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【ソライロ遍路紀行52日目-1】八栗寺参道沿いのよもぎ餅屋のおばちゃんにハッパをかけられる

2016-05-12-07.28.42_屋島と高松

※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。

5月12日、お遍路52日目その1。
お遍路52日目の朝は、少し早めの4時起き。よく眠れたので体調もよさそう。

51日目はこちら。
51日目-1 お遍路最大のピンチ!集団に襲われる!?
51日目-2 八十三番札所~八十四番札所、狸の聖地屋島に泊まる

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朝飯

朝飯は昨日差し入れでいただいたマルタイ棒ラーメン、行動食におかかのおにぎりも握っておきました。

2016-05-12 04.17.14_マルタイ棒ラーメン
2016-05-12-04.08.10_おかかのおにぎり

朝飯を食べてテントの外に出てみると屋島の夜が明けてきた。

2016-05-12-04.28.43_夜明けの屋島
2016-05-12 04.29.23_テント

今日の予定

今日は屋島を下りたあと、次の山を登って八栗寺へ。八栗寺を下りたら高松市からさぬき市に入リ、八十六番札所志度寺になる。そこから平坦な道を7キロほど歩くと八十七番札所長尾寺。ここまで約19キロ。最後の大窪寺まではさらに15キロあるので今日中は難しいだろう。とすると長尾寺から5キロ先にある「道の駅ながお」がちょうどよい距離なので有力な寝床候補となりそうだ。すぐそばにおへんろ交流サロンがあるので、こちらにもよっておきたい。

屋島の北嶺。だいぶ明るくなってきた。

2016-05-12-05.02.54_朝の屋島

屋島の朝、たぬきたちも起きただろうか^^

2016-05-12-05.12.50_屋島の朝

パッキング完了。久しぶりにすっきりしたお天気で、気持ちのいい青空がおがめそうだ。

2016-05-12-05.18.03_準備完了

屋島を下山

まずは屋島を下山する。屋島から見おろす高松の街並み。

2016-05-12-05.35.39_屋島から見下ろす

源平合戦の史跡もいろいろあるようだ。こういうのを回るのも楽しそうだ。

2016-05-12-05.35.55_源平屋島合戦史跡案内図

下には壇ノ浦、上にはこれから目指す八栗寺のある五剣山。

2016-05-12 05.39.36_壇ノ浦と五剣山

混乱してしまいがちだが、壇ノ浦と言っても源平合戦最後の戦いとなった壇ノ浦は下関の壇ノ浦である。ここは屋島壇ノ浦。

2016-05-12 05.39.44_壇ノ浦

屋島から下りの遍路道。

2016-05-12 05.48.11_屋島から下りの遍路道

道標。

2016-05-12 05.53.39_道標

五剣山がそびえ立つ。あの頂上まで行くとなると大変だろうが、八栗寺はもっと下の方にあるので安心だ^^;

2016-05-12 05.53.45_五剣山

下りは楽々と歩けた。

2016-05-12 05.58.37_屋島からの下り

町には、遍路石にまで源平合戦史跡とある。

2016-05-12 06.26.39_遍路石_源平合戦史跡

檀ノ浦接待所。まだ朝早いのでここは素通り。

2016-05-12 06.31.01_お接待所
2016-05-12 06.32.16_接待所のテント

山田屋地蔵堂。左の舟形石仏は享保14年ものだそうだ。

2016-05-12 06.49.09_山田屋地蔵堂

八栗寺の登り口に着いた。ここはケーブルカーも出ているようなので、歩きたくない方にはおすめ。

2016-05-12 06.58.37_八栗寺登山口

朝なので元気もあり、がんがん登っていくと、お茶屋さんらしきお店が。よもぎ餅の本家とある。

2016-05-12 07.05.10_よもぎ餅の本家

お遍路でよもぎ餅は何度もみた。その度に食べたいと思ったのだが、財布をザックから出すのが面倒だったり、お店が休みだったりでタイミングが合わなかった。今回もまだ朝だからよもぎ餅はないだろうなぁと思いつつも「よもぎ餅食べたいけど、まだないだろうなぁ」と思わず口に出していた。

お店の奥から「あるよー」と声が!!!まさか返事があるとも思ってなかったのでびっくりww

「ちょうど今つき終わったところだから、ちょっと待ってて」

うわー、こんな朝からつきたてを食べられるとかなんて、すばらしいタイミング!きっと朝早くから毎日作られるてるんだろうぁ、、すごい!

少し待っていると中からおばちゃんが「いつもより大きく作ってやったから」と大きなよもぎ餅とお茶を持って来てくれた。

2016-05-12 07.02.33_よもぎ餅
2016-05-12 07.04.56_お茶

きなこもタップリ、まだお餅があったかくてよもぎのいい香りがします!さっそくいただきまーす♪

むしゃむしゃ、、、

一口食べると、よもぎの香りが口の中に広がり、これだけで幸せな気分に^^つきたてのお餅がやわらくって口の中で溶けていくよう。中に餡こがたっぷり。あっという間に食べ終わってしまった。

