※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。
5月1日、お遍路41日目その1。
お遍路41日目。早めに出発したかったので少し早め、4時に起床。夜はとても静かだったので、まずまず眠れた。目眩の症状は全然出なくなっていたので心配なさそうだ。
40日目はこちら。
40日目-1 朝からトラブルも地元の方に導かれ五十二番札所太山寺、五十三番札所円明寺へ
40日目-2 9日ぶりに海を眺め、文化の森公園に泊まる
朝飯&行動食
朝飯は昨日の残りの肉豆腐丼と冷奴で済ませた。肉豆腐丼は撮り忘れ。
今日の予定
今日は一日天気はよさげ、早めに出発して少し長めに歩きたい。 松山の伊予北条から今治市に入り、25キロ先の五十四番札所延命寺へ17時までの納経を目指す。そこから2,3キロ先の五十五番札所手前に野宿候補地もあるが、そろそろ宿に泊丸必要があるので、昼くらいまでに決める。
数分だが濡れたテントを干して乾かす。
5時15分、パッキングが完了し出発。
伊予北条から瓦の町菊間へ
まだ空気がヒンヤリとしている。山から日が昇る時間に歩き出すのは気持ちがいい。
レンゲ畑に伸びる影も長い。
朝のうちに近くのサークルKで今日の行動食と昼飯用のラーメンをゲット。コンビニの店員さんにがんばってくださいと応援された。
市をまたぐときは峠越えになることが多いが、だんだん山が近づいてきた。もくもくと歩いているお遍路さんをみかけ挨拶を交わす。少しのぼり道になってきてところに鎌大師。
遍路小屋 もあったが宿泊は禁止。
登り道を歩く。歩き始めだるさも抜けてきて傾斜が心地よい。登ったあとには下り。誰もいない遍路道。
ため池にカモの群れが騒がしく泳いでいた。僕が近づくとこちらによってきたが、餌をもらえるわけじゃないとわかると急に方向を変えて遠ざかっていった。
六つのお地蔵さんが並んでいる。なんか色がついてるなぁと思ってよく見たらお地蔵さんがお化粧をしていた。お化粧地蔵というらしい。
浅海の海だ。とても穏やかな海、高知の海とは明らかに違う。
しばらく歩いていると、同じような看板ばかりがあることに気づく。
どうやら松山市を抜け瓦の町今治市菊間に入ったらしい。
厄除け大師遍照院。厄除け饅頭なるものがあるらしいが、残念ならが今日は置いてなかった。
堤防に無造作に置かれている瓦。
堤防沿いに並んでいる瓦屋。
海の方を眺めてみると、石油化学コンビナートだろうか?工場群がみえてきた。夜になったら夜景が綺麗だろう。
まだ10時前だったが 日差しが強くなってきて、朝の心地よさはもうない。どこかで休憩したいなぁと思いながら石油基地を横目に通り過ぎていくと、青木大師堂についた。
青木大師堂は休憩所もあり、宿泊もできるようだった。こちらは近くにある円福寺の通夜堂ということらしい。荷物をおろして少し休憩をさせていただき、朝買ったあんぱんを食べた。
大師堂を出るとアイスが売っているのを発見し思わず購入する。峠店のアイス、110円!冷たくて美味しい^^
さて出発するかとあるき出したところで「ソライロさんですか?」と声を掛けられた。最初は「えっ誰?」という感じで意味がわからなかったが、なんとtwitterをみてくださっている方がリア凸してくださったのだ。しかもご自身で作られているお米などをお接待としていただく。わざわざこのあたりを通るんじゃないかと待っていてくださったそうで、、、突然のことでとても驚いたが大変ありがたく感謝感謝でしたm(_ _)m
凸者さんに別れを告げ歩き出したところに、また車が近づいてきて若者が「がんばってください」と八朔(伊予柑?)を手渡してくれた。
海には小さな島が見える。地図をみると怪島(けしま)というらしい。
さっき車のおにいさんにいただいた八朔をいただく。甘酸っぱさで疲労回復。
小さな大師堂。五郎兵衛大師とある。
星の浦海浜公園に着いた。海とコンビナートがみえる。
昼飯
ベンチと水もあるし、ちょうどお昼の時間なので昼飯に。
お湯が湧きラーメンを入れ茹ではじめたところでガスがなくなる、、、;;仕方がないので3分くらい待ってみたが柔なくなるところまではいかず。
固くて美味しくないとほほなワカメ塩ラーメン。
ラーメンを食べていたところに、若い女性の歩きお遍路さんがやってきたので挨拶を交わした。少しお話をするとGWの区切り打ち、東京から来られた宿泊まりのお遍路さんだった。いただきものですがよかったらと、パンとケーキをいただいてしまった。まずそうなラーメンを食べていたのを見られて同情されたのかも、、^^;
せっかく水があるので、今のうちにお米を研いでナルゲンボトルに入れておいた。野宿になったとき水場がなかったら面倒だが、こうしておけばいつでもすぐに米を炊ける。
さあ、延命寺まではあと5キロちょいくらい。がんばって歩こう。
その2へ続く。
ソライロノート
【ソライロ遍路準備編】
【ソライロ遍路移動編】
0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!
