※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。
4月28日、お遍路38日目その2。
お遍路38日目は四十五版札所岩屋寺を目指して、道の駅天空の郷さんさんを出発。途中にあるいやしの宿八丁坂でザックを預かっていただいた。
その1はこちら。
38日目-1 恐怖の峠御堂トンネルを抜け、いやしの宿八丁坂さんにザックを預ける
八丁坂越え
小雨のなか、ゆるい登り坂が続いているが体が軽いので全く苦にならない。
道は車道から外れていく。
遍路道を塞ぐ倒木。
しばらく進んでいくと分岐がある。右が八丁坂ルートの山登り、左が林道ルートのようだ。
今日は天気もよくないし林道で無難に行こうかと左に歩き出す。が、50M歩いて足を止める。せっかく荷物を預かっていただいて空身状態なんだしなんだし八丁坂を歩こうかな、と思い直した。
八丁坂は急坂あり、細かい下り登り返しが続く難所と聞いていた。ザックを背負っていたら間違いなく林道ルートを進んだであろう^^;
八帖坂の茶屋跡と南無大師遍照金剛の石碑。
昨日買った「そのまんまゆず」があるのを思い出し食べてみたら、甘酸っぱくてめっちゃ美味しい。疲労回復にもよさげ^^
雨はぽつりぽつり程度で済んでいる。雲が多いが尾根からの展望も悪くない。天気が良ければ石鎚山がみえるポイントもあるらしいが、今日はちょっと無理そうだ。
三十六童子のお迎え
細かい登り下りを繰り返したあと、急な下りになる。がんがん下っていくとやがて三十六童子が迎えてくる。
普香王童子(ふこうおうどうじ)。
金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう) 。
波利迦童子(はりかどうじ)。
真っ赤な不動明王像。三十六童子とは不動明王が従えている童子とのこと。
せり割行場。
四十五番札所岩屋寺
八丁坂を越え、三十六童子行場、せり割行場とすすんでくると岩屋寺の仁王門にたどり着いた。
岩屋寺の説明。
本堂。本堂わきに法華仙人堂跡に登るハシゴがみえる。
法華仙人堂へのハシゴ。堂といっても岩山のくぼみのような穴である。ここで岩屋寺を開山した法華仙人という女仙人が修行をしていたらしい。
誰でも登れるようなので登ってみる。こういうところに登るとちょっとどきどきしてテンションがあがってしまう。
仙人堂からみた本堂。ちょうど屋根の高さと同じくらいだ。
法華仙人堂五輪塔。
法華仙人はなぜこんなところで修行をしていたのか、ちょっと興味がひかれたが詳しいことはわからない。
大師堂。
御朱印。
納経を終え、地図を見ようと休憩所のベンチに行く。歩きお遍路さんが休まれていたので声をかけてみると、おとといお会いしたツエルトの宿泊まりのお遍路さん だった。教えてもらった道の駅で寝ましたとお礼を伝えると、おまんじゅうをいただいてしまう。しかも昨日、大宝寺の参道で僕の後ろ姿を見かけ「雨の中、ストイックに歩かれてるなぁ」と思われたそうで、ちょっと恥ずかしい気持ちになる。ほんとにストイックに歩いれば昨日のうちに国民宿舎までいけないこともなかったはず。実際は雨で心が折れ、道の駅で休んでいただけなのでストイックとはほど遠い、、^^;
おまんじゅうのお礼を伝え、出発。できれば雨がやんでいる今のうちにいやしの宿八丁坂でザックを回収して道の駅まで戻りたかった。
帰りは八丁坂ではなく林道、車道ルートを歩く。岩屋寺遍照閣。宿坊だろうか?立派な建物だった。
千体仏。
山門。
石柱門。
この先の参道にはお土産物屋や屋台が並んでいた。昨日の青年に聞いた屋台のよもぎ餅を食べたかったが、残念ながら今日はやっていないようだった。
その3へ続く。
ソライロノート
【ソライロ遍路準備編】
【ソライロ遍路移動編】
0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!
54日目 家に帰るまでがお遍路
【ソライロ遍路各県初日】
徳島編:1日目-1 ソライロ遍路スタート!
高知編:11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
香川編:46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊
【ソライロ遍路愛媛編】
30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ
30日目-2 愛媛最初の札所観自在寺、公園野宿を見逃していただく
31日目-1 激しい雨風の56号線を歩き、ゆらり内海で休憩
31日目-2 密室の遍路小屋で怪しげな先客と二人きり
31日目-3 遍路小屋の夜
32日目 体調不良で急遽宿に泊まる
33日目-1 病み上がりのリハビリ歩き
33日目-2 雨のなか3日ぶりの納経後、道の駅泊
34日目-1 四十二番札所佛木寺から歯長峠越え
34日目-2 四十三番札所明石寺後、遍路小屋で一人焼肉
35日目-1 鳥坂峠を越え、予定外の臥龍の湯に浸かる
35日目-2 野宿の聖地十夜ヶ橋の下で寝る
36日目-1 ありがたいお接待を受けながら内子町へ、小田川沿いの木材動物アートに癒やされる
36日目-2 農祖峠ルートを選び、道の駅小田の郷せせらぎに
37日目-1 雨の農祖峠を越え久万高原町へ
37日目-2 八十八分の四十四番目はどしゃぶりの大宝寺、その後アクシデント発生
38日目-1 恐怖の峠御堂トンネルを抜け、いやしの宿八丁坂さんにザックを預ける
38日目-2 空身でらくらく八丁坂を越え、四十五番札所岩屋寺へ
38日目-3 体調に異変が生じる中、レストパーク明神へ
39日目-1 目覚めの恐怖を乗り越え、四十六番札所浄瑠璃寺で手のモデル!?
39日目-2 お遍路もGWの賑わい!四十七番札所~四十八番札所
39日目-3 GPSトラブルがありつつも、衛門三郎伝説の五十一番札所石手寺へ
39日目-4 道後温泉に入り道後公園に泊まる
40日目-1 朝からトラブルも地元の方に導かれ五十二番札所太山寺、五十三番札所円明寺へ
40日目-2 9日ぶりに海を眺め、文化の森公園に泊まる
41日目-1 松山市を抜け、瓦と石油基地の町菊間へ
41日目-2 五十四番札所延命寺~五十五番札所南光坊、駿河か伊豆かで悩む
42日目-1 五十六番札所泰山寺~五十八番札所仙遊寺、油断して体力消耗
42日目-2 五十九番札所国分寺、明日に備え最後のゆうパック
42日目-3 お遍路おじいさんに再会後、臼井御来迎に泊まる
43日目-1 愛媛のラスボス!?石鎚山中腹の横峰寺に挑む
43日目-2 シャクナゲが華やかな六十番札所横峰寺から雨雲と競争しながら下山
44日目-1 六十一番札所~六十三番札所、石鎚神社で御神水カエル発見!?
44日目-2 六十四番札所前神寺後、導かれるように善根宿へ
45日目 夏のように暑い一日、新居浜市から四国中央市へ
46日目-1 愛媛最後の札所、六十五番札所三角寺へ