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【ソライロ遍路紀行48日目-3】弘法大師生誕の善通寺を打ち善根宿へ

2016-05-08 18.09.04_樹齢千数百年の大楠

※ソライロ遍路53日間の全貌、ツイートしきれなかった部分も余すところなく織り込んでます。

5月8日、お遍路48日目その3。
お遍路48日目は七十一番札所~七十三番札所までを打ち終えたあと、あまりにも天気がよかったので捨身ヶ嶽伝説の我拝師山に登ってみた。

その1、その2はこちら。
48日目-1 へんろ小屋で手打ちうどんのお接待、七十一番札所~七十二番札所
48日目-2 天気がいいので幼き空海が修行したという我拝師山に登る

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三流コーヒーとはなんぞ!?

山登りを楽しんだあと、休憩する間もなく出釈迦寺をたつ。すでに15時を回っていたが、数キロの間に2つの札所があるので、今日はあと2つまわりたいところだ。

このあたりも麦畑が多い。麦の穂が黄金色に色づいていた。

2016-05-08 15.32.50_金麦畑

遍路道の左側に大きな手書きの看板があった。「缶コーヒー50円よりドリンク80円より」とある。

2016-05-08 15.24.03_缶コーヒー50円より

へぇ~、50円は安いなぁ、、と思いつつも缶コーヒーを飲みたい気分じゃなかったので、特に興味も沸かず自販機の横を通り過ぎようとした。が、そこには素通りできない何かが、、、!!!

思わず自販機を2度見してしまう!!?

こ、これは、、、こんなことが許されるのだろうか、、ww

なんと、自販機のコーヒーが紙で覆われ、手書きで三流コーヒーと書かれていたのだったww二流を通り越して三流、、だから50円という安い値段ということなのだろうかw

2016-05-08 15.25.02_三流コーヒー!?

この自販機で三流コーヒーを購入したら、どこのメーカーのどんな缶コーヒーが出てくるのだろうか、、!?俄然興味が湧いてしまった。

というわけで50円玉を入れて購入。三流コーヒーの正体はこちら。

2016-05-08 15.28.18_三流コーヒーの正体

SANGARIAというメーカーの缶コーヒーが出てきた。

自販機で三流というレッテルを貼られてしまったコーヒーの味やいかに?飲んでみたが、特に美味しくはなかったが、まあ普通に飲める普通の缶コーヒーじゃないかと^^v

七十四番札所甲山寺

ほどなく七十四番札所甲山寺に到着。

甲山寺石柱門。

2016-05-08 15.41.53_甲山寺石柱門

中門。

2016-05-08 15.42.08_甲山寺中門

山門。

2016-05-08 15.42.56_甲山寺山門

本堂。

2016-05-08 15.44.52_甲山寺本堂

大師堂。

2016-05-08 15.55.06_甲山寺大師堂

御朱印。

2016-05-08 15.57.29_甲山寺御朱印

次の札所まで1.6キロ。納経終了時間まではあと1時間、なんとか間に合うだろう。

このあたりを歩いていて思ったのは、町中に入ってきたので野宿できそうな場所は簡単にはみつかりそうもないだろうなぁということ。

おへんろさん休憩所。

2016-05-08 16.11.29_おへんろさん休憩所

七十五番札所善通寺

七十五番札所善通寺に着いた。ここは弘法大師生誕の地される札所でもあり、敷地が広く大きい。

中門。

2016-05-08 16.21.33_善通寺中門

五重塔。

2016-05-08 16.22.50_善通寺五重塔

本堂。

2016-05-08 16.23.11_善通寺本堂

釈迦堂。

2016-05-08 16.23.26_善通寺釈迦堂

あまりに敷地が広くて大師堂がどこにあるのかわからずうろうろしてしまう。お遍路地図には善通寺本堂、観智院、御影堂と書かれているのだが、どうやら御影堂が大師堂のことのようだ。本堂と敷地が別れていて、なかなか気づかなかった。

