※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。
4月24日、お遍路34日目その1。
34日目の朝は4時半起き。夜は道の駅にしては車の出入りも気にならず、まずまず眠れた。昨日からの雨はやんでいるようだった。
33日目はこちら。
33日目-1 病み上がりのリハビリ歩き
33日目-2 雨のなか3日ぶりの納経後、道の駅泊
朝飯
久しぶりに空腹感があったので朝飯は米を炊き、ほうれん草としめじのガーリックライス。仙人さん方式を試してみるのは忘れてしまった。
お遍路で食べた自炊遍路飯のレシピを紹介するシリーズ(インスタント麺を除く)、今回は34日目の朝飯に作った「ほうれん草としめじのガーリックライス」です。 [adcode] 材料 ・[…]
行動食分。
今日の予定
今日はまず朝一に3キロ先の四十二番札所佛木寺に。7時に納経所が開くので朝一のお参りを目指す。次の四十三版札所明石寺までは峠を1つ越え10キロ歩く。その先は約70キロあるので今日は歩けるところまで行こう。寝床の当てはないので、どこかで情報を仕入れておきたいところだ。
準備完了したところで、ボランティア青年にコーヒーを淹れていただいた。
体調も回復し、朝コーヒーの美味しさに体がしびれる。いい一日のはじまりだ^^
6時10分、ボランティア青年とお別れして出発した。
四十二番札所佛木寺
田んぼの中の県道を1時間ほど歩くと佛木寺に到着。
佛木寺仁王門。
自撮り。
佛木寺門前の東屋。ここでも野宿できないこともなさそう。
仁王門をくぐるとすぐにあるのが修行大師像。
不動堂と聖徳太子堂。
聖徳太子堂。
観世音菩薩像。
本堂。
大師堂。
御朱印。
日曜日ということもあるのだろう、朝一なのにお遍路さんが続々とお参りにこられる。お参りを終え境内を出ようとしたらところで、お遍路さんに声をかけられる少しお話をした。車のお遍路さんだった。この先、横峰寺などの難所があるがここまで歩いてこられたお遍路さんなら大丈夫ですと励ましていただいた。別れ際に「お接待させてください。今日一日いいことがありますように」とおっしゃられ500円をいただく(人)大事に使わせていただこう。
歯長峠越え
次の明石寺までは10.4キロ、峠越えもある。
歩いていると腹が減ってくるので、お腹の調子は完全によさそうだ。行動食を食べながら歩く。
ここから山道、歯長峠に向かう。
「きついのは最初だけ」とあるが本当だろうか?
休憩所があったがまだ疲れてないので腰はおろさなかった。
ベンチだけでなくごみ箱まである。このごみは地元の方が処分してくれてるのだろう。ありがたい・・・
歯長峠を目指して進む。
逆打ちの方とすれ違い、あいさつをする。途中通行止めと書かれているところがあったが問題なく歩けたよと教えていただいた。
きつい登りが続く。なかなかの急登だ。
お堂のあるところに出た。ここが歯長峠のようだ。以前はここにお寺があったとか。朝のガーリックライスを食べて少しだけ休憩してから出発。
峠から下りてきて車道に出て少し歩くと歯長地蔵と遍路の墓があった。昔は名も無きお遍路さんが遍路道で倒れて亡くなったのだろう。手を合わせてからまた歩きだす。
道路右手にひっそりと番外霊場道引大師。
昼飯
県道29号線沿いの休憩所。水場もあり昼飯にちょうどよい。
お腹が空いてきたのでここでお昼にしよう。
ちょうどそこにお遍路さんの団体様一行がやってきた。日本人の方が、お遍路さんの格好をした外国人数人を引き連れていた。「シャシン、イイデスカ?」と聞かれたのでOKすると、自炊風景をパシャパシャと撮られた。ガイドさんのような方が「これが日本のリアルお遍路です」と説明していた。え?その説明合ってるの?(笑)と思ったが聞こえないふりをラーメン作りに専念。
そしてほうれん草入りマルちゃん正麺醤油味完成!久しぶりの昼ラーメンが美味しかった。普通にお腹が空いて食べられる幸せを噛みしめる。
ごちそうさま(人)
明石寺まではあと3キロ。
その2へ続く。
ソライロノート
【ソライロ遍路準備編】
【ソライロ遍路移動編】
0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!
54日目 家に帰るまでがお遍路
【ソライロ遍路各県初日】
徳島編:1日目-1 ソライロ遍路スタート!
高知編:11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
香川編:46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊
【ソライロ遍路愛媛編】
30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ
30日目-2 愛媛最初の札所観自在寺、公園野宿を見逃していただく
31日目-1 激しい雨風の56号線を歩き、ゆらり内海で休憩
31日目-2 密室の遍路小屋で怪しげな先客と二人きり
31日目-3 遍路小屋の夜
32日目 体調不良で急遽宿に泊まる
33日目-1 病み上がりのリハビリ歩き
33日目-2 雨のなか3日ぶりの納経後、道の駅泊
34日目-1 四十二番札所佛木寺から歯長峠越え
34日目-1 四十二番札所佛木寺から歯長峠越え
34日目-2 四十三番札所明石寺後、遍路小屋で一人焼肉
35日目-1 鳥坂峠を越え、予定外の臥龍の湯に浸かる
35日目-2 野宿の聖地十夜ヶ橋の下で寝る
36日目-1 ありがたいお接待を受けながら内子町へ、小田川沿いの木材動物アートに癒やされる
36日目-2 農祖峠ルートを選び、道の駅小田の郷せせらぎに
37日目-1 雨の農祖峠を越え久万高原町へ
37日目-2 八十八分の四十四番目はどしゃぶりの大宝寺、その後アクシデント発生
38日目-1 恐怖の峠御堂トンネルを抜け、いやしの宿八丁坂さんにザックを預ける
38日目-2 空身でらくらく八丁坂を越え、四十五番札所岩屋寺へ
38日目-3 体調に異変が生じる中、レストパーク明神へ
39日目-1 目覚めの恐怖を乗り越え、四十六番札所浄瑠璃寺で手のモデル!?
39日目-2 お遍路もGWの賑わい!四十七番札所~四十八番札所
39日目-3 GPSトラブルがありつつも、衛門三郎伝説の五十一番札所石手寺へ
39日目-4 道後温泉に入り道後公園に泊まる
40日目-1 朝からトラブルも地元の方に導かれ五十二番札所太山寺、五十三番札所円明寺へ
40日目-2 9日ぶりに海を眺め、文化の森公園に泊まる
41日目-1 松山市を抜け、瓦と石油基地の町菊間へ
41日目-2 五十四番札所延命寺~五十五番札所南光坊、駿河か伊豆かで悩む
42日目-1 五十六番札所泰山寺~五十八番札所仙遊寺、油断して体力消耗
42日目-2 五十九番札所国分寺、明日に備え最後のゆうパック
42日目-3 お遍路おじいさんに再会後、臼井御来迎に泊まる
43日目-1 愛媛のラスボス!?石鎚山中腹の横峰寺に挑む
43日目-2 シャクナゲが華やかな六十番札所横峰寺から雨雲と競争しながら下山
44日目-1 六十一番札所~六十三番札所、石鎚神社で御神水カエル発見!?
44日目-2 六十四番札所前神寺後、導かれるように善根宿へ
45日目 夏のように暑い一日、新居浜市から四国中央市へ
46日目-1 愛媛最後の札所、六十五番札所三角寺へ