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【ソライロ遍路紀行36日目-2】農祖峠ルートを選び、道の駅小田の郷せせらぎに

2016-04-26 18.22.58_ワンタッチテント

※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。

4月26日、お遍路36日目その2。
お遍路36日目、朝6時すぎに野宿の聖地十夜ヶ橋を出発し、大洲市から内子町に入った。日差しが強くなるなか、何度もありがたいお接待を受けつつ 小田川沿い歩いてきた。

その1はこちら。
36日目-1 ありがたいお接待を受けながら内子町へ、小田川沿いの木材動物アートに癒やされる

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鴇田峠越えと農祖峠越え、どっちを選ぶか?

そろそろこの先のルートを決めないと。この先、お遍路の中でも結構な難所と思われる峠越えが待っている。

ルートは2つ、鴇田峠越えと農祖峠越え。どう違うのか地図を確認してみる。どうやら鴇田峠のほうが距離は短いが標高は高く、農祖峠越えは距離が長いが標高は少しだけ低いようだ。どうせなら標高が高い方を越えて行こうかとも思ったが、問題が1つあった。食材の確保をしなければない。鴇田峠ルートを進むと、この先峠を越えて向こう側の町に着くまでお店が一切なさそうだった。農祖峠ルートは、この先コープがあり、さらに道の駅もあるので寝床も確保できそうだ。

農祖峠越えにしよう。

ルートが決まればあとは歩くのみ。

しばらく歩くと屋根付きのバス停があったので休憩、ちょうど大きめのザックを持ったお遍路さんが1人休まれていた。お菓子をおすそ分けしてお話をしてみる。宿泊まりでの通しで歩かれているそうで、登山靴を履かれていたので、もしやと思ったらやはり山もやられているとのこと。実はツエルトも持っていて、お遍路中に一度は野宿をしてみようと思っているだがなかなかできないとか。確かに一番最初の野宿が一番緊張するだろう。役に立つかわからないが、自分はこんな感じで野宿をしていると説明した。野宿できそうな場所はいろいろチェックしているそうで、 この先、大宝寺そばに遍路地図にはない道の駅があると教わる。明日の寝床にいいかもしれない。

日差しはまだ暑いが少しずつ傾いてきた。早いところ買い物をして寝床を確保したい。

途中、千人宿記念大師堂という大師堂があった。泊まりたい方は管理をされている向かいのうどん製麺所さんに声をかけるいいようだ。

2016-04-26 14.05.59_千人宿大師堂
2016-04-26 14.06.10_千人宿大師堂内

布団もあるし、製麺所のうどんを買わせていただければ食料になる。 15時を回っていたらここでいいかなと思ったかもしれないが、今日はもっと先まで歩こうという気持ちになっていた。

千人宿大師堂の更に先にもう一つ大師堂があった。こちらは宿泊施設のない小さな大師堂、楽水大師とあった。

2016-04-26 14.17.22_楽水大師
2016-04-26 14.17.50_楽水大師内

先程のお遍路さんはこの近くの旅館に入って行かれた。分岐を農祖峠ルート側に進み、あと3キロでお店があるはず。もうひと踏ん張りだが、今日は暑さに体力を奪われているので休み休みゆっくり歩く。雲は多くなってきたがお天気は持ちそうだ。

お遍路休憩所にて。ここで休まれたお遍路さんたちの納め札がたくさん貼られていた。

2016-04-26 14.45.39_東屋内に貼り付けられた納め札

Aコープがあり、ようやく今日の目的地の1つに到着!と思ったのだが、、、どうやら今日は閉まっているようだった・・・。ここで 今日明日の食料を買おうと思っていたので、かなり痛い。あとは道の駅頼みだが、道の駅は食べ物が全く売ってない場合もあるし、夕方になるとお惣菜系は売り切れという可能性も高い。最悪、ギリギリの食料での峠越えという可能性もある。とにかく急いで道の駅に行こう!

道の駅小田の郷せせらぎ

残り少ない体力で出来る限り急いで道の駅に着いた。

2016-04-26 16.06.10_道の駅小田の郷せせらぎ

まずは食べ物を買い漁る。お米やお弁当的なものはなかったが、なんとか明日まで持ちそうなくらいの食料をゲット!

たらいうどんと蒸し饅頭。カツ巻きと唐揚げを2セットずつ。

2016-04-26 17.05.54_たらいうどんと蒸し饅頭
2016-04-26 17.08.01_カツ巻と唐揚げと惣菜パン

それから暑い一日を乗り切ったご褒美にソフトクリーム^^これがボリューム満点で超美味しかった!!

2016-04-26 16.18.40_ソフトクリーム

夕飯

東屋の下にテントを張ることにしてまずは腹ごしらえ。

今日の夕飯はたらいうどん、かつ巻き、唐揚げ。出来合いのものばかりだからお腹いっぱいになった。

2016-04-26 17.20.07_たらいうどん
2016-04-26 17.30.47_今日の夕飯

飯を食べていると学生風の若いお遍路さんがやってきた。どうやら野宿らしいが、体はかなり細いのにテントを担いでここまできたとはたくましい。道の駅に食料はあまり残っていなかったので飯は大丈夫か?と声をかけてみたが、大丈夫とのこと。野宿お遍路さんと話をするのは宿毛の遍路小屋で韓国人のご夫婦にお会いして以来、同じ苦労をしてきたもの同士、野宿での苦労話に花が咲く。学生さんは「ここの峠越え、岩屋寺までの難所を切り抜ければあとはあとは最後までいける気がします」と。

