※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。
5月5日、お遍路45日目。
お遍路45日目の朝は5時半起き。いつも相部屋はなかなかなれないのだが、今回はまずまず眠れた。 枕元には僕の洗濯物が畳んで置いてあった。おかあさんがとりこんでくれたようだ。
44日目はこちら。
44日目-1 六十一番札所~六十三番札所、石鎚神社で御神水カエル発見!?
44日目-2 六十四番札所前神寺後、導かれるように善根宿へ
朝飯&行動食
朝飯は若者にもらったトムヤムクンヌードル。
今日の予定
今日は新居浜市を出て四国中央市に入る。次の札所六十五番の三角寺までは32-3キロある。標高500Mの山の上なので野宿場所もなんとかなりそうな気はするが、一気に三角寺まで行くのは体力的に少し厳しそうだ。数キロ手前の山に入る手前にある戸川公園を目指して歩くことにする。
スーは手早く身支度を整えて一番最初に出発。三線弾きの若い旅人もしばらくして出ていった。僕と同じように公園を目指すつもりらしいので、夜はまた一緒になるかもしれない。おかあさんに挨拶をしてから出発しようと思い待っていたのが、どうやらまだ起きてこないようだったので名残惜しいが出発することにした。いつかまたここに来よう。
新居浜市から四国中央市へ
まずは近くのコンビニで今日の行動食を確保しておく。いもけんぴはお腹にたまるので行動食としても優秀。ミルクチュロッキーはその場で食べた。
今日も天気がよく一日暑くなりそうだ。歩いてみると少し体が重く感じるのと足が痛い。昨日温泉まで片道30分をサンダルで歩いたときに、少し足の裏が痛くなったのでテーピングがほしかったがファミリーマートでは見つからなかった。薬局があるといいのだが。
途中のコンビニを2軒のぞいてみたがテーピングはない。
坂の下大師堂、新四国八十八ヶ所二十番札所とある。
デイリーストアーの右に昨日の寝床候補の1つだった市民の盛キャンプ場への入口があった。
のどかな風景。
四国のみち案内図。
関川。
気持ちのよい天気、のどかな風景のなかを気分良く歩いていたが、どうも体が少し重い。
道を歩いてたらおばあさんに呼び止められ少し立ち話をする。中でお茶でも一杯どうですか?と誘われお言葉に甘えさせていただき、家の中で一服させていただいた。ちょうどお昼時だったのも有り、いろいろ食べ物までいただてしまった。
おばあさんはなんと90歳!息子さんに先立たれたあと、どこかで息子に会えるんじゃないかと思われて、金剛杖を片手に北海道から沖縄まで歩いてまわられたとか・・・。あまり長居はできないので、小一時間ほどで立ち去る。別れ際、少しの時間だったけど息子が帰ってきたみたいだったとおっしゃられ涙、、、;;
先に進む。
三度栗大師。
三度栗旧跡と三界万霊地蔵尊。
ときわはし。
別格二十霊場十二番札所延命寺
別格の延命寺。お参りがてらちょっと休ませていただく。お遍路出発当初は余裕があれば別格もぜんぶまわっていこうと思っていたが、遍路道沿いの別格以外はスルーしているのが実際のところなので、別格は数えるほどしか寄れてない。
本堂。
本堂内。
鐘楼堂付近は瓦落下の危険とあった。
大師堂内。
延命寺説明。
お寺のすぐ横にある休憩所。しばらく休んでから出発。
寝床探し
今日は暑いだけでなく、少し足も痛いし、体も重い。あまり歩ける気がしないので、省エネでゆっくり歩くことにする。
15時をまわり、そろそろ今日の寝床のあたりをつけておきたい。第一候補だった戸川公園まではまだまだ距離がある。もう少し手前でなんとかならないだろうか、、
健康の館東洋館というのがあったが営業していないようだ。温泉がやっていれば入りたかった。
向こう側から歩いて来たおばちゃんに「今日は暑いから大変ですね」と声をかけられ「なにか飲んでください」と200円をいただいてしまった、、大変ありがたい感謝(人)
ファミマがあったのでいただいたお金でデカビタCを購入して燃料補給。
地図を確認すると、目指していた公園より手前に遍路小屋があるようだ。宿泊できるようなら今日はそこまでにしよう。あと4キロくらいだろうか。
遍路道案内板。
明日のターゲットとなる六十五番札所三角寺。
歩道橋の上から遍路小屋発見!駐車場の一角のような場所だ。
ヘンロ小屋・秋桜とある。宿泊不可の文字なし。もう18時だし、今日はここまでとする。近くにコンビニもスーパーなどもある。小屋内にテントはぎりぎり張れそうだ。
すぐ近くのローソンでテーピングを見つけたので購入。足の裏にマメができそうで痛い。
薄暗くなってきたが誰も来なさそうなので、小屋内にテント設営。
夕飯
すぐ近くにすき家があるのを目にしてどうしても食べたくなってしまった。キング牛丼でも食べようかと思ったが米は炊いたほうが安上がりなので、盛帰りで牛皿3倍盛。がっつり肉を食らう!