あまりの美味しさに我慢できずもう1個いただくことにした。

2016-05-12 07.06.18_よもぎ餅おかわり

次はもっと味わってゆっくり食べよう!と思ったが、あまりにも美味しくって二口くらいで飲み込んでしまう。いやぁ~最高のよもぎ餅、うまかった~

お店のおかみさんに「今日はどこまでいくつもりなの?」と聞かれたので「87番の長尾寺まで行ければいいかなと思ってます」と応えると

「何言ってるの!まだこんな朝は早いんだから88番まで行きなさい!」

と怒られてしまったw

「えー!??いけますかねー??」

88番までは34,5キロくらい、ちょっと自分には難しい距離かなと思ったが、おかみさんは「大丈夫大丈夫、おばあちゃんおじいちゃんたちも、朝ここを通られる方はほとんどその日中に大窪寺まで行かれるから」と。

マジっすか、、

「最後にお遍路で一番の険しい山があるけどね。横峰寺とか雲辺寺とかが大変だと言われるけど本当に一番きついのは最後の山だから。でもここまで歩いてきたお遍路さんなら大丈夫。体が勝手に動いてくれるから」

え、最後にそんな厳しい山なんてあったのか、横峰寺や雲辺寺以上の山があるとは知らなかった。ちょっとワクワクしてきた^^

「疲れたときには、これを食べなさい。力が湧いてくるから」と言われくだだったのが、生姜漬だった。1つ食べてみると、くぁあああああっと生姜の味がダイレクトに口の中に広がり、体中が熱くなるような感じ。これは本当に効きそうだった。

2016-05-12 07.07.52_生姜漬

「どこまで歩けるかわかんないけど、行ける処までがんばってみます!ありがとうございました」とお礼をいい出発した。

思わぬ形でハッパをかけられたが、さすがに今日中に88番まで行くのは難しい気がした。ただ山があるなら、山の中で寝床をみつけて最後は山で寝るのもいいかもしれないなぁとは思うけど、、。明日で最後なのだから、体力を温存しておいてもしょうがないだろう。うん、今日は歩けるところまで歩こう!

八栗寺のへの遍路道。あと525メートルだ。

2016-05-12-07.16.56_八栗寺への遍路道
2016-05-12 07.22.14_遍路道

八十五番札所八栗寺へ

階段を登った見晴らしのいい場所で、お迎え大師が迎えてくれた。

2016-05-12 07.27.26_お迎え大師

高松の街を見下ろせ、屋島も見える。いい眺めだ。夜景もきれいだろうなぁ

2016-05-12 07.28.28_お迎え大師と屋島
2016-05-12-07.28.42_屋島と高松

お迎え大師の由来が彫られた石碑。

2016-05-12 07.27.48_お迎え大師の由来

五剣山に見守られるように、石柱門、奥に鳥居、この参道が本堂に続いているようだ。

2016-05-12 07.30.01_五剣山

五剣山は五つの峯が連なっているのだが、一番右側の峯は宝永4年(1707年)の大地震で崩れてしまったらしい。

聖天宮鳥居。奥には山門。

2016-05-12 07.30.54_聖天宮鳥居

八栗寺二天門。

2016-05-12 07.31.41_八栗寺二天門

本堂。

2016-05-12 07.35.49_八栗寺本堂

大師堂。

2016-05-12 07.42.21_八栗寺大師堂

八栗寺の案内板の絵がおもしろい。山の中のかなり広い敷地に建物が続いているのがわかる。

2016-05-12 07.48.54_八栗寺案内板

ケーブルの駅は右側にあるようだ。左上には天狗もいる。このお寺では「中将大権現」という五剣山を護る天狗も祀られているらしい。

本堂の後ろに五剣山、山に護られたお寺感がはんぱない。

2016-05-12 07.49.16_本堂と五剣山

少し角度を変えるとこんな感じ。

2016-05-12 07.50.11_本堂、聖天堂と五剣山

八栗寺御朱印。

2016-05-12 07.53.24_八栗寺御朱印

次の札所まで6.5キロ。時間はまだ8時、今日は歩けるところまで歩く!

その2へつづく。

ソライロノート

【ソライロ遍路準備編】

ルール詳細
パッキング編
パッキング編2(食材)
自炊計画

【ソライロ遍路移動編】

0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!
54日目 家に帰るまでがお遍路

【ソライロ遍路各県初日】

徳島編:1日目-1 ソライロ遍路スタート!
高知編:11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
愛媛編:30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ

【ソライロ遍路香川編】

46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊
47日目-1 雲辺寺を下山し六十七番札所大興寺、観音寺市を歩く
47日目-2 六十八番札所~七十番札所、銭形砂絵を眺めため池のほとりで野宿
48日目-1 へんろ小屋で手打ちうどんのお接待、七十一番札所~七十二番札所
48日目-2 天気がいいので幼き空海が修行したという我拝師山に登る
48日目-3 弘法大師生誕の善通寺を打ち善根宿へ
49日目 雨のお参りは傘が役に立つ、七十六番札所~七十八番札所を打ち善根宿へ
50日目-1 カタツムリのお遍路、いそがずあせらず50日目
50日目-2 最後の遍路ころがしを越え、最高の遍路小屋にたどり着く
51日目-1 お遍路最大のピンチ!集団に襲われる!?
51日目-2 八十三番札所~八十四番札所、狸の聖地屋島に泊まる
52日目-1 八栗寺参道沿いのよもぎ餅屋のおばちゃんにハッパをかけられる
52日目-2 うどん納めをして八十七番札所長尾寺まで
52日目-3 おへんろ交流サロンを経由し最後の難関女体山へ
53日目-1 ラストナンバーにて結願、そして奉納
53日目-2 八十八番札所の先、四国一周をつなぎ閉幕

【ソライロ遍路全記事一覧】

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