御影堂の敷地に仁王門があった。遍照金剛閣の文字。

2016-05-08 16.32.56_善通寺仁王門

そして御影堂の写真は撮り忘れてしまった。

御朱印。迷ったせいで納経時間にギリギリになってしまった。

2016-05-08 18.00.16_善通寺御朱印

今日の寝床

さて、敷地内のベンチに座って今日の寝床について考える。できれば野宿場所を探したかったが、地図を開いてみるがこのあたりでは難しいように思えた。ただ今日はもう一つ当てがあった。例の野宿一覧表にも載っていた善根宿だ。善通寺の寺務所で紹介していただけるそうだ。今日は山登りで体力も使ったので、少し楽をさせていただき善根宿にお世話になることにしよう。

納経所で寺務所の場所を聞き行ってみる。寺務所はいろは会館という宿坊施設のところにあった。こちらに泊まられるお遍路さんもいた。しかもひっきりなしに予約や問い合わせの電話がきていた。たくさんのお遍路さんが利用されるようだ。

善根宿のことを伺ってみると、すぐに話が通じて宿の鍵を持ってきてくださった。場所はここから近いようで明日の朝、鍵を返しに持ってくればいいようだ。

2016-05-08 16.58.31_善根宿の鍵

ちょっとだけ迷ったがすぐに宿についた。古い一軒家だった。鍵を開けて中に入ってみる。台所や居間があり普通の家だ。

2016-05-08 18.02.41_善根宿の台所

家についたら家主に電話をするように言われていたのでかけてみる。元気のいい家主さんが出られた。今からこちらにきて説明をしてくださるとのこと。待っているとしばらくしていらっしゃった。Tさんという女性の方だった。宿に泊まる上での注意事項を受けた後、善通寺と弘法大師のお話などをしてくださった。Tさんに善通寺南大門を入った左手にあるクスノキを見てきたか?と聞かれた。恥ずかしながら全く気がつかなかった。南大門をくぐった右手に五重塔、左手には大きな立派なクスノキがある。これは弘法大師がお生まれてになられた時からあった樹齢千数百年になる大楠なのだそうだ。ぜひ見ていくといいと言われた。そして仁王門には弘法大師の著書「三教指帰」の言葉「玉藻所帰之嶋橡樟蔽日之浦(玉藻なすところの島、橡樟、日を覆うの浦)」が記されているが気がついたか?と。全く気づきませんでした・・・。「橡樟、日を覆うの浦」の「橡樟」とはこの楠のことなのだそうだ。という感じで30分ほど解説をいただいた。なんでもTさんは元学校の先生でしかも海外向けに空海の本の翻訳されたりもしているとか。すごい方のようだ。

2016-05-08 19.08.22_空海関連書籍多数

いろいろと勉強になったので、買い物がてらもう一度善通寺に来てみた。

2016-05-08 18.08.12_善通寺南大門

これが大楠のようだ。で・か・い

2016-05-08 18.09.04_樹齢千数百年の大楠
2016-05-08 18.08.43_境内の楠について

少し歩きスーパーマルナカへ。戦利品はキャベツ、豚肉、卵とお菓子。

2016-05-08 18.31.25_今日の戦利品

夕飯

宿に戻ったが他にお遍路さんは来ていないようだ。なら今日は1人でお好み焼きパーティ。善根宿の食器、調理器具をお借りしたおかげでいい感じにできた。

遍路飯

お遍路で食べた自炊遍路飯のレシピを紹介するシリーズ(インスタント麺を除く)、今回は48日目の夕飯として善通寺そばの善根宿のキッチンで作った「お好み焼き」です。48日目にして初の粉ものでした。 [adcode[…]

#60_お好み焼き_完成

出納帳

・お賽銭(弥谷寺) 20円
・納経代(弥谷寺) 300円
・お賽銭(曼荼羅寺) 20円
・納経代(曼荼羅寺) 300円
・お賽銭(出釈迦寺) 20円
・納経代(出釈迦寺) 300円
・缶コーヒー 50円
・お賽銭(甲山寺) 20円
・納経代(甲山寺) 300円
・お賽銭(善通寺) 20円
・納経代(善通寺) 300円
・キャベツ半切(マルナカ) 118円
・中力粉500g(マルナカ) 149円
・卵4個(マルナカ) 124円
・豚もも(マルナカ) 225円
・えびうす焼(マルナカ) 105円
・あんドーナツ(マルナカ) 105円