出納帳
・ミルクチュロッキー(ファミマ) 108円
・いもけんぴ(ファミマ) 108円
・デカビタC(ファミマ) 128円
・テーピング(ローソン) 529円
・牛皿3倍盛(すき家) 680円
・お接待 200円
【集計】
宿泊費:0円
風呂:0円
洗濯:0円
食費:1024円
日用品:529円
お参り:0円
合計:1553円
ルート
Googleマップ(別窓)
ルート:7:10萩生庵-7:18ファミリーマート新居浜萩生店7:26-12:42三度栗大師12:46-13:22別格霊場第十二番延命寺13:31-14:36コメリ土居店14:50-16:12ファミリーマート土居インター店16:15-18:12ヘンロ小屋秋桜(泊)
・合計時間:11時間1分
・合計距離:28.07km
・最高点の標高: 189m
・最低点の標高: 3m
・累積標高(上り):306m
・累積標高(下り):335m
45日目GPS(ヤマレコ)
ソライロノート
夏のような暑い一日、足取りが少し重くがつがつ歩くことはできなかった。愛媛に入ってから16日たった。長いようであっという間だったが、あと少しで終わってしまうのも寂しい。明日は愛媛最後の札所三角寺、残りの札所は24、急ぎすぎず大切に歩こう。
46日目に続く。
【ソライロ遍路準備編】
【ソライロ遍路移動編】
0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!
54日目 家に帰るまでがお遍路
【ソライロ遍路各県初日】
徳島編:1日目-1 ソライロ遍路スタート!
高知編:11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
香川編:46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊
【ソライロ遍路愛媛編】
30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ
30日目-2 愛媛最初の札所観自在寺、公園野宿を見逃していただく
31日目-1 激しい雨風の56号線を歩き、ゆらり内海で休憩
31日目-2 密室の遍路小屋で怪しげな先客と二人きり
31日目-3 遍路小屋の夜
32日目 体調不良で急遽宿に泊まる
33日目-1 病み上がりのリハビリ歩き
33日目-2 雨のなか3日ぶりの納経後、道の駅泊
34日目-1 四十二番札所佛木寺から歯長峠越え
34日目-2 四十三番札所明石寺後、遍路小屋で一人焼肉
35日目-1 鳥坂峠を越え、予定外の臥龍の湯に浸かる
35日目-2 野宿の聖地十夜ヶ橋の下で寝る
36日目-1 ありがたいお接待を受けながら内子町へ、小田川沿いの木材動物アートに癒やされる
36日目-2 農祖峠ルートを選び、道の駅小田の郷せせらぎに
37日目-1 雨の農祖峠を越え久万高原町へ
37日目-2 八十八分の四十四番目はどしゃぶりの大宝寺、その後アクシデント発生
38日目-1 恐怖の峠御堂トンネルを抜け、いやしの宿八丁坂さんにザックを預ける
38日目-2 空身でらくらく八丁坂を越え、四十五番札所岩屋寺へ
38日目-3 体調に異変が生じる中、レストパーク明神へ
39日目-1 目覚めの恐怖を乗り越え、四十六番札所浄瑠璃寺で手のモデル!?
39日目-2 お遍路もGWの賑わい!四十七番札所~四十九番札所
39日目-3 GPSトラブルがありつつも、衛門三郎伝説の五十一番札所石手寺へ
39日目-4 道後温泉に入り道後公園に泊まる
40日目-1 朝からトラブルも地元の方に導かれ五十二番札所太山寺、五十三番札所円明寺へ
40日目-2 9日ぶりに海を眺め、文化の森公園に泊まる
41日目-1 松山市を抜け、瓦と石油基地の町菊間へ
41日目-2 五十四番札所延命寺~五十五番札所南光坊、駿河か伊豆かで悩む
42日目-1 五十六番札所泰山寺~五十八番札所仙遊寺、油断して体力消耗
42日目-2 五十九番札所国分寺、明日に備え最後のゆうパック
42日目-3 お遍路おじいさんに再会後、臼井御来迎に泊まる
43日目-1 愛媛のラスボス!?石鎚山中腹の横峰寺に挑む
43日目-2 シャクナゲが華やかな六十番札所横峰寺から雨雲と競争しながら下山
44日目-1 六十一番札所~六十三番札所、石鎚神社で御神水カエル発見!?
44日目-2 六十四番札所前神寺後、導かれるように善根宿へ
45日目 夏のように暑い一日、新居浜市から四国中央市へ
46日目-1 愛媛最後の札所、六十五番札所三角寺へ