※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。
4月15日、お遍路25日目その1。
お遍路25日目の朝は5時起き。久々の布団で気持ちよく眠れ、寝覚めもよかった。
24日目はこちら。
1 熊井隧道を抜け、再び高知の美しい海へ
2 ベテランお遍路に叱られ凹みつつ、ゴルフ場に泊まる
朝飯
朝飯はほうれん草としめじのにんにく麦飯チャーハン。行動食分も作っておいた。
お遍路で食べた自炊遍路飯のレシピを紹介するシリーズ(インスタント麺を除く)、今回は25日目の朝飯に作った「ほうれん草としめじのにんにく麦飯チャーハン」です。 [adcode] 材料 […]
今日の予定
次の札所まではまだ48キロあるのであと2日かけて足摺岬まで歩く。今日は四万十川を渡り四万十市を抜けて土佐清水市に入っておきたい。市野瀬川沿いか下ノ加江の海辺に出たあたりで野宿場所を確保したい。
まずは土佐ユートピアCCの方に道の駅大方までは送迎していただく。夕べの地震の話題、四国はどこも逃げ場はないですからねぇという話になった。山方面への逃げ道を常に考えながら歩いた方がいいのかもしれないと感じた。
セーブポイントに到着。
今日もいいお天気の中、出発。
四万十川を渡る
あるき始めるとかわいらしい光景に遭遇!
特等席から通りを走る車やら、歩いている人を眺めていたわんちゃん。
ローソンがあったので今日の行動食を買っておく。
チャーハンもあるし、これで今日もシャリバテなく歩けるだろう。準備万端。
小一時間歩いたところにまたローソンを発見。高知はローソン天国だ。セブンは全く見かけない。ファミマも、サークルKもめったに見かけない。ローソンは1日1回はみる。
これから足摺岬に向け、お店はどんどんなくなっていくと思われ。そう考えたら急にコンビニのコーヒーが飲みたくなったので、コンビニのお遍路さん休憩所でコーヒーブレイク。
少し登りになってきた。これがボディブローのように地味に効いてくる。日差しも強くなってきた。
足摺岬方面と入野松原との分岐。
峠を越えたようで下り坂になった。
蛎瀬川。
ちょうど休憩所があったので休憩する。あとから歩きお遍路さんがやってきたので少しお話をする。お遍路さんは渡しを利用しようか悩んでいらっしゃった。昨日は波が高くて渡しがでなかったそうだ。
渡しもいいよなぁと惹かれる気持ちもあった。が、今日は風が少し強いし、行ってみて今日は出せないと言われたら嫌だなぁと思い、四万十大橋を渡ることにした。
文旦の木?がたくさんあり実がなっていた。
もうふた登りくらいあってから下りになり、ようやく勾配のない道に出た。向かいから僕の2倍くらいあるものすごく大きな荷物を背負った人がきた。お遍路さんの格好ではないので旅人だろうか?僕の2倍というのは比喩ではなく、本当にそのくらいの荷物があった。道の反対側だったのと車が往来していたのもあり、軽く会釈しただけで通り過ぎてしまったが、一体どんな旅をしているのか、とても興味をそそられる。
まだ午前中だというのに体の怠さを感じ、少し休憩して行動食をとるために、道の端で休む。昨日はふとんでしっかり休んだのに、今日は少し体が重い気がする。
後ろからご夫婦のお遍路さんがやってきた。道端に座っていたせいか「大丈夫ですか?」と心配されてしまった。あ、休んでるだけです、、^^;
少し歩くと、本日3軒目のローソン休憩所を発見!四国八十八ヶ所ローソン巡りの旅!w
喉が渇いたのでコーラブレイク。暑さのせいもあるだろうか、、今日は休んでばっかりだ。
コンビニを出てすぐ先に四万十川と大きな橋が見えてきた。
橋の手前に東屋があり、お遍路さんが休んでいた。近づいていくと先ほど声をかけられたご夫婦のお遍路さんがお昼を食べていた。休憩するつもりはなかったが、少しお話がてら座らせていただいた。
お二人は八十八ヶ所と別格二十箇所を含めた百八ヶ所は以前に歩いたことがあり、今回は新四国曼荼羅霊場をまわられながら、のんびり歩かれているのだとか。新四国というのは初めて聞いたがそういうのがあるらしい。この先のルート、野宿場所などにも詳しくいろいろとアドバイスもいただいた。気になっていた足摺半島をぐるっとまわる海ルートについて伺っみると、何もないけど海が綺麗なので景色を楽しみたければおすすめとのことだった。
のんびり歩いていると仰っていたので、このお二人にはまたお会いするかもしれないと思いつつお二人に別れを告げる。
いよいよ四万十大橋を渡る。