54日目 家に帰るまでがお遍路
【ソライロ遍路各県初日】
徳島編:1日目-1 ソライロ遍路スタート!
高知編:11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
香川編:46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊
【ソライロ遍路愛媛編】
30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ
30日目-2 愛媛最初の札所観自在寺、公園野宿を見逃していただく
31日目-1 激しい雨風の56号線を歩き、ゆらり内海で休憩
31日目-2 密室の遍路小屋で怪しげな先客と二人きり
31日目-3 遍路小屋の夜
32日目 体調不良で急遽宿に泊まる
33日目-1 病み上がりのリハビリ歩き
33日目-2 雨のなか3日ぶりの納経後、道の駅泊
34日目-1 四十二番札所佛木寺から歯長峠越え
34日目-2 四十三番札所明石寺後、遍路小屋で一人焼肉
35日目-1 鳥坂峠を越え、予定外の臥龍の湯に浸かる
35日目-2 野宿の聖地十夜ヶ橋の下で寝る
36日目-1 ありがたいお接待を受けながら内子町へ、小田川沿いの木材動物アートに癒やされる
36日目-2 農祖峠ルートを選び、道の駅小田の郷せせらぎに
37日目-1 雨の農祖峠を越え久万高原町へ
37日目-2 八十八分の四十四番目はどしゃぶりの大宝寺、その後アクシデント発生
38日目-1 恐怖の峠御堂トンネルを抜け、いやしの宿八丁坂さんにザックを預ける
38日目-2 空身でらくらく八丁坂を越え、四十五番札所岩屋寺へ
38日目-3 体調に異変が生じる中、レストパーク明神へ
39日目-1 目覚めの恐怖を乗り越え、四十六番札所浄瑠璃寺で手のモデル!?
39日目-2 お遍路もGWの賑わい!四十七番札所~四十九番札所
39日目-3 GPSトラブルがありつつも、衛門三郎伝説の五十一番札所石手寺へ
39日目-4 道後温泉に入り道後公園に泊まる
40日目-1 朝からトラブルも地元の方に導かれ五十二番札所太山寺、五十三番札所円明寺へ
40日目-2 9日ぶりに海を眺め、文化の森公園に泊まる
41日目-1 松山市を抜け、瓦と石油基地の町菊間へ
41日目-2 五十四番札所延命寺~五十五番札所南光坊、駿河か伊豆かで悩む
42日目-1 五十六番札所泰山寺~五十八番札所仙遊寺、油断して体力消耗
42日目-2 五十九番札所国分寺、明日に備え最後のゆうパック
42日目-3 お遍路おじいさんに再会後、臼井御来迎に泊まる
43日目-1 愛媛のラスボス!?石鎚山中腹の横峰寺に挑む
43日目-2 シャクナゲが華やかな六十番札所横峰寺から雨雲と競争しながら下山
44日目-1 六十一番札所~六十三番札所、石鎚神社で御神水カエル発見!?
44日目-2 六十四番札所前神寺後、導かれるように善根宿へ
45日目 夏のように暑い一日、新居浜市から四国中央市へ
46日目-1 愛媛最後の札所、六十五番札所三角寺へ