※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。
5月3日、お遍路43日目その1。
お遍路43日目は3時起きと、これまでのお遍路で一番の早起きをした。今日は大一番の日なので朝から気合が入る。
42日目はこちら。
42日目-1 五十六番札所泰山寺~五十八番札所仙遊寺、油断して体力消耗
42日目-2 五十九番札所国分寺、明日に備え最後のゆうパック
42日目-3 お遍路おじいさんに再会後、臼井御来迎に泊まる
朝飯&行動食
朝飯は昨日の夜のうちに炒めておいた豚バラと松山あげをごはんにのせた豚あげ丼。ささっと食べる。
お遍路で食べた自炊遍路飯のレシピを紹介するシリーズ(インスタント麺を除く)、今回は43日目の朝飯に作った「豚きつね丼」です。 [adcode] 材料 ・白米 1合・水180cc・[…]
今日の予定
今日の予定はお天気次第でかなり流動的になる。昨日の予報ではもっと荒れる可能性もあったので、打つ順番を変えて横峰寺を後にまわすという選択肢もあった。昨日より少し予報がよくなり、雨は午後から降り始めるようなので午前中が勝負、雨に振られる前に横峰寺に登り、道の駅まで下りてくるのが理想だ。途中の登り口、札所で状況判断をする必要があるだろう。場合によっては途中で停滞する可能性もあり。とにもかくにも今日一日雨との競争になりそうだ。
パッキングを完了。東屋の掃除をして、4時前に出発。今のところ天気は悪くない。
横峰寺の登り口を目指す
人気が全くない真っ暗なまち中を歩くのは久しぶりかもしれない。いつもはもっと構えない感じで力を抜いて歩いているが、石槌山横峰寺となると本気モード。少しくらい足を痛めてもいいくらいの気持ち、自然と気合が入る。
まずは最初の1時間をダレることなく歩くと、空が少し明るくなってきた。
間もなく朝焼け。
山の方を見ると嫌な感じの雲が張り付いている。横峰寺とは少し方向がずれていると思うが、あの雲が移動してきたら荒れるかもしれない、、
お祭り広場という公園ぽい場所があったが、住宅地で野宿には不向きそうだ。
惠美洲神社。
通りを渡ったところにファミリーマート。ちょうど自転車お遍路さんが3人くらいやってきた。ここが最後のコンビニのためいろいろと整えておこう。食べ物は問題ないのでトイレをお借りしたりゴミを捨てさせていただいたり。ここまで2時間半、まずまずのペースで歩いてこれた。このまま登り口まで進んで最終判断をしよう。
石土神社の高灯籠(式年祭記念澄)。
遍路道から見える山並み。石鎚山はどれだろう??
山がだんだん近づいてくる。道は当然上り道に。
なんかコーラの自販機がたくさんあるぞ!自販機の工場だろうか?
東屋があったが、今は休まず進む!
少し離れたところにカラフルな塔が見える。あれはなんだろう??
大郷大師堂。修行大師と小さな大師堂とあった。
こんなところに珈琲屋。開いてたら誘惑に負けて休憩してたかも^^;
尾崎八幡神社。
4時間かけて横峰寺の登り口に到着した。ここは東屋トイレ湧き水があり、ここなら停滞することもできる。もし雨が降り出していたらここで一泊することも考えたが、もう少し空は持ちそうだった。このまま横峰寺に登ろう!
地元の人が湧き水を汲みに来られていた。せっかくだから持っていた水を捨てて汲みなおしておく。
さっき、コンビニでみかけた自転車お遍路さんたちの自転車と思われる。自転車の人はピストンで下りてくるようだ。
休憩所のすぐ横に登り口。さあ行くぞ!