川がまるで海のような色だった。吸い込まれるような青色。時間を忘れ、美しい四万十ブルーにしばし見惚れる。
10年後に思いを馳せつつ昼飯
橋を渡ってからは自炊場所を探しながら歩いた。川沿いの道だったので、どこでもよさそうではあったが少し風が強かった。
どこか風が避けられる場所はないかなぁと歩いていたところ、四万十川野鳥自然公園というところに着いた。ヘンロ小屋・四万十もあったので、自炊するにはもってこいだ。
小屋にはご夫婦らしきお二人とワンちゃんが。お話をしてみると、福岡から来られていて区切り打ちで夜は車中泊なのだそうだ。歩いているのは旦那さんだけで、ワンちゃんと奥さんは車でサポートしつつ、観光もしつつ並走されているとか。素敵なご夫婦だ。
ご主人は僕の大きなザックをみて、その荷物で八十八ヶ所を歩けたらすごいと、えらく感心をしていだいた。
そして20歳先輩のご主人からこんなことを言われた。
「貴乃花は10年で横綱になった。10年あればなんでもできる。」
10年後の自分は一体何をしているのだろう。一時代を築くような横綱になった貴乃花のように何かを成し遂げているのだろうか、、、。
昼飯にしよう。残っていた1.5倍日清焼きそばを使い、ほうれん草としめじの焼きそばを食べる。
デザートにいちご、ご夫婦にいただいたものだ^^
甘酸っぱくて、めっちゃ美味しい!今日の疲れが一気に吹き飛ぶ。一気に全部食べちゃいたかったが、がまんして半分は行動食用に残した。
その2へ続く。
ソライロノート
【ソライロ遍路準備編】
【ソライロ遍路移動編】
0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!
54日目 家に帰るまでがお遍路
【ソライロ遍路各県初日】
徳島編:1日目-1 ソライロ遍路スタート!
愛媛編:30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ
香川編:46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊
【ソライロ遍路高知編】
11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
11日目-2 魔の55号線で大きな痛手
12日目-1 二十三番札所から三日目、食べても食べても力が入らず
12日目-2 フラフラになりながら室戸岬にたどり着く
13日目-1 高知初の札所に到達しyoutube仲間の陣中見舞い
13日目-2 道具と食材と体と心を整える
14日目-1 雨の中、二十六番札所金剛頂寺へ
14日目-2 田野町の温泉に入り、二十三士公園に野宿
15日目-1 真っ縦を登り二十七番札所神峯寺へ
15日目-2 真っ縦の登り返し後、温泉に入れず公園野宿
16日目-1 長く苦しかった国道55号線が終わる
16日目-2 少年の導き
17日目-1 雨の遍路みちを歩き、二十九番札所国分寺へ
17日目-2 三十番札所善楽寺から打ち戻り、一宮墓地公園へ
18日目-1 三十一番札所竹林寺~三十二番札所禅師峰寺
18日目-2 車救出後、種崎千松公園へ
19日目-1 浦戸大橋の一番高い所からの風景を眺め、三十三番札所雪蹊寺~三十四番札所清龍寺へ
19日目-2 三十五番札所清瀧寺後、窪地休憩所にて野宿
20日目-1 三十六番札所青龍寺
20日目-2 龍温泉に入り、ゆる~い一日に
21日目 浦ノ内湾の北岸を歩き、土佐市から須崎市へ
22日目-1 焼坂峠を越え中土佐町へ
22日目-2 添蚯蚓遍路道を歩き四万十町へ
23日目-1 三十七番札所岩本寺から水車亭でスイーツ休憩
23日目-2 猿田彦神社に寄り道し、土佐佐賀温泉こぶしのさとへ
24日目-1 熊井隧道を抜け、再び高知の美しい海へ
24日目-2 ベテランお遍路に叱られ凹みつつ、ゴルフ場に泊まる
25日目-1 四万十ブルーに見惚れ、10年後に思いを馳せる
25日目-2 下ノ加江海岸で初めての砂浜野宿
25日目-3 その夜
26日目-1 足摺岬へ向かう途中、以布利港でジンベイザメに出会った
26日目-2 四国最南端足摺岬へ
27日目-1 足摺半島をぐるっと周り、中浜万次郎生家に寄り道
27日目-2 足摺半島西岸を歩き、バス待合所で野宿
28日目-1 食料計画が崩れる
28日目-2 雨の月山詣でと命の梅干し
29日目-1 宿毛の遍路小屋であやしげな老人に出会う
29日目-2 デポ作戦を決行し、高知最後の札所へ