【集計】
宿泊費:0円
風呂:0円
洗濯:0円
食費:876円
日用品:0円
お参り:1600円
合計:2476円

ルート


Googleマップ(別窓)
ルート:6:15天保山親水公園-7:26へんろ小屋茶処高瀬8:26-9:19落合大師堂-9:39八丁目大師堂9:52-10:13七十一番札所弥谷寺10:52-12:04七十二番札所曼荼羅寺12:28-12:44七十三番札所出釈迦寺13:22-13:48捨身ヶ嶽禅定(出釈迦寺奥の院)-14:07我拝師山-14:24捨身ヶ嶽禅定-14:44出釈迦寺-15:41七十四番札所甲山寺15:57-16:21七十五番札所善通寺16:58-17:45善根宿武本18:00-18:15マルナカ善通寺店18:31-19:00善根宿武本(泊)
・合計時間:10時44分
・合計距離:24.72km
・最高点の標高: 459m
・最低点の標高: 8m
・累積標高(上り):714m
・累積標高(下り):724m
48日目GPS(ヤマレコ)

ソライロノート

宿には内風呂もある。太陽熱で沸かしたお風呂で疲れを洗い流しさっぱり。

畳の上で布団を敷いて寝させていただいた。ありがたや、ありがたや。

幼い空海が修行のために何度も登ったという我拝師山。今日はあまりにも気持ち良い天気だったのでこんな日に登らないのはもったいないと思い、予定にはなかった山登りが楽しかった。善根宿泊となったが宿主のTさんに我拝師山に登ってきたと言うと、少しびっくりされていた。あの山に登られるお遍路さんはそんなにはいないらしく、いい経験をされたと仰ってくださった。

気分もリフレッシュでき、宿でゆっくり休むことができた。

49日目に続く。

【ソライロ遍路準備編】

ルール詳細
パッキング編
パッキング編2(食材)
自炊計画

【ソライロ遍路移動編】

0日目 沼津から四国に向けて、いざお遍路の地へ!
54日目 家に帰るまでがお遍路

【ソライロ遍路各県初日】

徳島編:1日目-1 ソライロ遍路スタート!
高知編:11日目-1 朝から雨、徳島から高知へ入る
愛媛編:30日目-1 松尾峠を越え、第三の地伊予の国へ

【ソライロ遍路香川編】

46日目-2 やまじ風吹き荒れるなか六十六番札所雲辺寺、初めての通夜堂泊
47日目-1 雲辺寺を下山し六十七番札所大興寺、観音寺市を歩く
47日目-2 六十八番札所~七十番札所、銭形砂絵を眺めため池のほとりで野宿
48日目-1 へんろ小屋で手打ちうどんのお接待、七十一番札所~七十二番札所
48日目-2 天気がいいので幼き空海が修行したという我拝師山に登る
48日目-3 弘法大師生誕の善通寺を打ち善根宿へ
49日目 雨のお参りは傘が役に立つ、七十六番札所~七十八番札所を打ち善根宿へ
50日目-1 カタツムリのお遍路、いそがずあせらず50日目
50日目-2 最後の遍路ころがしを越え、最高の遍路小屋にたどり着く
51日目-1 お遍路最大のピンチ!集団に襲われる!?
51日目-2 八十三番札所~八十四番札所、狸の聖地屋島に泊まる
52日目-1 八栗寺参道沿いのよもぎ餅屋のおばちゃんにハッパをかけられる
52日目-2 うどん納めをして八十七番札所長尾寺まで
52日目-3 おへんろ交流サロンを経由し最後の難関女体山へ
53日目-1 ラストナンバーにて結願、そして奉納
53日目-2 八十八番札所の先、四国一周をつなぎ閉幕

【ソライロ遍路全記事一覧】

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