一息ついたところでそろそろテントを張る。学生さんのテントはドッペルギャンガーの ワンタッチテントだった。広げるところをみせていただいたが本当に一瞬でテントが組み上がってびっくり。重さは2.1キロ、欠点はテントがなかなか乾かないことだとか。とはいえ、毎日野宿をしていたらテントがカラカラに乾くことはあまりないだろうし、欠点とはいえないかもしれない。

2016-04-26 18.22.58_ワンタッチテント

出納帳

・デニッシュドーナツ(ローソン) 108円
・除菌ウェット携帯30枚(ローソン) 154円
・濃厚焼きチーズタルト(サークルKサンクス) 158円
・ソフトアイス(サークルKサンクス) 148円
お接待130円
お接待500円
・コーラ(自販機) 130円
・ソフトクリーム(道の駅) 300円
・蒸し饅頭(道の駅) 240円
・つけうどん(道の駅) 420円
・鶏の唐揚げ2(道の駅) 360円
・カレーパン(道の駅) 90円
・つぶあんパン(道の駅) 80円
・カツ巻き2(道の駅) 260円

【集計】
宿泊費:0円
風呂:0円
洗濯:0円
食費:2294円
日用品:154円
お参り:0円

合計:2448円

ルート


・ルート:6:17十夜ヶ橋の下-6:41ローソン大洲松ヶ花店-9:20サークルK内子町-11:22お遍路無料宿-14:05千人宿大師堂-14:17楽水大師-16:06道の駅小田の郷せせらぎ(泊)
・合計時間:9時間55分
・合計距離:29.67km
・最高点の標高: 214m
・最低点の標高: 8m
・累積標高(上り):919m
・累積標高(下り):746m
36日目GPS(ヤマレコ)

ソライロノート

愛媛に入って数日の印象は、高知より都会で町中は店も多いが、山沿いに入ると何もない。コンビニの勢力図にも変化、今まででローソンの天下だったが愛媛ではサークルKサンクスがローソンに迫る勢いだ。そしてお接待がすごい、1日に3回も受けたのは今日が初めてだった。ありがたいことによく声もかけていただき元気をいただく。感謝(人)

明日は天気が悪い中での峠越えになる。いつもより早めにたって44番札所を目指したい。

37日目へ続く。

【ソライロ遍路準備編】

ルール詳細
パッキング編
パッキング編2(食材)
自炊計画

【ソライロ遍路移動編】

0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!
54日目 家に帰るまでがお遍路

【ソライロ遍路各県初日】

徳島編:1日目-1 ソライロ遍路スタート!
高知編:11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
香川編:46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊

【ソライロ遍路愛媛編】

30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ
30日目-2 愛媛最初の札所観自在寺、公園野宿を見逃していただく
31日目-1 激しい雨風の56号線を歩き、ゆらり内海で休憩
31日目-2 密室の遍路小屋で怪しげな先客と二人きり
31日目-3 遍路小屋の夜
32日目 体調不良で急遽宿に泊まる
33日目-1 病み上がりのリハビリ歩き
33日目-2 雨のなか3日ぶりの納経後、道の駅泊
34日目-1 四十二番札所佛木寺から歯長峠越え
34日目-2 四十三番札所明石寺後、遍路小屋で一人焼肉
35日目-1 鳥坂峠を越え、予定外の臥龍の湯に浸かる
35日目-2 野宿の聖地十夜ヶ橋の下で寝る
36日目-1 ありがたいお接待を受けながら内子町へ、小田川沿いの木材動物アートに癒やされる
36日目-2 農祖峠ルートを選び、道の駅小田の郷せせらぎに
37日目-1 雨の農祖峠を越え久万高原町へ
37日目-2 八十八分の四十四番目はどしゃぶりの大宝寺、その後アクシデント発生
38日目-1 恐怖の峠御堂トンネルを抜け、いやしの宿八丁坂さんにザックを預ける
38日目-2 空身でらくらく八丁坂を越え、四十五番札所岩屋寺へ
38日目-3 体調に異変が生じる中、レストパーク明神へ
39日目-1 目覚めの恐怖を乗り越え、四十六番札所浄瑠璃寺で手のモデル!?
39日目-2 お遍路もGWの賑わい!四十七番札所~四十八番札所
39日目-3 GPSトラブルがありつつも、衛門三郎伝説の五十一番札所石手寺へ
39日目-4 道後温泉に入り道後公園に泊まる
40日目-1 朝からトラブルも地元の方に導かれ五十二番札所太山寺、五十三番札所円明寺へ
40日目-2 9日ぶりに海を眺め、文化の森公園に泊まる
41日目-1 松山市を抜け、瓦と石油基地の町菊間へ
41日目-2 五十四番札所延命寺~五十五番札所南光坊、駿河か伊豆かで悩む
42日目-1 五十六番札所泰山寺~五十八番札所仙遊寺、油断して体力消耗
42日目-2 五十九番札所国分寺、明日に備え最後のゆうパック
42日目-3 お遍路おじいさんに再会後、臼井御来迎に泊まる
43日目-1 愛媛のラスボス!?石鎚山中腹の横峰寺に挑む
43日目-2 シャクナゲが華やかな六十番札所横峰寺から雨雲と競争しながら下山
44日目-1 六十一番札所~六十三番札所、石鎚神社で御神水カエル発見!?
44日目-2 六十四番札所前神寺後、導かれるように善根宿へ
45日目 夏のように暑い一日、新居浜市から四国中央市へ
46日目-1 愛媛最後の札所、六十五番札所三角寺へ

【ソライロ遍路全記事一覧】

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