※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。
4月29日、お遍路39日目その4。
お遍路39日目は朝からいいお天気の中、四十六番札所浄瑠璃寺から五十一番札所の石手寺までまわり終えた。
その1、2、3はこちら。
39日目-1 目覚めの恐怖を乗り越え、四十六番札所浄瑠璃寺で手のモデル!?
39日目-2 お遍路もGWの賑わい!四十七番札所~四十八番札所
39日目-3 GPSトラブルがありつつも、衛門三郎伝説の五十一番札所石手寺へ
食材確保&寝床探し
石手寺を出る頃には17時になっていた。日が暮れる前にやることをやっておかないと思い、早足になる。
まずはサークルKで食材ゲット。今日の戦利品は米3合、レトルトハンバーグ、カレー。
日切大師。日にちを切ってお願いすると叶えてくれるらしい。
日切大師像。
道後公園のお堀。元は湯築城(ゆづきじょう)というお城があったらしい。
道後公園は野宿は難しいと聞いていたが、一応どんな感じのところなのかみてみる。
かなり広い敷地の中に、東屋、休憩所、トイレ、高台のような場所があり、沢山の地元の人たちが散歩したり、遊んだりしている。
これだけ広い敷地なら、どこか隅っこの方で野宿できるのではないか?とも思ったが、以前に道後公園でテントを張ろうとしたら、すぐに警察の人がきて移動させられたというのをどこかで読んだのを思い出す。おそらくこういう大きな公園は監視カメラもたくさんあるので、難しいだろうとは思ったのだが、、、こういう観光客の多い場所では他の場所を探すのも苦労するかもしれない。一度ダメ元で頼んでみよう。断れたら他を当たるしかない。
管理事務所らしきところにいき、ノックしてみると中から係の人が出てきた。お遍路をしているが、もし可能なら公園の中で一晩野宿をさせていただけないか?と聞いてみた。係の方は本来は一晩だけならと言ってくださった。断られるだろうと思っていただけに喜びも大きかった。感謝を伝え事務所を後にした。
寝場所が決まったのでもう心配はない。よし、 温泉に入ろう!
道後温泉
今の時間、公園にテントを張るのは目立つし荷物を置いていくの怖かったので、荷物をもったまま温泉に。
さすがにGWの道後温泉は混雑している。
どういうシステムになっているのかわからないのでまず案内板をみてみる。入浴のみが410円とある。よく見ると窓口の人だかりは入浴券を買おうとしている人たちの列だった。
外観もちょっと「千と千尋の神隠し」 感があるが中のに入るとさらに味わい深い。建物の古さがいい雰囲気を出している。ロッカーにザックは入らなかったので温泉の人に伝えると、忙しいなか小さな小部屋に案内してくれてここに置いていいと言われた。ありがたい。
入浴場もとても混んでいたが湯船に入り、足を伸ばしてゆっくりすることができ、いいお湯をいただき大満足だった。
公園に戻ろう前に、近くにある道後温泉椿の湯もみておいた。400円で朝6:30からやっている。明日の朝、ひとっ風呂浴びてから出発なんてのもいいかもしれない。
椿の湯のすぐ近くで遺跡発掘調査が行われていた。何が出てきたんだろう?
遺跡の近くで観光客らしき方に声をかけられる。遍路道にはあちこちに遍路道を示す小さなマークがあり、お遍路さんはそのマークを探しながら歩くと聞いたことがあるが、本当ですか?と聞かれた。そんな風に言われると、なんだかダ・ヴィンチ・コードみたいに謎解きをしながら歩いてるみたいでかっこいい^^
さすがにGWの観光地。お土産物店が並ぶアーケード街もたくさんの観光客で賑わっていた。お遍路姿で歩いているのは自分だけでかなり浮いていたが。
たまには地元の名産的なものを料理に使ってみたいと思い、土産物屋に入り松山あげというのを買ってみた。
道後温泉駅の前を通り、道後公園に戻ってきた。
道後公園で寝る
東屋はあちこにあるのだが、暗くなってもまだ地元の方々がたくさんいるので、どこにしようかあちこち歩く。人が誰もいない東屋をみつけなんとかテント張れた。もう19時半になろうとしていた。
夕飯
少し遅くなったが夕飯だ。今日は久しぶりに米がある。買ってきた松山あげも入れてチーズハンバーグカレーにしてがっつり食べた。お腹いっぱいだ〜
お遍路で食べた自炊遍路飯のレシピを紹介するシリーズ(インスタント麺を除く)、今回は39日目の夜飯に作った「松山あげ入りチーズハンバーグカレー」です。 [adcode] 材料 […]
出納帳
・お賽銭(浄瑠璃寺) 20円
・納経代(浄瑠璃寺) 300円
・お賽銭(八坂寺) 20円
・納経代(八坂寺) 300円
・お賽銭(西林寺) 20円
・納経代(西林寺) 300円
・お賽銭(浄土寺) 20円
・納経代(浄土寺) 300円
・お賽銭(繁多寺) 20円
・納経代(繁多寺) 300円
・お賽銭(石手寺) 20円
・納経代(石手寺) 300円
・デミソースハンバーグ(サークルK) 128円
