※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。
4月14日、お遍路24日目その1。
お遍路24日目の朝は4時半起き。夕べはかなり降ったようだが、雨の音はまったく気にならずぐっすり眠れた。もう雨はあがっているようだ。
23日目はこちら。
1 三十七番札所岩本寺から水車亭でスイーツ休憩
2 猿田彦神社に寄り道し、土佐佐賀温泉こぶしのさとへ
朝飯
朝飯はナスとしめじ入りにんにく納豆麦飯チャーハン。
お遍路で食べた自炊遍路飯のレシピを紹介するシリーズ(インスタント麺を除く)、今回は24日目の朝飯に作った「ナスとしめじ入りにんにく納豆麦飯チャーハン」です。 [adcode] 材料 […]
行動食分。
ナスとしめじがまだ残っているのでお昼はこれでパスタにしよう。
今日の予定
今日はお天気になるらしいので、暑くなるかもしれない。足摺岬まではまだ72キロあるので今日も刻んでいく必要があるが、11日間連続野宿でついにバッテリーが尽きるため今日は宿必須となる。午後の早いうちに浮鞭あたりの宿を押さえておこう。黒潮町の横断する歩くようなイメージだ。
ちなみにヘンロ小屋は誰も来なかったので、こんな風に中にテントを張って寝た。おかげでテントを全く濡れさずに済んだ。
パッキング完了。
熊井隧道へ
昨夜の雨は上がっているが、まだ山には霧がかかり、雲が多い。
黒潮町の朝の風景。
今日もお遍路さん休息マップがあった。
休憩所までの距離。
休憩所の写真。
よくみると、「お遍路さんに人気のトンネル」とある。遍路道は国道をこのまま進んでいくわけではないらしい。
左へ。
熊井地区に入ってきたのかな。
遍路道は山道になる?
と思ったらすぐにトンネルに出た。
トンネルの案内にはこうある。『明治38年(1905年)12月に工事が完成し、長さ90メートルあり、「トンネルというものは入口は大きいが出口はちいさいものぢゃのう」と言った人があるという』
トンネルをみてみると、たしかにそう見えるw
短いトンネルなのでヘッデンをつけるまでもないと中に入る。トンネルというのは出口以外の一切の光が遮断されていることがわかる。本当に何も見えない。自分が歩いている足元も、自分の足も、手も全く見えないのだ。あわててスマホのライトを付けるがほとんど役に立たない。といっても出口も見えているし、そんな怖いわけではない。むしろ何もない何も見えない真っ暗闇の中を歩くのはわくわくしてとても楽しい。
あっという間にトンネルを抜け、土佐くろしお鉄道の線沿いを歩く。
再び高知の美しい海へ
ローソンがあったので行動食用のお菓子とパスタを購入しておいた。
すぐ先に道の駅なぶら土佐佐賀。
まだ休憩はしなくてもいいかなぁと思ったが、何か食材がないかと思い道の駅をのぞいてみる。干し野菜はこういうところじゃないと手に入らないからなぁ。一番欲しいのは干しにんじんなのだが残念ながら置いてなかった。出入り口の売店でカツオバーガーとカツオコロッケが売っているのが目にとまる。やっぱり高知ならではなのものも食べておきたい。ホントならカツオのタタキとかがいいんだけど、まだお腹は空いてないのでお手頃な安い方のコロッケを食べてみた。ちゃんとカツオの味がして美味しい。
道の駅から少し進んだところに佐賀休憩所。ちょうど土佐くろしお鉄道の陸橋があり、電車の写真を撮りたかったのでザックを下ろした。
ちょうど電車が来たーと思ったら、タイミングが遅れた。
歌舞伎揚を食べて休んでいたら、自転車にのったおじさんがやってきた。自転車にたくさんの荷物をくくりつけてある。お話を聞いてみると、お遍路ではなく四国一周自転車旅(野宿)をされているそうだ。
自転車旅も気持ちよさそうだな~。いつかやってみたい。
歌舞伎揚を少し差し上げたら、お返しに金柑をいただいた。
佐賀休憩所から横浜トンネルをくぐると海に出た。2日前に焼坂峠、七子峠を越えてから少し内陸側に入ってたので久しぶりの海に感じた。やっぱり海は気持ちがいい!!