石鎚山中腹の横峰寺に登る
登り口からの階段。
少し登ったところで休憩所を見下ろしてみる。また一人、自転車お遍路さんがやってきたようだ。
山道になってきた。ペースをくずさずゆっくり休まず歩く。
さっき下に見えた自転車お遍路さんがやってきた。荷物も軽そうでさくさく登られていった。
古坊地蔵堂。
遍路道を彩る白い花。あやめに似てる。
大柄の欧米人のお遍路さんが後ろからやってきたので挨拶を交わす。大股でがんがん登っていくので笑っちゃうくらい早いwwあんな歩き方をしていたら絶対にバテるはずなのだが、外人さんは息も切らさずスイスイと。骨格が違うのだろう、、あれは絶対に真似出来ないw気さくな外人さんだったので、Too fast!(ちょっと早すぎじゃね?的なニュアンス)と言ってみる。「お前は重たい荷物を背負ってるから遅いんだよ!HAHAHAHA!」と返されたw
外人さんにつられてペースが早まり、息を切らしながら歩く。気づけば横峰寺の仁王門が目の前に見えていた。着いてみればあっけない、登り口から1時間ちょっとだった。
その2へ続く。
ソライロノート
【ソライロ遍路準備編】
【ソライロ遍路移動編】
0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!
54日目 家に帰るまでがお遍路
【ソライロ遍路各県初日】
徳島編:1日目-1 ソライロ遍路スタート!
高知編:11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
香川編:46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊
【ソライロ遍路愛媛編】
30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ
30日目-2 愛媛最初の札所観自在寺、公園野宿を見逃していただく
31日目-1 激しい雨風の56号線を歩き、ゆらり内海で休憩
31日目-2 密室の遍路小屋で怪しげな先客と二人きり
31日目-3 遍路小屋の夜
32日目 体調不良で急遽宿に泊まる
33日目-1 病み上がりのリハビリ歩き
33日目-2 雨のなか3日ぶりの納経後、道の駅泊
34日目-1 四十二番札所佛木寺から歯長峠越え
34日目-2 四十三番札所明石寺後、遍路小屋で一人焼肉
35日目-1 鳥坂峠を越え、予定外の臥龍の湯に浸かる
35日目-2 野宿の聖地十夜ヶ橋の下で寝る
36日目-1 ありがたいお接待を受けながら内子町へ、小田川沿いの木材動物アートに癒やされる
36日目-2 農祖峠ルートを選び、道の駅小田の郷せせらぎに
37日目-1 雨の農祖峠を越え久万高原町へ
37日目-2 八十八分の四十四番目はどしゃぶりの大宝寺、その後アクシデント発生
38日目-1 恐怖の峠御堂トンネルを抜け、いやしの宿八丁坂さんにザックを預ける
38日目-2 空身でらくらく八丁坂を越え、四十五番札所岩屋寺へ
38日目-3 体調に異変が生じる中、レストパーク明神へ
39日目-1 目覚めの恐怖を乗り越え、四十六番札所浄瑠璃寺で手のモデル!?
39日目-2 お遍路もGWの賑わい!四十七番札所~四十九番札所
39日目-3 GPSトラブルがありつつも、衛門三郎伝説の五十一番札所石手寺へ
39日目-4 道後温泉に入り道後公園に泊まる
40日目-1 朝からトラブルも地元の方に導かれ五十二番札所太山寺、五十三番札所円明寺へ
40日目-2 9日ぶりに海を眺め、文化の森公園に泊まる
41日目-1 松山市を抜け、瓦と石油基地の町菊間へ
41日目-2 五十四番札所延命寺~五十五番札所南光坊、駿河か伊豆かで悩む
42日目-1 五十六番札所泰山寺~五十八番札所仙遊寺、油断して体力消耗
42日目-2 五十九番札所国分寺、明日に備え最後のゆうパック
42日目-3 お遍路おじいさんに再会後、臼井御来迎に泊まる
43日目-1 愛媛のラスボス!?石鎚山中腹の横峰寺に挑む
43日目-2 シャクナゲが華やかな六十番札所横峰寺から雨雲と競争しながら下山
44日目-1 六十一番札所~六十三番札所、石鎚神社で御神水カエル発見!?
44日目-2 六十四番札所前神寺後、導かれるように善根宿へ
45日目 夏のように暑い一日、新居浜市から四国中央市へ
46日目-1 愛媛最後の札所、六十五番札所三角寺へ