・こしひかり3合 330円
・コクと香りカレー中辛 132円
・入浴料(道後温泉本館) 410円
・松山あげ(餅屋本店) 225円
【集計】
宿泊費:0円
風呂:410円
洗濯:0円
食費:815円
日用品:0円
お参り:1920円
合計:3145円
ルート
Googleマップ
ルート:6:17レストパーク明神-6:37皿ヶ嶺登山口休憩所-7:06三坂峠-7:50一ノ王子社跡休憩所7:55-8:42網掛石9:02-9:21窪野公園-9:56四十六番札所浄瑠璃寺10:20-10:44四十七番札所八坂寺11:10-11:33文殊院-12:10札始大師堂12:20-12:48番外大師堂-12:56長善寺大師堂-12:57四十八番札所西林寺13:16-14:10四十九番札所浄土寺14:24-15:12五十番札所繁多寺15:25-16:13五十一番札所石手寺16:50-17:18道後公園17:30-17:34道後温泉18:30-19:00道後公園(泊)
・合計時間:10時間23分
・合計距離:26.23km
・最高点の標高: 730m
・最低点の標高: 40m
・累積標高(上り):227m
・累積標高(下り):794m
39日目GPS(ヤマレコ)
ソライロノート
2日間の雨の後の久しぶりにお日様で気持ちよく歩けた一日だった。目眩の症状もほとんど出なくなっていた。一週間ぶりのお風呂、温泉に至っては足摺岬以来だから2週間ぶりに入れた。札所もたくさんまわれたし言うことなし!特に観光地や町中の野宿場所探しは苦労すると思っていたが、道後公園に泊まれることができてとても助かった。感謝の極み。
40日目に続く。
【ソライロ遍路準備編】
【ソライロ遍路移動編】
0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!
54日目 家に帰るまでがお遍路
【ソライロ遍路各県初日】
徳島編:1日目-1 ソライロ遍路スタート!
高知編:11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
香川編:46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊
【ソライロ遍路愛媛編】
30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ
30日目-2 愛媛最初の札所観自在寺、公園野宿を見逃していただく
31日目-1 激しい雨風の56号線を歩き、ゆらり内海で休憩
31日目-2 密室の遍路小屋で怪しげな先客と二人きり
31日目-3 遍路小屋の夜
32日目 体調不良で急遽宿に泊まる
33日目-1 病み上がりのリハビリ歩き
33日目-2 雨のなか3日ぶりの納経後、道の駅泊
34日目-1 四十二番札所佛木寺から歯長峠越え
34日目-2 四十三番札所明石寺後、遍路小屋で一人焼肉
35日目-1 鳥坂峠を越え、予定外の臥龍の湯に浸かる
35日目-2 野宿の聖地十夜ヶ橋の下で寝る
36日目-1 ありがたいお接待を受けながら内子町へ、小田川沿いの木材動物アートに癒やされる
36日目-2 農祖峠ルートを選び、道の駅小田の郷せせらぎに
37日目-1 雨の農祖峠を越え久万高原町へ
37日目-2 八十八分の四十四番目はどしゃぶりの大宝寺、その後アクシデント発生
38日目-1 恐怖の峠御堂トンネルを抜け、いやしの宿八丁坂さんにザックを預ける
38日目-2 空身でらくらく八丁坂を越え、四十五番札所岩屋寺へ
38日目-3 体調に異変が生じる中、レストパーク明神へ
39日目-1 目覚めの恐怖を乗り越え、四十六番札所浄瑠璃寺で手のモデル!?
39日目-2 お遍路もGWの賑わい!四十七番札所~四十九番札所
39日目-3 GPSトラブルがありつつも、衛門三郎伝説の五十一番札所石手寺へ
39日目-4 道後温泉に入り道後公園に泊まる
40日目-1 朝からトラブルも地元の方に導かれ五十二番札所太山寺、五十三番札所円明寺へ
40日目-2 9日ぶりに海を眺め、文化の森公園に泊まる
41日目-1 松山市を抜け、瓦と石油基地の町菊間へ
41日目-2 五十四番札所延命寺~五十五番札所南光坊、駿河か伊豆かで悩む
42日目-1 五十六番札所泰山寺~五十八番札所仙遊寺、油断して体力消耗
42日目-2 五十九番札所国分寺、明日に備え最後のゆうパック
42日目-3 お遍路おじいさんに再会後、臼井御来迎に泊まる
43日目-1 愛媛のラスボス!?石鎚山中腹の横峰寺に挑む
43日目-2 シャクナゲが華やかな六十番札所横峰寺から雨雲と競争しながら下山
44日目-1 六十一番札所~六十三番札所、石鎚神社で御神水カエル発見!?
44日目-2 六十四番札所前神寺後、導かれるように善根宿へ
45日目 夏のように暑い一日、新居浜市から四国中央市へ
46日目-1 愛媛最後の札所、六十五番札所三角寺へ