鹿島が浦という場所のようだ。
これが鹿島という島だと思われ。
何もない国道56号線だが、左を見れば海。とても気持ちのいい遍路道だ。
鹿島ヶ浦幡多十景の標識。
歌の碑があった。
「これを絵に うつしてみたし かすむ島
佐賀山や 都めかして 八重ざくら
安政五年三月十一日 防意軒半開の句」
碑があるところは木々で景観がよく見えなかったが、少し進んだところに公園の展望台があった。
この場所は左に室戸半島、右に足摺岬が見えるらしい。目を凝らしてよーく見てみる。うっすらと、、、いやよく見えないwそれにしても気持ちのいい場所だ。青い空と海、心地いい波の音、気持ちのいい海風、心が広がっていくような開放感。最高に気持ちいい。
急にauのCM曲「海の声」が聴きたくなりYoutubeで探して聴いてみる。あーぴったりだー^^
のどかなひとときだった。
佐賀公園駅前休憩所。このあたり(東屋の左側)一体が土佐西南大規模公園になっているようだ。トイレ、水もあり、海を眺めながら野宿できてよさげ。
少し先の奥まったところにいい展望台をみつけた。眺めもよく気持ちのいい場所なのに人が来なさそう!こんなところでテント張ったら気持ちいいだろうなぁ、、、
展望台で青い海と空を眺めながら昼飯
11時近くになっていたので、ここで昼飯にしようとザックをおろしてみると、ザックにくくりつけたはずのものがない。、、、
昨日の写真だけど、こんな風に吊るしていたのが、網ごとなくなってた、、、
歩いているときに落ちたのか?ザックを降ろしたときにでも落ちたのか?いずれにしろ遍路道のどこかにナスとしめじをばらまいてしまったようだ。道を汚してしまってごめんなさいm(_ _)m
ナスとしめじ入りのナポリタンにしおうと思ってのに、、、;;予定変更でワカメと干しきゅうりの納豆パスタに。
それでも海を眺めながら食べるパスタうはうまかった。
お遍路で食べた自炊遍路飯のレシピを紹介するシリーズ(インスタント麺を除く)、今回は24日目の昼飯に作った「ワカメと干しきゅうりの納豆パスタ」です。 [adcode] 材料 ・パス[…]
その2へ続く。
ソライロノート
【ソライロ遍路準備編】
【ソライロ遍路移動編】
0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!
54日目 家に帰るまでがお遍路
【ソライロ遍路各県初日】
徳島編:1日目-1 ソライロ遍路スタート!
愛媛編:30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ
香川編:46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊
【ソライロ遍路高知編】
11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
11日目-2 魔の55号線で大きな痛手
12日目-1 二十三番札所から三日目、食べても食べても力が入らず
12日目-2 フラフラになりながら室戸岬にたどり着く
13日目-1 高知初の札所に到達しyoutube仲間の陣中見舞い
13日目-2 道具と食材と体と心を整える
14日目-1 雨の中、二十六番札所金剛頂寺へ
14日目-2 田野町の温泉に入り、二十三士公園に野宿
15日目-1 真っ縦を登り二十七番札所神峯寺へ
15日目-2 真っ縦の登り返し後、温泉に入れず公園野宿
16日目-1 長く苦しかった国道55号線が終わる
16日目-2 少年の導き
17日目-1 雨の遍路みちを歩き、二十九番札所国分寺へ
17日目-2 三十番札所善楽寺から打ち戻り、一宮墓地公園へ
18日目-1 三十一番札所竹林寺~三十二番札所禅師峰寺
18日目-2 車救出後、種崎千松公園へ
19日目-1 浦戸大橋の一番高い所からの風景を眺め、三十三番札所雪蹊寺~三十四番札所清龍寺へ
19日目-2 三十五番札所清瀧寺後、窪地休憩所にて野宿
20日目-1 三十六番札所青龍寺
20日目-2 龍温泉に入り、ゆる~い一日に
21日目 浦ノ内湾の北岸を歩き、土佐市から須崎市へ
22日目-1 焼坂峠を越え中土佐町へ
22日目-2 添蚯蚓遍路道を歩き四万十町へ
23日目-1 三十七番札所岩本寺から水車亭でスイーツ休憩
23日目-2 猿田彦神社に寄り道し、土佐佐賀温泉こぶしのさとへ
24日目-1 熊井隧道を抜け、再び高知の美しい海へ
24日目-2 ベテランお遍路に叱られ凹みつつ、ゴルフ場に泊まる
25日目-1 四万十ブルーに見惚れ、10年後に思いを馳せる
25日目-2 下ノ加江海岸で初めての砂浜野宿
25日目-3 その夜
26日目-1 足摺岬へ向かう途中、以布利港でジンベイザメに出会った
26日目-2 四国最南端足摺岬へ
27日目-1 足摺半島をぐるっと周り、中浜万次郎生家に寄り道
27日目-2 足摺半島西岸を歩き、バス待合所で野宿
28日目-1 食料計画が崩れる
28日目-2 雨の月山詣でと命の梅干し
29日目-1 宿毛の遍路小屋であやしげな老人に出会う
29日目-2 デポ作戦を決行し、高知最後の札所へ