※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。
3月29日、お遍路8日目その1。
朝4時頃に起きる。地元の方が言われていた通り夜はかなり冷え込んだが、着れるものをすべて着て寝たら暖かった。熟睡とまではいかなかったがまあまあの睡眠がとれた。
7日目はこちら。
1 遍路ころがし鶴林寺越え
2 小学校に泊まろう!
朝飯&出発
朝飯は残っていたうどんにした。小学校の水道を使わせていただく。
うどんは水道がある場所じゃないとやりにくいのでこういう場所にいるときにやるに限る。
冷え込んで手がかじかむ中、撤収&パッキング完了。
5:50、小学校を出発。お世話になりましたm(_ _)m
次の札所太龍寺までは約4.5キロだ。
二十一番札所太龍寺越え
太龍寺への遍路道は、「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と言われる三番目の遍路ころがしだ。
今日はここ2,3日では一番調子がいいかもしれない。昨日、十分休養したのが効いてる気がする。
これなら今日は普通に歩けそうだ。
昨日お昼を食べた休憩所のごみ箱にゴミを捨てさせてもらう。
近頃、公共の場所にごみ箱というのがほとんど無いので、自由に捨てさせていただけるごみ箱というのは歩き遍路にとって非常にありがたい。
那賀川を渡る。いい景色だ!
ここの河原や橋の下も、野宿ポイントとしてよさ気だった。
枝垂れ桜。田舎の良い風景だなぁ。
東屋のある休憩所。苔がいい感じに生えている。
気づいたら電波が入らない。四国にきてずっと電波は入っていたが初めてだ(docomo回線の格安SIM DMM使用)。
太龍寺登り口。ここから山道。
山間から日が差す。
舟形丁石。
舟の形をした道しるべ、1丁(109M)間隔で置かれている。
太龍寺山門への階段。
8時前にここまでたどり着いた。遍路ころがしというわりにはそれほど大変だと思わなかった。ペースは悪くない。
ただ、普通は鶴林寺から太龍寺へは一気に歩くことが多いようなので、昨日のうちに太龍寺まで来ていたら相当キツかっただろう、、。
太龍寺山門。
赤い門柱。
自撮り。
太龍寺鐘楼門。
太龍寺境内。
太龍寺多宝塔。
聖観世音菩薩。
子育地蔵尊。
太龍寺本堂。
太龍寺大師堂。
太龍寺御朱印。
境内で先日の善根宿を教えてくれた歩きお遍路さんにまた再会した。毎日お会いしているということは歩くペースも一緒ということなのだろう。
次の札所まで11.6キロ。
太龍寺にはロープウェイがあり、本堂のすぐ先に乗り場がある。まあ自分の場合は関係ないが、歩きにこだわらなければ下りはロープウェイで景色を眺めながら下るのもいいかもしれない。
太龍寺からはまた山道を下る。しかもすぐにアスファルトの道になる。アスファルトの下りはきついが、昨日の鶴林寺からの下りよりはまだマシだった。
公衆トイレ。
水が引かれていて「龍山の湧水」とある。
結構大きめのザック(推定15キロくらい)を背負ったおじさんが遍路道を走っていき、あっという間に視界から消えていった。すごい!こんなところを走ったら足を痛めそうだが、あんな体力が自分も欲しい、、。
昼飯
まだお昼までだいぶ時間があるが、お腹が空いてきた。最初の頃行動食として食べていたドライウインナーはもうない。干し肉は料理にも使いたいのでなるべく節約したい思いもある。お店で行動食を買っておいたほうがいいなぁ。
それにしてもお腹がやばい、これ以上がまんすると動けなくなりそうなくらいの空腹感だ。山の中なら自炊をしやすいので、少し早いが山を降り切ってしまう前に飯にすることにした。
遍路道脇のちょっとしたスペースで。少し時間がかかるが麦を炊いてみよう。夕飯にテントで麦を炊くことはあったが昼飯に炊くのは初めて。
町中だとあまり時間をかけたくないので、麦飯を炊くのはまずやらないが山ならいいだろう。
ご飯を蒸らしているとぽかぽか陽気で眠ってしまいそうになる。
麦飯カレーピラフ完成!
お遍路で食べた自炊遍路飯のレシピを紹介するシリーズ、今回は8日目の昼や11日目の朝に作った「麦飯カレーピラフ」です。 [adcode] 材料 ・押麦 1合 ・水 1.8カップ ・カレールウ 1-1.5カケ ・干し[…]
お昼に一合は多いので半分はジップロックに入れて行動食に。
この自分で作る行動食は雲ノ平のときにクスクスでやったけどなかなか便利。お金も節約できるし、食べたいときに自分が食べたい量だけたべれるのでとても良い。
お腹も満足。今日の行動食の不安もなくなった。
8日目その2に続く。
ソライロノート
【ソライロ遍路準備編】
【ソライロ遍路移動編】
0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!
54日目 家に帰るまでがお遍路
【ソライロ遍路各県初日】
高知編:11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
愛媛編:30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ
香川編:46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊
【ソライロ遍路徳島編】
1日目-1 ソライロ遍路スタート!
1日目-2 お遍路の洗礼と逆打ち先輩との出会い
2日目 初めてのお接待体験
3日目 最大の難所焼山寺に向け万全の準備
4日目-1 遍路ころがし焼山寺に挑む
4日目-2 遍路ころがしを越えた先
5日目-1 人それぞれの遍路道
5日目-2 十三番札所大日寺~十七番札所井戸寺
5日目-3 地蔵越遍路道を越え初めての河原野宿
6日目-1 十八番札所恩山寺~十九番札所立江寺
6日目-2 心身ともに疲労困憊
7日目-1 遍路ころがし鶴林寺越え
7日目-2 小学校に泊まろう!
8日目-1 遍路ころがし太龍寺越え
8日目-2 二十二番札所平等寺から弥谷観音前休憩所へ
9日目-1 海沿いを歩き二十三番札所薬王寺を目指す
9日目-2 薬王寺と温泉とひとり野宿
10日目-1 室戸岬への長い道のりの始まり
10日目-2 牟岐町から海洋町へ、徳島最後の夜