだ。
明日はうどん屋があるようなところを歩かなそうなので、これがほんとに讃岐うどん納めになるだろう。美味しくて大満足だった。混んでるところは間違いなし!
広瀬橋のところで川辺にたくさんの亀が。お天気のいい日の遍路道の川辺では、もはやおなじみの光景だ^ー^
八十七番札所長尾寺
13時に八十七番札所長尾寺に到着した。
長尾寺仁王門。
境内。
境内の立派な大楠。
大師堂。
同行二人の御詠歌石碑。「あらうれし ゆくも かへるも とどまるも われはだいしとふたりづれなり」とある。
興亜地蔵尊像。
静御前剃髪塚。
静御前は義経と吉野で別れた後、捕らえられ鎌倉に送られ、義経の子を生む。生まれた男児は頼朝により由比ヶ浜に沈められたという。その後母磯禅師とともに京に帰された後の消息は不明だそうだ。一説には磯禅師の故郷と言われれる讃岐の地に来ていたとも言われているそうだ。
長尾寺にはその静御前の剃髪塚があった。
長尾寺御朱印。
境内に大窪寺への結願のみち案内図があったので眺めてみる。
まだ具体的に考えていなかったが、大窪寺への遍路道は5つもルートがあるようだ。基本コース、四国のみちコース、バス通りコース、多和神社コース、旧へんろ道コースとある。
こんなにたくさん道があると、どの道を進もうか悩んでしまうところだが、どうせならよもぎ餅屋のおばちゃんが言ってた最後の山を通る道を歩きたい!おそらく女体山のことを言われていたんだと思う。お遍路交流サロンを経由して女体山を通る道は「多和神社コース」しかなかった。うん、この道でいいだろう。
さあ、最後の札所まで12.3キロ、まずはおへんろ交流サロンに行こう!
その3へ続く。
ソライロノート
【ソライロ遍路準備編】
【ソライロ遍路移動編】
0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!
54日目 家に帰るまでがお遍路
【ソライロ遍路各県初日】
徳島編:1日目-1 ソライロ遍路スタート!
高知編:11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
愛媛編:30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ
【ソライロ遍路香川編】
46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊
47日目-1 雲辺寺を下山し六十七番札所大興寺、観音寺市を歩く
47日目-2 六十八番札所~七十番札所、銭形砂絵を眺めため池のほとりで野宿
48日目-1 へんろ小屋で手打ちうどんのお接待、七十一番札所~七十二番札所
48日目-2 天気がいいので幼き空海が修行したという我拝師山に登る
48日目-3 弘法大師生誕の善通寺を打ち善根宿へ
49日目 雨のお参りは傘が役に立つ、七十六番札所~七十八番札所を打ち善根宿へ
50日目-1 カタツムリのお遍路、いそがずあせらず50日目
50日目-2 最後の遍路ころがしを越え、最高の遍路小屋にたどり着く
51日目-1 お遍路最大のピンチ!集団に襲われる!?
51日目-2 八十三番札所~八十四番札所、狸の聖地屋島に泊まる
52日目-1 八栗寺参道沿いのよもぎ餅屋のおばちゃんにハッパをかけられる
52日目-2 うどん納めをして八十七番札所長尾寺まで
52日目-3 おへんろ交流サロンを経由し最後の難関女体山へ
53日目-1 ラストナンバーにて結願、そして奉納
53日目-2 八十八番札所の先、四国一周をつなぎ閉幕